デイヴ・グロール、聴力低下しつつもパフォーマンスできるのはニルヴァーナ時代からのスタッフのおかげ

フー・ファイターズのデイヴ・グロールは、長年ライヴ活動を続けてきたことで聴力が低下しつつあるという。その状態や対策について、彼は最近、米SiriusXMの番組『The Howard Stern Show』でこう語っている。
◆フー・ファイターズ画像、動画
「(耳の)検査は長いことしてないが、何て言われるかはわかってる。右耳より左耳が損傷、耳鳴りがするんだ。スネア・ドラムとステージ・モニターのせいで、俺の左耳は右耳より酷い」
外耳に差し込んで装着するインイヤー・モニターを使用しないのかと問われると、「ずい分前にイヤー・モニターを試してみたが、自然な周囲のサウンドが遮断されることに俺は問題を感じた」と答えた。「目の前にいるオーディエンスの声を聞くことができる状態でいたいんだ。振り返ったときにテイラー、パット、クリスのことが聞こえる状態でありたい。あれは空間認識を狂わせる」「それに俺の耳の穴は小さいんだ。だから、飛び出てくる。カマキリみたいには見られたくない」
そして、ライヴで問題なくパフォーマンスできているのは、30年来の付き合いの“モニター・ガイ”のおかげだと話した。「ずっと同じモニター・ガイなんだ。31年間、俺のモニターをミックスしてる。彼は俺を熟知している。だから、俺がインイヤー・モニター使わずとも、ステージのサウンドは完璧なんだ。同じ人がやってくれているからだ。Ian Beveridgeだ。ニルヴァーナのときから31年間だ」
グロールの聴力は低下しつつあると言っても、スタジオでは全く問題がないそうだ。
フー・ファイターズは来週、ホラー・コメディ映画『Studio 666』がアメリカで劇場公開される。今週、その中に登場する架空のバンドDream Widow名義で新曲「March Of The Insane」をリリースした。
Ako Suzuki
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