【インタビュー】chuLa、原宿系アイドルが贈るシンセが鳴り響くハードロック「ツラみ」

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超ハイテンポなアッパーチューンで元気を届ける8人組のガールズユニット“chuLa(チュラ)”が、メジャーでは記念すべき1枚目となるシングルCD「ツラみ」をリリースした。2017年にステージデビューし、2020年には東名阪に広島を加えた全国クアトロツアーを開催。2021年5月には徳間ジャパンコミュニケーションから、業界初の「チェキ」でメジャービューを果たした彼女たち。BARKSでは、渡辺あやの、七瀬うた、田みうの3人にインタビューを敢行。YouTubeやTikTokで人気のクリエイター・音羽(48-フォーエイト)が作詞作曲を担当したシンセが鳴り響くハードロック「ツラみ」についてはもちろん、今年の3月末での卒業を発表している渡辺との思い出も語ってもらった。

■周りの人と比べて気分が落ちちゃう子が多いと思う
■そんな子たちに自己肯定感をブチアゲてもらえたらいいな


──まず、CDとしては、メジャー1枚目となるシングルがリリースされる心境から聞かせてください。

渡辺あやの(以下、渡辺):前回はチェキでのリリースだったんですね。それもまた違った形で面白かったんですけど、やっぱりCDという形になるのは夢で憧れでもあったので、叶えられて嬉しい気持ちです。

七瀬うた(以下、七瀬):しかも、有名な48-フォーエイトの音羽さんに作っていただいたので、もっともっとたくさんの人に広まって欲しいなと思います。

田中みう(以下、田中):今までのchuLaとは違う新鮮な感じなので、今までのファンの方も新しく出会ってくださった方も楽しんでいただけるように頑張ります。

──「今までのchuLaと違う」とありましたが、最初に受け取った時はどう感じましたか。?

七瀬:えーーーーー!ってなりました。

渡辺&田中:あははははは。

七瀬:これまでのchuLaは明るい曲調だったんですけど、今回はいきなりカッコよく始まって、意外な感じで驚きました。

田中:歌詞も今までとは全然違っていて。

七瀬:タイトルの「ツラみ」からすごいよね。JK語みたいな感じで。

渡辺:これまでは、良い意味で歌詞にあまり内容がなかったんですよ。キャッチーな言葉が多かったんですけど、今回はキャッチーさもありつつ、今時の女の子の心情を描いていて。最初に聴いたときに、「あ、心に刺さるな」って思いました。


▲NEW SINGLE「ツラみ」【Type-A】


▲NEW SINGLE「ツラみ」【Type-B】


▲NEW SINGLE「ツラみ」【Type-C】

──特に共感した部分は?

七瀬:自分が歌っているところなんですけど、<わたしが一番エライッ!!>っていうところですね。自己肯定感を自分でアゲてる歌詞で刺さりました。

田中:私の自分のところなんですけど(笑)、<自分のためだけに生きちゃいたい>っていう歌詞があって。本当はみんな、自分のためだけに生きたいんだ!っていう気持ちをのせて歌っています。

渡辺:さらに、私も自分のパートなんですけど(笑)、<このせかいは、むりしてがんばった人がいちばんえらいんですかー?>っていうセリフがあって。言い方的にはポップに言ってるんですけど、歌いながらいつも、めっちゃ深いなって思っていて。この1行で、無理して頑張っても意味はないし、ただ頑張ることだけがいいことじゃないんだなって読み取れて。そんな深いことを考えながら、バカっぽく歌っています。あはははは。

──(笑)テンション爆上げの曲調ですけど、無理して頑張らずに、自分を愛そうっていうメッセージソングになっていますね。

渡辺:いまSNSが流行っているので、周りの人と比べて、気分が落ちちゃう子が多いと思うんですよね。そんな子たちに届いて、自己肯定感をブチアゲてもらえたらいいなと思います。

七瀬:ツラみが深いから全部やめちゃいたいっていう日も時にはあると思うんですけど、<わたしが一番カワイイ><わたしが一番エライ><わたしが一番愛しい>っていう気持ちで生きてほしいです。

田中:みんな辛いことは一人で抱え込んじゃうじゃないですか。でも、私たちも同じだよっていう気持ちを分かり合えたらなって思いますね。


▲渡辺あやの

──皆さんはツラみが深い時にどうやって乗り越えていますか。

田中:私は決めていることがあって。嫌なことが1つあったら、ピアスを1つ買うっていうルールがあります。

渡辺:一緒! 私も嫌なことがあるとピアスの穴を1つ開けてた(笑)。

田中:それは私、2年前に終わりました。

渡辺:あははは。良くないもんね。ヤンチャすぎるもんね。

田中:でも、買うのはいいかなって。アクセサリーホルダーに溜まっていくのも嬉しいし、気持ちも穏やかになれるので、女の子にはおすすめです!

渡辺:私は最近、疲れたなとか、もう無理だって思った日は、43度のお風呂に、ゆずの入浴剤を思い切りバッ! って投げ入れてから入るようにしてます。熱いから、ドラマを見ながら入っていると、のぼせるんですよね。のぼせてたら、そっちに気が紛れるので、わざとのぼせるようにやっています。

田中:体に気をつけてね。

渡辺:うん、健康に支障がない程度にやってます。

七瀬:私はとにかく寝ます!

渡辺:睡眠は大事。

七瀬:いっぱい寝て起きたらすっきりしてることが多いので。そういう日はお布団にいち早く入ります。


▲七瀬うた

──渡辺さんは卒業前、最後のレコーディングでしたよね。

渡辺:そうですね。いろいろ思い返すことがありました。ただ、正直言うと、まだ実感がなくて。前向きな卒業なので、悲しいというよりは今はやり切るぞっていう気持ちが大きいんですね。だから、3年半前を思い浮かべながら、「成長できたかな」みたいな思いを馳せながらやっていて。私は最初、ずっと裏声で歌っていて、すごいダメ出しをされていたんですよ。ボイトレに通いながら、どんどん地声で歌えるようになってきて。レコーディングも3年前から見てくださってる方に見ていただいたので、「成長したね」って言っていただいて感慨深かったです。

──七瀬さんと田中さんは渡辺さんの卒業をどう感じてますか。

七瀬:約2年間、わたちゃんと活動してきて。私もまだ実感が湧かないし、わたちゃんがいないchuLaがぜんぜん想像できない。でも、前向きな卒業なので、わたちゃんのこれからを応援したいし、残りの数ヶ月、わたちゃんと思い出たくさん作っていきたいです。

田中:私はchuLaには入る前からわたちゃんのYouTube「わたげ」を見ていたので、同じグループのメンバーになったことがすごく嬉しかったんですね。ライブではペアのダンスをすることが多いので、今は、ライブで踊ってる時も寂しい気持ちになります。


▲田中みう

──渡辺さんとの思い出を教えてください。七瀬さんからお願いします。

渡辺:うたちゃんが千葉で、私が茨城なので、帰り道がいつも一緒なんですよ。だから、めっちゃ会うんですよ。別々に帰っても途中で会うし。

七瀬:仕事じゃない日にも偶然会ったりしてて。

渡辺:出かけるルートが一緒なのかな。

七瀬:私、もう一つあるんですけど、「わた」と「うた」が似てるから、入ったばかりの頃は異常に聞き間違えしていて。「わたちゃん」って呼んでいるのに、「うたちゃん」って聞こえて、「はーい!」って返事したりして。

渡辺:いや、逆もあったよ(笑)。なんでこの子、「うた」にしたんだろうって。

七瀬:あはははは。ほんとに申し訳ございません! でも、懐かしいです。

渡辺:それも思い出だね。

田中:私は一緒にグミにハマって、まだ食べたことのないグミをトレードしあったりしていました。

渡辺:さっきもしたね。……って、グミ交換だけ? 思い出薄くない? 悲しいな~。

田中:いや、毎日、一緒にいすぎて、改めて言われると……あ、ちょっと待ってください……。

渡辺:あははははは。いいよ! 無理しなくて。

田中:なんかヒントください。

渡辺:私も考えてるとこ。

七瀬:じゃあ、その間に私の思い出なんですけど、わたちゃんが受験でお休みに入っている時に、わたちゃんのパートを私が歌わせていただいて。ライブ映像を聴きながら練習していたんですけど、自分じゃ成り立たないくらい難しくて。わたちゃんホントに歌がうまくて、やっぱり歌姫だなってことを実感しました。

渡辺:ありがたい。

田中:あ、思い出しました! 一緒にレッスンをみんなでやっていたんですけど、決して載せられないめちゃめちゃゆる~いTikTokを二人で撮っていました(笑)。あと、私が入ったばかりの頃に、一緒に撮った2ショットをまとめてTwitterに載せてくださって。あれもすごく嬉しかったです。

渡辺:よかったよ、思い出があって。なんとか絞り出してくれたね(笑)。

七瀬:ユニットも二人で……。

田中:そうだ! わたちゃんの生誕祭の時に二人でユニットをやらせていただいて。

渡辺:たなちゃんとやりたかったんだよ。

田中:しかも、私たちが好きなアイドルさんをカバーさせていただいて。26時のマスカレイドさんの「チャプチャパ」をやりました。一緒にレッスンも二人でやって楽しかったです。

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