【インタビュー】ASKA「ライヴのなかにドラマがあった」

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▲『ASKA premium concert tour-higher ground-アンコール公演2022』

■普通の活動、オーケストラ、ディナーショーの3つのライヴスタイルになった。
■面白いでしょ? いろいろあったほうが。


──熊本支援以外にも、今年は小児がん支援のためのゴールドリボン活動基金を募るチャリティーコンサートに出演。自身のコンサートでも続けてチャリティー活動を行なってこられましたものね。そうして、現在のASKAさんは<ASKA Premium Symphonic Concert 2022>を開催中。で、いいですか?

ASKA:これがちょっと複雑なんだけど。まず“藤原いくろう”のエグゼクティヴプロデューサーの就任式に、僕がお祝いとしてゲストヴォーカリストで参加したクラシックコンサートがあったんだけど。それとは別に、福岡で前々から決まっていた“九州スペシャルオーケストラ”のみなさんと共演するクラシックコンサートがあって。この2種類のうち、福岡公演から飛び火して、そのあと名古屋と兵庫でもオーケストラとやるクラシックコンサートが決まったのね。これらはもう演り終えて。本来はこれで終わりだったんだけど、そこにさらに10月29日に東京国際フォーラムAで、京都フィルハーモニー室内合奏団特別交響楽団と共演することが決まったの。だから、僕の中ではこれは“追加公演”という認識でとらえてる。じつはね、福岡でやったクラシックコンサートが東京のみなさんにもこれを観て欲しいという公演だったの。

──それほどの手応えがあったと。

ASKA:うん。すっごくよかった。

──こちらはフルオーケストラだから、ASKA×バンド×弦楽アンサンブルの三位一体で行ったhigher ground公演とは。

ASKA:全然違うもの。選曲もうまくいってて。その流れも含めてとってもいい。ばっちり!

──こちらの公演では、子ども達の合唱団とASKAさんが共演される場面もあるそうですが。

ASKA:「歌になりたい」を歌うときにね。子ども達とやるって決まったときは、そこまで深くは考えてなかったんだけど。ゆくゆく考えると、この曲は『漂流教室』にインスパイアされて作った曲。だから、子ども達とこの歌を一緒にやることで、この楽曲が完成した気がしてます。すごくいいですよ。なので、フォーラムはあの福岡のよかった感じがそのまま再現できたらいいなと思ってます。

──ダイナミックなフルオケのど真ん中で、ASKAさんのパワフルな声が立ち上がっていって、ヴォーカルで場内の空気をうねらせていくところは圧巻ですから。

ASKA:いまね、声の調子が本当によくてさ。忘れてたというか、最近は鳴らなかった声が元に戻って鳴りだしてるから、ちょっと不思議な感じなんだ。だんだんと昔の歌い方になってきてるんだよね。

──喉の不調から、新しい歌い方に替えたところを、また元に戻している感じなのですか?

ASKA:うん。自分のイメージしている鳴りに到達しなかったから、他のところを使って別のものにしようとしてたんだけど。いまは、前のところを使っても鳴るようになったから、使い方は元に戻ってる。だから、そこも国際フォーラムで確かめて観て。

──分かりました。そうしてASKAさん、ニューアルバムなのですが…忘れてないですよね?

ASKA:作ってるよ。出すから大丈夫。

──現時点であと何曲ぐらい残っている感じなのでしょうか?

ASKA:あと1〜2曲ぐらい。ただ、その1〜2曲に集中する時間。1曲はまだ詩も書かなきゃいけないから。それを書いて、2曲を歌入れしてる時間がなかなかとれなくて。今日もこれが終わって帰ったら作業をしなくちゃいけないんですけどね。

──どんなアルバムになりそうですか?

ASKA:最高のアルバムですよ。っていわないといけないでしょ? 前作(『Breath of Bless』)が最高といってもらえたので、それとはなんの遜色もないアルバムになります。

──早くこちらの作業を終えないと、12月からは<ASKA Premium Dinner Show 2022>が始まってしまいますからね。ディナーショーを行なうのはキャリア史上今回が初だそうで。これまでは断っていたのですか?

ASKA:いやいや。俺は90年代の頃からいってたんだよ。ディナーショーで、売れなくなった人たちがお金を稼ぐ時代は終わって。今後はロックミュージシャンやアーティストがやるようになるって。

──ASKAさんの予想通り、時代はそうなっていきましたよね。

ASKA:でも、俺はやらなかったの。なぜなら、自分がやるならどうしようかというイメージが、まだわかなかったから。やるなら他とは違うものにしたいからさ。ディナーショーって、今回もこの公演を発表したら「ASKAさんがテーブルを回ってくれるんですよね?」ってコメントがきたんだけど。回りません。他とは違うホテルライヴ、もしくは造語だけどフロアライヴと呼べるようなものにしたいので、テーブルは回らないディナーショーになります。去年、大石吾朗さんのご紹介でディナーショー形式で企業イベントをやったのね。そこに出たときに、なんか面白かったのよ。クローズドななかの面白さというのがあって、すごい楽しかったから、翌日にツイッターに「ディナーショーありかも」って書いたら、あちこちからたくさん話がきて。それで、今年はやろうって決めた。これで、ディナーショーというのが音楽ライフに加わりますね。普通の活動、オーケストラ、ディナーショーの3つのライヴスタイルになった。面白いでしょ? いろいろあったほうが。

──ディナーショーはどんな計画を立てているのですか?

ASKA:自分が考えてることができたら、最高のものになるんだけど。それを形にするにはどれだけお金がかかるんだっていう状態だから、まだ分からない。

──誰もやったことがないようなことをディナーショーで実現しようとしているのですね?

ASKA:うん。ディナータイムが終わったら卵が出てきてさ。それがピリピリーって割れると、なかから俺が誕生してきて。俺の生誕からライヴが始まるとか。

──桃太郎アイデアは却下でお願いします(笑)。ディナーショーはおめかしして行ったほうがいいのでしょうか?

ASKA:そのほうが楽しいと思う。みなさん、そういう機会が結婚式ぐらいしかなくて、特別な空間に綺麗なドレスを着て行くのを望まれているみたいなので。

──どんどん着飾っていらっしゃいと。

ASKA:うん。その分、俺はサランラップ巻いて出ていくから。

──それも絶対に却下で(笑)。では、最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

ASKA:この取材中にもお伝えしたように、本当によくできた渾身の映像作品だと思ってます。ただのツアー映像が出ましたという言葉だけでは終わらせたくない。これは本当にたくさんの方に観ていただきたいです。ドラマがあるから。「愛の不時着」ほどではないけれども、人間愛に触れるドラマがあるので、ぜひ観てください。

取材・文◎東條祥恵

『ASKA premium concert tour -higher ground-アンコール公演2022』Blu-ray+Live CD

2022年10月5日(水)発売

出演:ASKA、ASKA BAND:澤近泰輔(Pf、編曲)、鈴川真樹(Gt)、是永巧一(Gt)、荻原基文(Bs)、SATOKO(Dr)、SHUUBI(Cho)、一木弘行(Cho)、弦楽アンサンブル:Get The Classics Strings
ライブ収録公演:2022年4月13日(水) 東京国際フォーラムホールA
品番:DDLB-0020
販売形式:Blu-ray+Live CD(2枚)合計3枚セット
定価:11,000円(税込)
収録時間:Blu-ray2時間31分、CD:DISC-1 63分、DISC-2 58分
レーベル名:DADA label JAN:4562350464803
発売元:BURNISH STONE/ダブルカルチャーパートナーズ/テーク・ワン/テレビ大阪サービス/reach Faith

【収録内容】
Blu-ray
01. Overture
02. 塗りつぶしていけ!
03. 着地点
04. 幸せの黄色い風船
-Talk-
05. 笑って歩こうよ
06. 僕のwonderful world
-Talk-
07. not at all
08. NO PAIN NO GAIN
09. 草原にソファを置いて
-Talk-
10. ID
11. PRIDE
12. 歌になりたい
-Talk-
13. はじまりはいつも雨
-Drum Solo- × VTR-
14. なぜに君は帰らない
15. じゃんがじゃんがりん
16. 百花繚乱
17. higher ground
18. 月が近づけば少しはましだろう
19. 僕の来た道
20. We Love Music
アンコール
01. パラダイス銀河
02. WALK
-Talk-
03. 熱い想い
Live CD

DISK-1
01. Overture
02. 塗りつぶしていけ!
03. 着地点
04. 幸せの黄色い風船
05. 笑って歩こうよ
06. 僕のwonderful world
07. not at all
08. NO PAIN NO GAIN
09. 草原にソファを置いて
10. ID
11. PRIDE
12. 歌になりたい

DISK-2
01. はじまりはいつも雨
02. なぜに君は帰らない
03. じゃんがじゃんがりん
04. 百花繚乱
05. higher ground
06. 月が近づけば少しはましだろう
07. 僕の来た道
08. We Love Music
アンコール
01. パラダイス銀河
02. WALK
03. 熱い想い

<GET THE CLASSICS ASKA Premium Symphonic Concert 2022-TOKYO->

主催:GET THE CLASSICS 実行委員会
2022年10月29日(土)東京国際フォーラムホールA
開場15:00/開演16:00
後援:エフエム東京(東京)
出演:ASKA
指揮:柳澤寿男 
管弦楽団:京都フィルハーモニー室内合奏団特別交響楽団
合唱団:横浜少年少女合唱団
■その他
本公演各会場において映像収録を実施する場合がございます。事前にご了承のほどお願い申し上げます。
本公演会場において、小児がんの患者と家族の方々への支援活動「ゴールド・リボン」基金のチャリティー募金を実施させていただきます。ご協力のほどお願い申し上げます。
寄付金の全額を認定NPO法人ゴールドリボン・ネットワークに寄付させていただきます。
https://www.goldribbon.jp/

アルバムCD『Wonderful world』

2022年11月25日(金)発売
製品番号:DDLB-0021
定価:4,400円(税込)
※全国主要CDショップ他で予約受付中

<ASKA Premium Dinner Show 2022>

12月5日(月) グランドハイアット福岡
12月20日(火) ザ・プリンス パークタワー東京
12月22日(木) リーガロイヤルホテル広島
12月26日(月) リーガロイヤルホテル(大阪)

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