ラウ・アレハンドロ、フューチャーやタイ・ダラー・サインが参加したEP『Trap Cake Vol.2』発売

ラウ・アレハンドロの最新EP『Trap Cake Vol.2』が本日2月25日に発売された。

今作は、フューチャー、タイ・ダラー・サイン、ルシアン（ジャマイカ出身のプロデューサー兼アーティスト）等が参加し、トラップ、R＆B、ダンス・エレクトロの要素を盛り込んだバラエティに富んだ内容。先行配信されたルシアンのプロデュースによる楽曲「Caprichoso」はトロピカル風のダンス・トラックで、夏を先取りしたミュージック・ビデオも話題だ。また、本日公開された「Gracias Por Nada」のミュージック・ビデオは、日本語で「武士」と書かれた文字や扇子が映し出され、最後には日本刀を持ったラウが登場するというストーリー仕立の作品。日本のファッション、アート、アニメ等、日本の文化に興味があるというラウだが、今作は日本を意識した映像に仕上がっている。





プエルトリコ出身の彼は、10代ではサッカーの道を目指していたが、怪我により断念。ギタリストの父と、バッキング・ヴォーカリストの母という音楽一家に生まれ、エルヴィス・プレスリー、マイケル・ジャクソン、ブルーノ・マーズ、クリス・ブラウン等の音楽を聞いて過ごし、またNYやマイアミでも過ごした彼はR＆Bやダンスホール・ジャンルからの影響を受けて育った。2014年にSoundCloudに音源を上げるようになって音楽活動をスタート、2018年にSony Music Latinと契約を結んだ。そんな彼は、現在ラテン界を率いる新星として注目され、2020年に発売したデビュー・アルバム『Afrodisíaco』がUSとコロンビアにてゴールド・ディスク認定され、さらに本年の第64回グラミー賞にて、Best Musica Urbana Album賞にノミネートされている。そして、TikTokで広まり史上3番目に再生された楽曲として同プラットフォームで1億500万回以上の再生を記録、ミュージックビデオが1週間で4,000万回再生され、YouTube世界トレンド・ミュージック・ビデオ3位を記録、現在までにミュージックビデオが4億回以上、音源が20億回以上再生されている大ヒット曲「Todo De Ti」を収録したセカンド・アルバム『Vice Versa』は、ビルボード・ラテン・アルバム・チャート初登場1位、2021年にローリングストーン誌が選ぶ年間ベスト・アルバム50の3位に選出されるなどの快挙を達成している。