キッサ・コッポラ、シアン色の楽曲を詰め込んだ1stアルバム『cyan songs』リリース

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キッサ・コッポラの1stアルバム『cyan songs』がリリースされた。

このアルバムは、“魂送り”を意味するというタイトルがつけられた「マブイウクリ」や、“2020年春の、コロナ禍がまだこれほど続くとは思われていなかった時の恐怖感”を歌った楽曲だという先行配信シングル「dystopia」をはじめとする8曲入り。北川隼也(G,Vo)は「僕の好きな空の青さ、海の青さ。そして人間として、音楽家としての僕らの青さを表現したシアン色の曲達を詰め込みました」と述べている。



バンドは2月22日、東京・西永福JAMでアルバムのリリースに伴うライブイベントを開催する。

   ◆   ◆   ◆

■北川隼也(G,Vo)コメント

──アルバムについて

僕の好きな空の青さ、海の青さ。そして人間として、音楽家としての僕らの青さを表現したシアン色の曲達を詰め込みました。キッサ・コッポラのファーストアルバムとしてふさわしい、頭、心を剥き出しにした一枚になったと思います。長く愛してくれるとうれしいです。

──先行配信曲「dystopia」について

この曲は今作で最初にできた曲です。2020年の春、世の中が蔓延し始めたばかりのウイルスについてまだあまり知らなかった頃、テレビには閑散とした歓楽街や誰も見ていない大型スクリーンが映されていました。昔映画で見たディストピア的世界観と重なりとても恐怖を感じました。その時は音楽について考えるほどの余裕はありませんでした。しかし少し時が経ち、あの時感じた気持ちを残したいと考えこの曲を描きました。
僕は世の中の暗い話が苦手で、好きな人や恋人、友人と二人きりの時はそんなものは全く存在しないかのようにゴキゲンな話をずっとしていたい、けどそれすらも良しとされない救いのなさとの葛藤を歌いました。
世の中がだんだんとこのご時世に対応してきている様に見える今だからこそ、この曲を聴いて二人で会える意味、ありがたさを思い出して欲しいと思います。

──アルバムプッシュ曲「マブイウクリ」について

もう会えなくなってしまった人に会うための歌です。
先日、兼ねてから尊敬しているロックスターのお墓を初めて訪れました。彼の生前僕はまだ幼く、彼を知ってからは写真や声でしか存在を認識することができませんでした。僕は墓前で手を合わせ、初めて彼と会話をしました。また、当時の彼を見てきたファンの方に偶然お会いし、お話をしました。その二つの出来事は僕の中でそれまでどこか概念的であった彼の存在にリアリティを帯びた輪郭を持たせ、それと同時に僕はもう彼に会えないことへの虚無感に襲われました。
マブイウクリとは、漢字で「魂送り」と書きます。幼い頃読んだ漫画の中で舞台となっている沖縄に伝わる文化です。意味はあなたが字を読んで抱いたもの、そのままです。心を通わせる手段は人によりそれぞれですが、僕らは歌を聴き、歌うことで会いに行きたいです。

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アルバム『cyan songs』

CD:2022年2月22日(火)発売
デジタル:2022年2月23日(水)配信開始
https://lnk.to/cyansongs
1. radiatus
2. 汽笛
3. 蜃気楼
4. dystopia
5. 小鳥の唄
6. daughter
7. マブイウクリ
8. ジンジャーリリー

<キッサ・コッポラ&JAM pre.【キッサ・コッポラ 1st ALBUM "cyan songs" RELEASE PARTY】>

2022年2月22日(火)東京・西永福JAM
OPEN 17:30/START 18:00
ACT:キッサ・コッポラ / 少年のように / Hammer Head Shark / Khaki
ADV¥2,000 / DOOR¥2,500 +ドリンク代

◆キッサ・コッポラ オフィシャルサイト
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