【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「音緒」

ツイート

“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第35回のお題は「音緒」です。

◆   ◆   ◆


「ねお」と読み、「根緒」とも表記される。三味線で糸と胴をつなぐ部位。1本の組紐を折り束ね、糸が結べるように成型する。素材は正絹が用いられることが多い。音にも大きな影響を与える部位であり、古くなると音色が変わってくるとも言われる。

三味線は、太棹三味線(津軽三味線)、中棹三味線(地唄三味線)、細棹三味線(長唄三味線)に大別される。それぞれに大きさが異なるため、それに合わせて音緒の大きさも異なるものを用いることが多い。

大きさだけでなく、色にもさまざまなバリエーションが存在。単色だけでなく二色を配したものもあり、演奏者の趣向が表現される部位でもある。

文:竹内伸一



◆【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】まとめページ
この記事をツイート

この記事の関連情報

*

TREND BOX

編集部おすすめ

ARTIST RANKING

アーティストランキング

FEATURE / SERVICE

特集・サービス