【連載】フラチナリズムの労働to武道館vol.56「感謝」

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▲エスフォルタアリーナ八王子ワンマン大成功!

労働to武道館フラチナリズムの労働to武道館
~売れてないバンド界イチ売れてるバンドが武道館を目指す話~

非常に急ではありますが
さて、非常に急なことではありますが、56回目の今日この日を持ちまして、
労働to武道館フラチナリズムの労働to武道館
〜売れてないバンド界イチ売れてるバンドが武道館を目指す話〜
こちらのコラムは最終回とさせて頂くことになりました。
まずは今まで読んで下さいましてありがとうございました。

そしてなかなか武道館に行けない中、連載を続けさせてくださったBARKSさん!本当にありがとうございます。感謝しかありません。
挨拶が遅れました。フラチナリズムのコラム最終回男を担当しております。モリナオフミです。最終回と言えどもコラムはコラムなので、今回も一生懸命書かせて頂きたいと思っております。

さて、先月のコラムにも書かせて頂きましたが、我々が気合いを入れまくりでお届けしたイベント

2021.12.18(土)
フラチナリズムARENA ONEMAN LIVE
『ザ・ベスト』
16:00 開場 / 17:00 開演
※入場無料ワンマンライブです

↑こちらのイベント、まずは無事に終了しました。
クラウドファンディングにご協力頂いた皆さんや、ご来場頂いた皆さん、
スタッフさんや、様々な方のおかげで無事に終えることが出来ました。
本当にありがとうございました。
この時期に無謀とも言える挑戦ではございましたが、初のアリーナワンマンライブを笑顔満開の会場で迎えることが出来て、僕らのバンド人生の中でも凄く特別な日になりました。
今回はそのイベントのことを中心に書いて行きたいと思っております。
それではフラチナリズムの労働to武道館!ラストコラム!いっちゃいましょう!!

初のアリーナワンマン
2021年12月18日。
ついにその日はやってきました。
フラチナリズムとして、初めてのチャレンジであるアリーナでのワンマンライブ。
アリーナアリーナ言ってますけど、アリーナの意味もよくわからず響きだけでアリーナかっこいい!
ってな具合でロマンだけを追いかけてやろうと思ったアリーナワンマン。

僕らみたいなもんは、とにかく次から次へとチャレンジして行く事でしか、バンド活動を存続することは難しいというのが本当のところ。
維持する。ということは、常に前進し拡大させていくことでしか成立しません。どんな商売でもそうだと思います。ことバンド活動においてもそうだと思います。
僕らはその『広げる』という部分を、こういう大規模ワンマンライブに位置づけています。かなりリスキーでとんでもない作戦だとは思いますが、これが一番わかりやすくていいと思います。
バンドの一番の部分は何か?『ライブ』以外には無いと思っています。
今出来る最高級のものを、普段ライブを見ない人にも、新規の人にも、ふわーっと知ってる人にも、そしていつも応援してくれるファンの方にも、全員無料で見てもらう。
そして、その模様を発信してもらう。これがハイリスクハイリターンの広告だと思っています。

とにかくやるしかねー!ってことで走り始めたこの企画。
今までやったことのあるホールワンマンとは違い、アリーナワンマンはとにかく『お金がかかる』。
同じキャパシティのホールでかかる費用の約3倍はかかると思います。
やるときは資金繰りに気を付けながらやってくださいw怪我します。
また僕らは出来ることを全部詰め込んだので、本当にめちゃくちゃお金かかりました(自業自得)
でも、それに対して後悔なんて微塵もないですし、控え目にいって、最高でした。

とてつもない大きなステージ。
とてつもない音響。
とてつもない照明。
とてつもない映像。
とてつもない特効。
とてつもない雰囲気。
とてつもないお客さん。






え?ここ超大型フェスのメインステージなん?いやいや!俺らのワンマンやんけ!
と、何度も目を疑ってしまう、そんな光景と時間があっという間に流れて行きました。

本番中に何度も『バンドやってきてよかったなぁ』と心から思いながら、本当にすぐに終わりました。たかだか二時間強の為にこれまで色々やってきたのかと思うとあっけない気もしますが、でも僕らにとっては間違いなく人生に刻まれる二時間であったことも間違いありません。

結果的に、めちゃくちゃ赤字でしたが、めちゃくちゃいい経験が出来ました。
しかし、ショービジネスとして捉えるならば、めちゃ赤字なんで胸を張れる事ではありません。
この経験や映像を使って、その時来てくれたお客さんと一緒にどのように、この素晴らしい経験を外に発信するのか?
これからは、この部分がよっぽど大事になってくると思います。
ハイリスクをハイリターンに変えていけるのかはこれからの僕達次第ということです。

なにはともあれ、人生最高の一日であったことは間違いありません。
本当にありがとうございました。また無茶します。続けたいので。

さいごに
フラチナリズムは今のところ売れていません。ヒット曲もありません。武道館もまだ無理です。このコラムを書いていた5年間では少なからず結果という結果は残せてないかもしれません。
ただし、その中でも確実に残せているものは『バンド自体』です。
ここ最近、続けることすら困難であるということが露呈しているエンタメ界です。仲間もどんどん辞めていきました。メンバーの脱退や、活動休止をめちゃくちゃ見てきました。それは必ずしもネガティブなことではないとは思いますが、少なからず辞めたくて始める人はいないので、きっと道中で当初の目標と変わっただけの話です。
だから辞めたり諦めたりする人は全然悪くないし、『選んだ』だけなので悪しからず。

フラチナリズムの道中はたまたま目標も変わることなく、メンバーも変わることなく、バンド自体を残せているということには誇りを持っています。
この部分が残っていなかったら武道館という夢は成し遂げられないと思っているので。
形を変えて、もっといい形で、とかじゃなくてフラチナリズムというバンドで武道館を目指します。

このコラムは最後になりますが、僕達はまだまだ続いていくんです。続けていくんです。
右往左往しながら、今月ピンチだ!なんて言いながら、そんな毎日を、ただただ好きなだけで始めたその初動の気持ちのまんまで。
その中で試行錯誤しながらあれやこれやてんやわんやしながらも、生き続けていきます。
今までこちらに書かせてもらった記事は自分たちが生きてきた証として残りますので、 自分自身への教科書として使わせて頂きたいと思います。

最後になりましたが、BARKSさん。本当に楽しい連載をさせてくれてありがとうございました。
またニュースになりそうなことを起こしたら連絡しますね。
これからもよろしくお願いします。

こんな乱文を読んでくれた皆さん。本当にありがとうございます。
労働to武道館フラチナリズムの労働to武道館
〜売れてないバンド界イチ売れてるバンドが武道館を目指す話〜
お話はまだまだ続きます。お楽しみに。ではまたどこかで。

フラチナリズム モリナオフミ

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