アンドリス・ネルソンス指揮ゲヴァントハウス管弦楽団によるブルックナー交響曲全曲録音シリーズ第6弾『交響曲第1番・第5番 他』2月11日発売&ワーグナー「イゾルデの愛の死」先行配信開始

ポスト
(C)Gerd Matthes

現代の楽壇をリードする指揮者のひとり、1978年ラトヴィア出身のアンドリス・ネルソンスが、自らカペルマイスター(楽長)を務めるドイツの名門、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団とともに録音しているブルックナーの交響曲全曲録音シリーズは、その透明感溢れる音響やスマートな表現で、既存のブルックナーのイメージを打ち破り、多くの支持を得ている。この度、9曲の交響曲録音完結編となる『ブルックナー:交響曲第1番・第5番 他』が2022年2月11日(金)に全世界同時発売されることが決定した。

◆アンドリス・ネルソンス 関連音源&画像

今回収録されているのは、ブルックナーが「生意気な浮浪児」と呼び愛着を持っていた交響曲第1番。いくぶん無骨なオリジナル稿はリンツ稿、晩年に手を加えた改訂稿はウィーン稿と呼ばれ、近年はオリジナルのリンツ稿による演奏が主流となっているが、ネルソンスはより洗練されたウィーン稿を選択した。この選択についてネルソンスは「年齢を重ねた作曲家が、交響曲の道を歩み始めた頃を振り返ったヴァージョンというのは、非常に珍しいものなんですよ。ブルックナーの最初の交響的作品に、後の作品の経験を投入しているのは魅力的で、感動的でさえあります。そして、ブルックナーの自己批判の目を最後まで耐え抜いたこの独創的な版が今日ほとんど演奏されないことに驚かされます」と語っている。

そしてもう一曲、金管のコラールや厳格な対位法的書法で壮大な大伽藍を築く交響曲第5番は、後期の傑作群に優るとも劣らないスケールの大きさと完成度を誇る作品。壮麗な響きは、最もブルックナーらしさをまとい、人気作のひとつとなっている。また、本シリーズはブルックナーが敬愛したワーグナーのオペラからの管弦楽曲が毎回カップリングされている。今回のカップリングは、冒頭の官能的な「トリスタン和音」が機能和声崩壊の発端となったとされる革命的作品、楽劇《トリスタンとイゾルデ》から「前奏曲とイゾルデの愛の死」となっている。



本日、アルバムからワーグナーの「イゾルデの愛の死」の先行配信がスタートした。


『ブルックナー:交響曲第1番・第5番 他』

2022年2月11日(金)
UCCG-45043/4  ¥3,850(税込)
詳細・配信はこちら https://nelsons.lnk.to/bruknerPR

■収録曲
CD1
リヒャルト・ワーグナー
楽劇《トリスタンとイゾルデ》
1.第1幕への前奏曲
1.イゾルデの愛の死
アントン・ブルックナー
3)交響曲 第1番 ハ短調
1.ウィーン稿1890/91 ギュンター・ブロシェ版

CD2
アントン・ブルックナー
1.交響曲 第5番 変ロ長調調
原典版1878 レオポルト・ノーヴァク版

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 指揮:アンドリス・ネルソンス
録音:2021年5月(ワーグナー)、2020年11月(第1番)、2019年5月(第5番) ライプツィヒ・ゲヴァントハウス〈ライヴ〉
(MQA 88.2kHz/24bit)

◆アンドリス・ネルソンス オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報