Carl Martinの8系統プログラマブルスイッチャーがスリムに進化、「Octa-Switch The Strip」発売

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デンマークが世界に誇るアナログペダルエフェクトの老舗ブランドCarl Martinから、8系統のループを装備し、8バンクのメモリーが可能なプログラマブルスイッチャーが登場。同社のプログラマブルスイッチャーとしては第4世代モデルとなる「Octa-Switch The Strip」が発売された。

第3世代で採用された機能は踏襲しながらも、最も多機能かつ、シンプルなオールアナログのスイッチャーに仕上がった「Octa-Switch The Strip」。各ループのオン/オフ設定を任意のフットスイッチにワンステップでメモリーできるシンプルなプログラム方法を採用。ギターアンプと統合した音づくりを実現する「4ケーブルメソッド」にも対応している。また、今回新たに横長のデザインとし、奥行きを大幅に縮小。エフェクトボードにも容易に組み込め、操作もしやすくなっている。


各ループはトゥルーバイパス回路。また、内部の切り替えスイッチにはあらゆるインピーダンスに対応するゴールドリレーを採用。あらゆるタイプのペダルエフェクトをトラブルなく使用することができる。

各ループのオン/オフ設定を8種類のバンクとしてメモリーでき、バンクプリセットモードとして各フットスイッチで切り替え。その場合でもInst. Access(インスタントアクセス)スイッチを踏むことで瞬時にプログラムモードに切り替わり、その場でループのオン/オフを変更できる。もう一度Inst. Accessスイッチを踏めば、元のプログラムに戻せるようになっている。


最後の3つのループ(Loop 6/7/8)用に独立したセンド端子とインプット端子を装備するのも特徴の一つ。これはギターアンプと統合した音づくりに最適な「4ケーブルメソッド」をカンタンに実現するための仕様だ。このセンド端子からアンプのFXループ入力に接続、そしてインプット端子にアンプのFXループ出力からの信号を接続することで、この3つのループが通常のシグナルチェインから切り離され、独立してアンプのFXループに送られる。後段にモジュレーションや残響系のエフェクトを使うことで、前段のダイナミクス系やドライブ系ペダルとギターアンプとは独立した音づくりを可能にする。

ギターアンプのチャンネルやFXループのオン/オフ切替えのフットスイッチ機能をスイッチャーに統合する外部リモートスイッチ端子も4系統装備、アウトプットは2系統を装備し、バンクごとに出力のオン/オフをDIPスイッチで設定可能、MIDIアウトの端子も装備するなど、充実の機能を備える。また、独立したBypass/Muteフットスイッチも装備。装備背面のボタンで全体のバイパスかミュートのどちらの機能になるかを選択可能だ。

製品情報

◆Octa-Switch The Strip
価格:69,300円(税込)
発売日:2022年3月25日

<おもな仕様>
・入力インピーダンス:500kΩ(バッファー時)
 ギターINPUT(TS標準フォーン)
・出力インピーダンス:560Ω(バッファー時)
 メインOUTPUT(TS標準フォーン×2系統)
・ループ数:8系統(トゥルーバイパスリレー採用)
 SEND/RETURN(TS標準フォーン、Loop 8 RETURNのみTRS標準ステレオフォーン)
・ギターアンプエフェクトループ用SEND/INPUT(TS標準フォーン)
・メモリーバンク数:8(インスタントアクセスモード装備)
・エクスターナルスイッチ:4系統(TS標準フォーン、ラッチ式)
・MIDIアウト:プログラムチェンジ送出(チャンネル1固定)
・S/N比:70dB
・電源仕様:ACアダプター 9VDC/600mA(センターマイナス・別売)
 *仕様に合った汎用のACアダプターをお使いください。
・最大消費電流:560mA
・外形寸法:380(W)×85(D)×40(H)mm
・本体重量:1.5kg
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