【インタビュー】AMATSU、2.5次元モデル「あまつまりな」が鮮烈に歌手デビュー

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<フィクションの世界で活躍する2.5次元モデル>という異色の肩書を持ち、グラビアの世界で活躍中の「あまつまりな」が、アーティスト名「AMATSU」として歌手デビューを果たす。昨年末に行われた初ライブでは、お気に入りのボカロ曲やアニソン、子供の頃から好きだったという山口百恵の「プレイバックpart2」をカバーするなど意外な一面も披露されていたが、記念すべき1stシングル「世界が終わるその瞬間(とき)だけは」もまた、彼女の未知なる可能性やさらなる魅力を感じさせる仕上がりとなっている。自身が手掛けた歌詞にはどんな思いが込められているのか、完成までの経緯も含めて話を聞いた。

■ワクワクするような感じではなくずっと緊張しています
■発表をする時も「大丈夫かな」っていう不安が大きくて


──2.5次元モデルとして活躍中の「あまつまりな」さんが、「AMATSU」として歌手デビューするに至った経緯を聞かせてください。

AMATSU:これまでずっとグラビア1本でやってきたんですが、周りのスタッフの方からこれからどうなっていきたいかとか、将来のこととか、その辺りも少し考えてみるのはどうかって言われていたんですね。先のことを考えるのが苦手だからどうしたらいいのかなって思っていたんですが、昔から歌うことが好きだったから「いつか歌のお仕事ができたら」ということをお話ししました。そこからお世話になっている周りの方が協力してくださることになり、デビューの日を目指して(今回の楽曲も手掛けてくださった)Minnie P.先生のところでボイストレーニングを始めることになったんです。

──昨年末の初ライブで山口百恵さんの曲を歌われたと知って驚いたのですが、もともとそういう曲が好きだったんですか?

AMATSU:ちょっと古い曲が好きでしたね。山口百恵さんや工藤静香さん、アンルイスさんとか。両親もよく音楽を聴いていたし歌うことが好きだったので、その影響はかなり受けていると思います。父親はびっくりするくらい音痴でしたけど(笑)。

──(笑)。

AMATSU:私もかなり父親の血を受け継いでいて、歌がすごく下手だったんですよ(笑)。でも、それこそ歌うことが大好きでずっと歌い続けていたら、ちょっとずつよくなっていったんです。高校生の頃には「上手くなったね」って言ってもらえるようになって、歌い続けていて本当によかったなと思いました。

──じゃあそのライブでたくさんのお客さんに歌を聴いてもらえたことは、大きな喜びだったでしょうね。

AMATSU:すごく嬉しかったです。ライブをやってみたいという夢がずっとあったので。

──そのライブで、今回の歌手デビューの発表もされたんですよね。

AMATSU:はい。せっかくライブをやらせていただくんだったら、来てくれたみんなの前で発表したいなと思ったんです。今回のデビュー曲「世界が終わるその瞬間(とき)だけは」も短いバージョンでちょっとだけ歌ったんですが、(歌手デビューだとかオリジナル曲だとか)みんないろいろびっくりし過ぎて、肝心の曲が頭に入ってこなかったって言っていました(笑)。「良い曲だってことは分かったけど」って(笑)。

──皆さんの驚きが伝わってくるようです(笑)。では改めて、歌手デビューの日を迎える今のお気持ちを聞かせてもらえますか?

AMATSU:あまりワクワクするような感じではなく、ずっと緊張しています。発表をする時もそうだったんですが、「大丈夫かな」っていう不安が大きくて。

──それは、どういうところに不安を感じているんでしょう?

AMATSU:ずっとグラビア1本でやってきたので、急に「歌をやる」って言ったところでついてきてくれるのかなって。見ている人たちは何を私に求めているのかを考えちゃうんです。

──でもそこはきっと、今後はこの「AMATSU」というアーティスト名が背中を押してくれるのでは?

AMATSU:そうですね。この名前は、サポートしていただいている皆さんの勧めもあって決めました。もちろんどちらも頑張っていきますが、グラビアの活動とは完全に分けて考えたいという思いや、「あまつまりな」だとアーティストのイメージとしては可愛すぎるかなというのがあって。今後は「AMATSU」として、しっかりアーティストとしてのイメージを固定させていければと思っています。

◆インタビュー(2)へ
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