【インタビュー】宮川愛李の“オハコうた”は？

十八番(オハコ)をテーマに、アーティストの素顔と魅力に迫るTOKYO MXの音楽番組『Artist#18File』。3月は、現在放送中の月曜ドラマ『おじさんが私の恋を応援しています（脳内）』のオープニング主題歌を歌う宮川愛李とエンディング主題歌を歌う荒井麻珠が登場し、それぞれのオハコうたと新曲を披露する。

宮川愛李がMVに衝撃を受けてカラオケで歌い始めたというオハコうた、そして初めて恋というものに向き合って作詞したという新曲「キミトソーダ」について聞いた。

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──宮川愛李さんのオハコうた、紗倉ひびき＆街雄鳴造の「お願いマッスル」について聞かせてください。

宮川愛李：私はカラオケが好きなので1人でもよく行くんですが、友達と行くにしても、1人で行くにしても、必ず歌う曲ということで考えたらやっぱりこの曲かなと（笑）。今回もカラオケのDAMで何度も入れて練習してきました。歌詞に出てくるボディービルの大会の掛け声みたいなところは本来男女の掛け合いなんですが、そこもいつも通り1人で歌わせてもらいました（笑）。

──この曲はどんなきっかけで知ったんですか？

宮川愛李：TVアニメ『ダンベル何キロ持てる？』のオープニングテーマなんですが、そのアニメ本編ではなく、動画で、横川尚隆さんというボディービルダーの方が出ているこの曲のMVを見たんです。とにかくインパクトがすごくて、パワーが漲っていて、この面白さを本気で作り上げたんだなと思ったら楽しくなっちゃって。繰り返し見ているうちに楽曲も覚えて、それでカラオケで歌うようになったんです。

──カラオケではなく、TV番組の収録として歌ってみていかがでしたか？

宮川愛李：カラオケでは自分自身が盛り上がるためにリラックスした状態で歌っていたけど、今回は一旦そのパワーを私から放出して、見ているみんなに届けなきゃいけない使命が生まれたわけで。へんな言い方ですが、真剣に全力で歌い切りました（笑）。収録の現場は思いっきりザワついていましたが（笑）、私のこの思いが伝わったのか、歌い終わるとすごい拍手をいただけて嬉しかったです。正直、自分の新曲を歌うより緊張していましたけどね（笑）。


──（笑）。その、宮川愛李さんの新曲「キミトソーダ」は月曜ドラマ『おじさんが私の恋を応援しています (脳内)』の主題歌です。

宮川愛李：もともとは少女マンガだけど、おじさんと入れ替わるっていうくらいの話だから、ある意味男女ともに、そして年齢層も幅広く楽しめる作品なんじゃないかなと思います。ドラマはCGなども使って、原作のイメージや世界観を損なわずに面白い表現で実写化されていますよね。ファンタジーな部分も、恋愛のドキドキきゅんきゅんする部分もちゃんと込められた作品になっているので、私もオンエアが毎回楽しみです。

──歌詞にはどんな思いを込めたのでしょうか。

宮川愛李：原作の漫画を読んでどんなテイストの歌詞にしようかと考えた時に、気づいたことがあったんです。私はこれまでも作詞を何度かやらせていただいているんですが、これは恋のための歌です！みたいなものを意識して作ったことがなくて。だから今回は、「恋とは」という問いに対する答えを自分なりに集めながら書くというチャレンジをしました。シュワシュワしてキラキラしている“ソーダ”は恋と共通しているような気がしたので、幸せのメタファーみたいな感じ。MVは、ドラマの世界観とは全く違う仕上がりです。皆さんの想像を超えるような感じで可愛くできたと思うので、ぜひ見てみてください。

取材・文：山田邦子