【レポート】対バン型ミュージックリアリティショー『COREMANIA』第一弾(10-FEET×SUPER BEAVER)、「楽しさが緊張を超えていくよな!」

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アーティストたちが演奏とトークを自由に楽しむ姿を届ける“対バン型ミュージックリアリティショー”「COREMANIA」が2022年1月にスタートする。「COREMANIA」には毎回2組のアーティストが出演。台本や司会者は用意されておらず、演奏のタイミングなどは両者がトークを重ねながらその場で決めていくというもの。演奏楽曲も対バン相手やその場の雰囲気、流れに合わせてセレクトされ、ここでしか見られないコラボレーションや、互いの音楽的ルーツを掘り下げるトークなども楽しめる内容となっている。2022年1月29日(土)に配信開始された記念すべき「#1」は10-FEETとSUPER BEAVERが出演、その模様をレポートしていこう。COREMANIAはチケット購入時から7日間見放題。なお「#1」は2/26(土)まで配信しているので、ぜひご覧いただきたい。

◆『COREMANIA』(Ep01/10-FEET×SUPER BEAVER) 関連動画&画像


“対バン型ミュージックリアリティー”を謳う配信番組企画「COREMANIA」。記念すべき第1回は、10-FEETとSUPER BEAVERという組み合わせとなった。

オープニング映像が終わると、演奏も楽しめるバーといった雰囲気の部屋が映し出される。10-FEETのTAKUMAとSUPER BEAVERの渋谷龍太がバーカウンターで談笑し、他のメンバーは、フロアに置かれたソファに座っており、やはり、それぞれに会話を楽しんでいるようだ。よくみるとメンバーの傍らには楽器が置かれ、部屋の片隅には2台のドラムセットがセッティングされており、KOUICHIと藤原広明はそこでスタンバイ。なるほど、ステージが用意されているわけではなく、この場で演奏するというのが、この番組の趣向のようだ。また、「テーマは打ち上げだって言われた」という趣旨のことを渋谷が語っていたが、ライブの打ち上げでバーを訪れ、親しい仲間たちとそこにあった楽器でセッションするような、他では観られない番組を目指しているのだろう。


TAKUMAと渋谷がバーカウンターを離れ、ソファに座り、全員でまずは乾杯。渋谷はコーヒーのようだが、アルコールを嗜むメンバーも。すでにリラックスモード全開……かと思いきや、「妙に緊張する」といった発言もちらほら。いつものライブとは勝手が違う状況に戸惑いもあるようだ。「ギターを持ったとき、何となく鳴らしてしまうコードって何?」(TAKUMA)、「俺はEです」(柳澤亮太)、「マイナー?」(TAKUMA)、「メジャーです」(柳澤)、「マイナーだったら気合い入らないですよ(笑)」(渋谷)などと、7人はしばし雑談を繰り広げ、徐々に緊張感を和らげていった。

ひとしきり話が盛り上がったところで、「じゃあ、やってみようか」とTAKUMAの一言で、いよいよ演奏がスタート。先行は10-FEETだが、細かいことを決めていないようで、「何をやろうか?」などとちょっと思案。唐突にTAKUMAが「SUPER BEAVERって」と切り出すとキターをかき鳴らし始め、「良いバンドやな」の言葉をきっかけにおなじみのナンバーへとなだれ込んでいった。

音を出すまでは雑談と酒によって和やかな雰囲気だった10-FEETの面々だが、演奏が始まると、一気にライブモードに。ソファに座ったままの演奏ながら、いつものライブ同様の爆音を鳴らし、エモーショナルに歌い上げていく。その姿は圧巻で、間近で観ているSUPER BEAVERのメンバーも一気にテンションが上がっていく様子が見て取れる。

間近で観られていたことに対する照れ隠しだろうか、エンディングのキメを何度も繰り返すと、SUPER BEAVERの面々から「いや、ちゃんと終わってくださいよ(笑)」とツッコミが入り、ライブモードから再びリラックスモードへ切り替わる。演奏を終えたTAKUMAは「思いの外楽しい!」と、再び表情を崩した。それは、冒頭からハイボールを飲んで酔っていたからという理由ではないだろう。いつものライブとは違い、気の置けない音楽仲間と純粋に演奏を楽しんでいる……その表情からは、そんな思いが感じられた。

一方、SUPER BEAVERは、「10-FEETに“良いバンド”だと言ってもらえたんで、僕らは“アイラブユー”を伝えますか」(渋谷)と、こちらもおなじみのナンバーをプレイ。渋谷は「見られてると緊張する!」とこぼしつつも、彼らもまた、普段のライブ同様の熱気あふれる演奏で魅せる。NAOKIは歌詞を口ずさみながら、TAKUMAは一緒にギターをつま弾きながら、SUPER BEAVERの演奏を堪能している様子。途中、TAKUMAがギターの背面弾きするそぶりを見せると、渋谷が「笑わせるのはなしです!」と突っ込む場面も。こんな楽しげな雰囲気は、この番組ならではのものだろう。

演奏を終えたSUPER BEAVERの面々は口々に「楽しい!」を連発。「楽しさが緊張を超えていくよな」とTAKUMAがうなずく。彼いわく「音楽にすごく集中できるよな。でも、RECみたいに音楽だけに集中しているんじゃなくて楽しめているし、友達もいる。これ、なかなか面白い」のだそうだ。


「せっかくだからそっちで観たい」と藤原もドラムセットからソファに移動すると、TAKUMAが今度は唐突に歌い始める。すると、NAOKIが真面目なトーンで「俺、その曲知らんわ」と返す。「いや、こんな曲ないよ(笑)」「良かった。俺、忘れているのかと思った」などと冗談めいたやり取りが続く中、TAKUMAがコードを鳴らしながら、即興で歌詞をつけて歌い始める。それにNAOKIとKOUICHIが演奏を合わせて2曲目へつなげていく。冗談を言い合う中でも、楽器を持つとしっかりとスイッチが入り、見事な演奏を繰り広げる。10-FEETの実力を存分に見せつけた場面だったように思う。

「ぐんぐん酒がまわっていく(笑)」(TAKUMA)というように、中盤に差し掛かりメンバーも酒が効いてきたようで、どんどんリラックスした雰囲気に。そんな雰囲気に乗せられたのか、ここまでコーヒーを飲んでいた渋谷も「今日はそういうのもいいかも」とアルコールを解禁。ちなみに両バンドとも普段はライブ前に酒を飲むことはないのだそう。ほろ酔い加減で演奏するメンバーが見られるのも、今回の見どころと言えるかもしれない。

渋谷はバーカウンターへビールと取りに行くと、「ここからの眺めがすごくいい」と2曲目はカウンターで歌うことに。「スナックのママのカラオケみたい」と突っ込まれる中、今度は立ち上がって熱い歌声を響かせる。

「SUPER BEAVERは、高2、高3のときに結成したんですけど、最初に10-FEETの曲をカバーしようとしたんです。でも、まったくできなかったんですよ」(渋谷)。「そんなバンドと、こんなふうに一緒にいるってヤバいよね」(上杉研太)と、改めてこの日の感激を語ると、「ぜひ一緒に」とセッションを提案。最初はSUPER BEAVERが10-FEETのカバーをするので、ちょっとだけでいいので加わってほしいといったニュアンスだったが、結局は、ツインギター、ツインドラム、ツインベースでがっつり演奏することに。「じゃあ、カウントは振り分けよう」とKOUICHIの奇妙な提案から、KOUICHIと藤原が1拍ごとに交互にハイハットを鳴らしてカウントを出すという、世にも不思議なツインカウント(?)からセッションがスタートした。演奏している7人はとにかく楽しそう。特にSUPER BEAVERにとっては思い出の10-FEETのナンバーを、本人と一緒に演奏するという感動的なシチュエーション。バンドを続けてきてよかったと実感したことだろう。また、10-FEETも、彼らの思いが伝わってきたようで、折に付け嬉しそうな表情を浮かべていた。演奏を終えてNAOKIが「いつもより気持ち良かった」と語っていたが、3人の思いを端的に表していたように思う。

いよいよ番組も佳境へ。TAKUMAが「じゃあ熱いヤツをやりましょう」と前置きすると、ギターを鳴らしながら、絶叫とも思える歌声を聴かせ、これまたおなじみの曲へとつなげていった。一緒に歌いながら10-FEETの演奏を体感していた柳沢が「グーンときました!」と語っていたが、その演奏は「グッとくる」というレベルを超えるまさに熱演だった。


「別にねらってセットリストに入れていたわけじゃないんですけど、僕らが『京都大作戦』に出ると、必ずやっている曲があるんです。最後はその曲を」と、SUPER BEAVERは感謝の思いを込めた曲を熱演。TAKUMAが目を閉じ、リズムに身を委ねながら聴き入っていたのが印象的だった。

冒頭でTAKUMAが「緊張するけど楽しい」といった趣旨の発言をしていたが、それがこの番組のすべてを物語っていたのではないだろうか。ちょっと酒も飲みながら、リラックスした雰囲気の中で、気の置けない仲間と音楽を演奏するのは、ミュージシャンであれば極上の時間だろう。その一方で、仲間とはいえライバルでもある存在が、目の前で自分たちの演奏を観ているというシチュエーションは、やはりいつもとは異なる独特の緊張感を伴うはず。そんな複雑な状況の中で、両バンドとも実に見事な演奏を聴かせてくれたように思う。また、バーのような空間でのライブとなると、アコースティックでの演奏が似合いそうだが、あえていつものように爆音を鳴らしていたのも、なんだか清々しく、観ていて痛快だった。

これからこの番組を視聴するのであれば、可能な限り大音量で聴くことをオススメしたい。メンバーに寄ったカットも多いので、自分もその場にいるような臨場感が楽しめるはずだ。未成年でなければ、酒を飲みながら観ると一体感が増すかもしれない。また、終演後にはTAKUMAと渋谷による酒を酌み交わしながらのエンドトークも。それぞれの音楽的なルーツやバンド観などをじっくりと語り合っているので、最後まで見逃さず楽しんでほしい。

文:竹内伸一



『COREMANIA』

筋書きなし!予測不能!90分にも及ぶ、対バン型ミュージックリアリティショー番組。
視聴チケット購入時から7日間見放題。

■#1「10-FEET×SUPER BEAVER」
放送期間:2022年 1月29日(土) 21:00~2月26日(土) 23:00
※視聴チケット価格:¥1,980(税込)
※視聴チケット発売期間:2021年12月17日(金)11:00~2月19日(土)21:00
※配信前にチケットを購入された方は、配信開始時間から7日間
【3月26日(土)配信開始〜4月2日(土)23:00まで視聴可能です】
→詳細ページ: https://coremania.tokyo/events/ddEY6SHTkrnP44y

■#2「Dragon Ash×Creepy Nuts」
放送期間:3月5日(土)21:00~4月2日(土) 23:00
※視聴チケット価格:¥1,980(税込)
※視聴チケット発売期間:2022年1月14日(金)11:00~3月26日(土)21:00
※配信前にチケットを購入された方は、配信開始時間から7日間
【3月5日(土)配信開始〜3月12日(土)23:00まで視聴可能です】
→詳細ページ: https://coremania.tokyo/events/ddEY6SHTkrnP44y

■#3「奥田民生×BiSH」
放送期間:2022年3月26日(土)21:00~4月23日(土) 23:00
※視聴チケット価格:¥1,980(税込)
※視聴チケット発売期間:2022年1月14日(金)11:00~4月16日(土)21:00
※配信前にチケットを購入された方は、配信開始時間から7日間
【3/26(土)配信開始〜4/2(土)23:00まで視聴可能です】
→詳細ページ: https://coremania.tokyo/events/ddEY6SHTkrnP44y

・視聴チケット購入には、COREMANIA公式サイトにてユーザー登録(アカウント作成)が必要となります。
COREMANIA公式サイトURL:https://coremania.tokyo
・番組を視聴するためには 「COREMANIA App」 が必要です。 (一部 PC ブラウザでも視聴可能)
※COREMANIA公式サイトにて作成したアカウントで、アプリにログインしてください。
App ダウンロードURL: https://apps.apple.com/jp/app/coremania/id1593966244
GoogleストアURL: https://play.google.com/store/apps/details?

◆『COREMANIA』 オフィシャルサイト
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