ギーザー・バトラーとマット・ソーラムのDeadland Ritual、現実を思い知り解散

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ギタリストのスティーヴ・スティーヴンスは、ブラック・サバスのギーザー・バトラー(B)、元ガンズ・アンド・ローゼズ/ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのマット・ソーラム(Dr)、元アポカリプティカのフランキー・ペレス(Vo)と結成したバンドDeadland Ritualが短命に終わったのは、現実を思い知ったからだと考えているそうだ。

ギーザー・バトラーは、ブラック・サバスが活動休止後、2018年にDeadland Ritualをスタートさせた。彼らは2枚のシングルをリリースし、2019年にはフェスティヴァルに出演したりツアーを開催したが、早々に店じまいした。バトラーは昨年春、「Deadland Ritualは死んだ」と認め、解散の理由を「このウイルスにとどめを刺された。俺ら、12か13曲作ってて、昨年の3月にスタジオに入るところだったんだ。でも、全てが閉鎖した。マットが脱退し、スティーヴは肺かなんかの持病があり、ウイルスのせいで家を出られない。俺らは再開できなかった。来年やるかどうかもわからない」と話していた。

一方のスティーヴンスは違う見方をしているようだ。彼は最近、SiriusXMの『Trunk Nation With Eddie Trunk』でこう話した。「本当に難しかったよ。俺ら、契約を交わすところだった。ヨーロッパでツアーをやっただろ。俺ら全員、経験豊富なミュージシャンで、ある種のライフスタイルに慣れている。でも、そこではオープニング(・アクト)じゃなきゃならなかった。いくつかのフェスティヴァルに出演し、小さなクラブでもプレイした。最初はみんな、やりたい、挑戦しようって言ってたが、現実を突きつけられると……、ろくでもない食事やホテルなんかに直面して、興味を失ったんだと俺は思ってる」

しかし、スティーヴンスはメンバーたちの相性は良く、これまでに作った曲の数々がいつか、何らかの形で日の目を見ることを願っているという。

Deadland Ritualは2018年終わりに「Down In Flames」、2019年に「Broken And Bruised」と2枚のシングルを発表した。公演ではオリジナル・ソングに加え、ブラック・サバスやヴェルヴェット・リヴォルヴァー、ビリー・アイドルの曲をプレイしていた。



Ako Suzuki
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