ジューダス・プリーストのグレン・ティプトン、K.K.ダウニングの言いたい放題に反撃

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Photo by Justin Borucki

K.K.ダウニングはこれまで、ジューダス・プリーストでの自分の立場や脱退した経緯、復帰できないもどかしさなど、ジューダス・プリーストに関して赤裸々に、時に恨みがましく語ってきたが、ずっと沈黙を守ってきたグレン・ティプトンがとうとうそれに反論した。

◆ジューダス・プリースト画像

ダウニングは自身のことをジューダス・プリーストの原動力だったと表し、つい最近も、脱退したのはバンド自体が解散すると思っていたからだと、他のメンバーたちを非難していた。

これらをずっと無視してきたティプトンだが、『Guitar World』の新インタビューで、「俺はK.K.が脱退した後、公の場で口論するなんてことはしたくないと思ってきた。俺は10年間、一言も発しなかったし、(攻撃されても)自分の信念を守ってきた。だが、バカげたことばかり言われているのを目にしていて、何か言うべきときがきた。彼は口にすべきではないことを口にしているからだ。フェアじゃない」と話したという。

「彼は、自分があのバンドの原動力だったとほのめかした。それは事実ではない。プリーストは5人が一緒にやることで成り立っている。1人がバンドを動かしているわけじゃない。俺が思うに、彼は俺らを動揺させ、何かしら応答があることを期待し、ああいうことを言ったんだろう。長い間、俺らは反応しなかった。でも、俺には言いたいことがいっぱいあるし、もううんざりだ」

ダウニングは、ティプトンの飲酒のせいでジューダス・プリーストのライヴ・パフォーマンスが安定しなかった、ティプトンとやっていくのは簡単ではなかったなどと、ティプトン個人を批判したこともある。ティプトンはこれを「馬鹿げてる」と一蹴し、「みんな、それが事実ではないことを知っている。ファンは馬鹿じゃない。彼らは50年間、俺が世界中でプレイしてきたのを見ている。ステージでビールを2杯くらい飲むことはあったかもしれないが、それだけだ。公演や俺のパフォーマンスに影響することはなかった。彼はそれを知っている」と反論した。

「彼の誹謗中傷はどんどん馬鹿げたものになっている。言い返して当然だ。彼はこのバンドを去った。俺らは、残るよう説得できなかった。そして、ソロ・アルバムを作るため6年間休みを取ったと俺を非難した。俺は、バンドが活動していなかったから、ソロ・アルバムを作っただけだ。ロブ(・ハルフォード)もそのときソロ活動をしていた」

ダウニングは、2020年に新バンドK.K.’sプリーストを結成し、音楽活動を再開。バンド名からもわかるように、ジューダス・プリーストへの未練は断ち切れていない。



Ako Suzuki
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