mzsrz、デビュー三部作より「ノイズキャンセリング」再解釈

mzsrzが、デビューからの三部作に新たな解釈を加えたリリックビデオを公開する “Reinterpretation（再解釈）プロジェクト”第二弾となる「ノイズキャンセリング」の映像を公開した。

◆リリックビデオ

「ノイズキャンセリング」はDECO*27の甘酸っぱいポップセンスと、TeddyLoidによるクラブサウンドが溶け合ったナイト・シティ・ポップだ。

イラストレーター・がーこと、グラフィックデザイナー／タイポグラファー・ゆうたONEによるフレーム＆リリックデザイン、さらに映像作家・noka piによるモーションが、本楽曲に新たな“解釈＝ストーリー”を与えた。



【Reinterpretation scenario ///// 再解釈シナリオ】

この世界には、聞きたくもないノイズが溢れている。
匿名性に守られた誹謗中傷、あるいは、出しゃばりな偽物の正義。

ここは、在りそうで在り得ない空想の街。
誰かの夢の中なのか？あるいはパラレルワールドか。

一見、世界を鮮やかに彩るネオンやデジタルサイネージには
こちらの世界と通ずるインターネットの闇が光り輝いている。

　・・・選び抜かれた不幸
　・・・僕を邪魔する世界
　・・・追い詰められた居場所
　・・・僕を蝕むノイズ

眩いデジタルネガティヴ（他人の不幸は蜜の味）・・・
そんな世界の片隅で強い逆風に晒されながら、立つ少女。

目には見えずとも、夜空を高速で行き交う
心無い言葉たちと、不確かでも的確な悪意。
そんな無色透明な不安は、小さく儚い彼女を
『現時点・現在地』に、押し込めようとする。

それでも、少女の目から希望は失われてはいない。
『諦め』は『絶望』とは違うことを知っているからだ。
僕らは、きっと「どうでもいいけど」に続く言葉を探している。


◆mzsrz オフィシャルサイト