ブルース・ディッキンソン、ツアー開始時は「緊張。歌詞シートをバックステージに置いてる」

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アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソン(Vo)が、新たにツアーを開始するとき抱いている緊張感と不安について語った。シンガーにとって一番恐ろしいのが、歌詞を度忘れしてしまうことだという。

◆アイアン・メイデン画像

ディッキンソンは、クリス・ジェリコのポッドキャスト『Talk Is Jericho』でこう話した。「アイアン・メイデンとステージに上がる直前は緊張するよ。特に、ツアーが始まったばかりのときはね。5、6公演終えると、ルーティーンって感覚を取り戻す。どうやって進むか、わかっているからね。でも、最大の恐れは、特にシンガーにとっては、ステージに上がり、口を開いても、クソみたいな言葉、もしくは何も出てこないってやつだ。理不尽だが、起こり得る。だから白状すると、俺は、バックステージに歌詞を書いた紙を置いてある。見ることはないんだが、ないとわかると、怖くなる」

ディッキンソンは7年ほど前、歌詞を表示するテレプロンプターを使うミュージシャンを非難し、「俺らはまだプロンプターなんて使ってない。知らなかったよ、プロンプター使っている奴がいるなんて。全くなんだってんだ? みんな高い金払ってるのに、歌詞さえ覚えられないってのか?」「俺が見た中で最もマヌケなやつが(ジュ—ダス・プリーストの)“Breaking The Law”だ。プロンプターにこう出るんだよ。“Breaking the law, breaking the law, Breaking the law, breaking the law, Breaking the law, breaking the law, Breaking the law”って。バカげている」と話していた。

ロブ・ハルフォードは当時、これに対し、大笑いした後、「俺はブルースが大好きだ。愛している。素晴らしい友人だ。そして、あいつはずけずけと物を言う。素晴らしいバンドの素晴らしいフロントマン、素晴らしいシンガーだ。それに、こんなこといくらでも言われるもんだろ。ブルースはただ言い過ぎただけだよ」と返している。ハルフォードはその数年前、プロンプターを使用していることを認め、「やることがあり過ぎて、覚えられない。俺の友人のブルース・ディッキンソンみたいになんでもできるといいんだが」と話していた。

アイアン・メイデンは5月、約2年ぶりにツアーを再開する。



Ako Suzuki
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