【ライブレポート】<LIVE HOLIC extra 2022>、5組が熱演を繰り広げた大阪公演

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「スペースシャワーTV」と「uP!!!」が主催するライブイベント<uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC extra 2022 supported by SPACE SHOWER TV DAY3 大阪公演>が、2月6日(日)に大阪・Zepp Osaka Baysideで開催された。

◆ライブ写真

今回の<LIVE HOLIC extra 2022>は、1月22日(土)、23日(日)に千葉・幕張メッセ イベントホールで、2月6日(日)に大阪・Zepp Osaka Baysideで開催された。同イベント大阪公演のライブレポートをお届けする。

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スペースシャワーTVとuP!!!が企画するライブイベント<uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC extra 2022 supported by SPACE SHOWER TV>。1月22日(土)、23日(日)に幕張メッセ イベントホールで開催されたDAY1・DAY2に続き、DAY3 大阪公演が2月6日(日)大阪・Zepp Osaka Baysideにて開催された。

<LIVE HOLIC extra>はツーマンライブシリーズ<LIVE HOLIC>の過去の出演アーティストが集うイベントとして、2017年に初めて開催。2月6日(日)はAge Factory、THE BACK HORN、TOTALFAT、BIGMAMA、UNISON SQUARE GARDENが出演。音楽シーンを代表するバンドが熱演を繰り広げた。

「大阪!トップバッターはTOTALFAT!飛ばしていくんでよろしく!」

会場を大阪へと移した3日目のトップを飾ったのは、TOTALFATだ。1曲目は「PARTY PARTY」。ライブが信条のロックバンド、TOTALFATのロックパーティーの始まりだ。「夏のトカゲ」、「晴天」とキラーチューンを立て続けに披露し、場内の温度をフェスばりに上昇させた後も、「宴の合図」→「Overdrive」と続け、さらに観客の熱気を煽る。


最後に披露されたのは「Place to Try」。“君はひとりじゃない”と力強く歌い奏でる3人の姿に、どこか後ろめたく感じていた音楽/ライブが好きだという気持ちが一気に解放されていく……。熱い演奏を繰り広げ、火付け役の責務を果たしたTOTALFAT。その真っ直ぐな姿は音楽ファンの“心”もしっかりと勇気づけた。

圧倒的な歌声と演奏と音圧で観客を一気に惹きつけたのは3ピースバンド、Age Factoryだ。「忘れられないことを忘れたくなくてロックバンドやってます」と、清水(Vo/G)の言葉の後にスタートした「Everynight」では、メンバー4人が顔を見合わ音を重ねた瞬間、ヒリヒリした感情とすさまじいエネルギーがステージの上から怒涛のように押し寄せる。


「HIGH WAY BEACH」、「1994」とエモーショナルなナンバーを続けた後、清水が客席に向かって嬉しそうに話す。「今日はいろんなバンドがいて自分も超楽しいです」。

そして、勢いにあふれたロックンロールナンバー「Feel like shit today」を最後に披露。熱量と気迫にあふれたエモーショナルなロックで、終始場内を圧倒してみせた。

THE BACK HORNが「刃」を轟かせた途端、待ちかねたオーディエンスが次々とステージに向かって手を伸ばす。新たなアンセム曲「希望を鳴らせ」を響かせる頃には、誰もがこぶしを上げながら楽しそうに身体を揺らせているのが見える。


祈るような歌を響かせた「瑠璃色のキャンバス」の後、「僕らのいちばん新しい曲」という山田(Vo、G)のMCで披露されたのは、悲哀に満ちた旋律と、性急なリズムが絡み合う新曲「ヒガンバナ」。ギターリフを合図に始まった「コバルトブルー」の後は、場内の手拍子もバンドサウンドの一部と化した「太陽の花」。静と動が一体となった濃密な演奏の後、ステージを去るメンバーの笑顔に客席から大きな拍手が沸き起こった。

息を飲む濃密なパフォーマンスを見せつけてくれたのは、UNISON SQUARE GARDENだ。牧歌的なSEが静かに流れる中、その静寂をつんざくような斎藤(Vo/G)の叫び声とバンドサウンドを轟かせ、「場違いハミングバード」がスタート。さらに、「リニアブルーを聴きながら」→「世界はファンシー」と、鋭いギターロックサウンドが立て続けに鳴り響くと、田淵(B)が所狭しとステージを動き回りながら演奏。エネルギッシュなその姿に客席もジャンプで応える。


「君の瞳に恋してない」を皮切りにダンスチューンを続けた後、最後に披露されたナンバーは、「シャンデリア・ワルツ」。ノーMCでストイックに盛り上げたステージを去り際、「次はBIGMAMAです!」と斎藤が笑顔で告げ、旧知の仲間へとバトンを渡す。

<LIVE HOLIC extra 2022>の大トリを飾ったのはBIGMAMAだ。この日彼らは、ヴァイオリンを担当する東出が新型コロナウィルスに感染したことを受け、ヴァイオリニスト不在の“4人組ロックバンド”というextraなスタイルで登場。見慣れない立ち位置に加え、なんと、恒例の序曲「荒狂曲“シンセカイ”」も骨太なバンドサウンド版で披露!「ファビュラ・フィビュラ」など、ロック色の強いナンバーを中心に骨太なバンドサウンドで突っ走る4人に、観客も力強く手を挙げて応える。


「我々はヴァイオリンがいる5人組バンド。おそらくさみしそうにしてると思うんで、次の曲だけ5人で演奏してもいいですか?」という金井(Vo/G)の言葉で始まったのは、シーケンスのヴァイオリンが鳴り響く疾走感あふれる新曲「Let it beat」。

ヴァイオリンという武器がない状況……それはバンドの底力と楽曲自体の力が問われるライブだった。だが彼らは見事にバンドの根幹で観客を魅了し、観客もその状況を楽しんでいた。そんな特別な夜の最後に披露されたのは「SPECIALS」。この日だけのスペシャルなセットリストとアレンジに挑んだ4人の勇姿に、いつまでも拍手が鳴り止まなかった。

日本を代表するバンドが一堂に介した<uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC extra 2022 supported by SPACE SHOWER TV DAY1~DAY3>の模様はスペースシャワーTVにて3月26日(土)より3週連続で放送される。

さらに、無料動画配信サービス「GYAO!」にて一部出演アーティストのライブ映像&コメント映像を期間限定無料配信中。

取材・文◎早川加奈子
写真◎渡邉一生

■公演情報

<uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC extra 2022 supported by SPACE SHOWER TV>
■2022年1月22日(土)・23日(日)幕張メッセ イベントホール
[DAY1]
ACIDMAN / androp / Awesome City Club / キュウソネコカミ / SHE'S / sumika / BLUE ENCOUNT / 緑黄色社会 / MC:犬飼貴丈

[DAY2]
ORANGE RANGE / KEYTALK / GRAPEVINE / go!go!vanillas / ストレイテナー / SUPER BEAVER / 04 Limited Sazabys / マカロニえんぴつ / MC:芦沢ムネト

■2022年2月6日(日)Zepp Osaka Bayside
[DAY3]
Age Factory / THE BACK HORN / TOTALFAT / BIGMAMA / UNISON SQUARE GARDEN

【配信&オンエア情報】
[GYAO! ライブ映像&コメント映像配信概要]
一部出演アーティストのライブ映像&コメント映像を期間限定無料配信中。
アーティスト直筆サイン入りグッズが当たるプレゼントキャンペーンも開催。
詳しくはGYAO!の特集ページをチェック。
https://yahoo.jp/utd4td

[スペースシャワーTV オンエア概要]
2022年3月26日(土)より3週連続で大特集
https://www.spaceshowertv.com

◆オフィシャルサイト
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