ザ・フー、キース・ムーンの映画を制作

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Photo: Tom Wright, Trinifold

ザ・フーのロジャー・ダルトリーとピート・タウンゼントがエグゼクティブ・プロデューサーを担い、キース・ムーンの映画が制作される。

『Variety』によると、『ザ・クラウン』『ホワイトハウス・ファームの惨劇~バンバー家殺人事件~』などを手掛けてきたポール・ウィッティントンが監督、映画『あなたを抱きしめる日まで』(2013年)でアカデミー賞にノミネートされたJeff Popeが脚本を執筆し、6月に英国で撮影を開始する計画だという。キャスティングはまだ明かされていない。

ダルトリーは10年以上前から、ムーンの映画を制作したいと口にしていた。一度は制作会社が決定したと伝えられたが、続報はなく、ダルトリーは2010年の時点で、「映画は、正確に理解するためにも俺とじっくり話し合える奴次第だ」「頭の中にイメージは浮かんでいる。どんな映画にすべきか、ナレーションはどうすべきかわかっているんだ。でもいまのところ、それを脚本家にたくすと、“言ってることわかるよ。どうしたいかわかる”って言いながら俺らが同意したのとはまったくべつの方向へ行っちまってた。彼らは、バンドにいるのがどんなものなのか理解してないからな」と話していた。

撮影に向け準備中と言われる新たな映画は、現時点、ザ・フーのアルバム『Quadrophenia』(1973年)に収録された楽曲にちなみ『The Real Me』との仮タイトルがつけられているという。



Ako Suzuki
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