【ライブレポート】双極スペクトラム、新体制でリスタート。6人全員整形後の初ライブ

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3月19日、Zepp DiverCity(TOKYO)にて、双極スペクトラムの主催イベント<HENTAIの咆哮>が行われた。2月8日の1周年記念ワンマンでメンバーの2人が卒業し、活動を休止していた双極スペクトラム。無敵てるくん、さくま(さくま)、赤色時雨の新メンバー3人を迎え入れ、6人体制で再スタートを切った。

◆ライブ写真

「ただいま~!」という田嶋はるの元気な声を合図にライブがスタート。「オオカミ男と月兎」「救済バタフライ」と、ノリの良いナンバーで会場を盛り上げていく。メンバー6人とバックバンド陣4人の計10人がステージに立っており、それだけでとても華やかだが、息の合ったダンスやメンバー各々のファンを惹きつける力が加わり、迫力あるステージを次々と展開。彼らの大きな武器である生演奏付きのライブの良さを最大限に引き出している様子がライブ開始からすぐに伝わってきた。


一変、MCでは新メンバーの自己紹介に加え、「双極スペクトラムのメンバー全員が同時に整形した」という衝撃的なニュースで持ちきりだった。既にSNSで話題にはなっていたが、施術後の姿をファンの皆さんへお披露目するのは今日が初めて。私自身、この話題をTwitterで見たときは、フェイクニュースだと思うほど衝撃的な内容だった。メンバーの誰かではなく、6人全員が整形をし、堂々とカミングアウト。そして、ファンもそれを受け入れるように温かい目でステージを見つめているという独特な状況。そんなアイドル、他にいるだろうか?双極スペクトラムという一つのグループがパワーアップして活動を再開させたというだけでなく、メンズ地下アイドル界全体に大きな影響を与えるような話題だ。自分磨き、将来の投資という意味も大きいと思うが、やってみたいと思ったことを躊躇なくやってのける行動力、エンターテイナーとして挑戦し続ける姿には本当に頭が下がる。もしかしたら、本当にすごいアイドルに成長していくのかもしれないという期待感に満ちたホット過ぎるニュースだった。




楽曲の話題性も負けていない。今日のライブでは新曲も数多く披露。無敵てるくんのハイトーンで個性的な歌声、さくま(さくま)のアイドルらしい爽やかな表情、赤色時雨のアグレッシブなダンスと、新メンバー各々の得意なポイント、魅力がぎゅっと詰まったライブを届けた。6曲目に披露された「Plastic heroine」は、2週間前にYouTubeにアップされたばかり。キャッチ―なメロディーから一転、シャウトも織り交ぜた双極スペクトラムのなかでも一味違う楽曲だ。ミュージックビデオでは、イメージシーンのヒロイン役をマネージャーの佐藤氏が演じるなど、これまた話題性のある内容。普段は双極スペクトラムの頼れる母ちゃん的存在の佐藤マネージャーが可愛く大変身しているので、ぜひ注目してほしい。なお、本日の楽屋にて「ちなみに、私は整形してませ~ん!がはははは(笑)!」と、佐藤マネージャー。ステージも楽屋もとても明るい雰囲気に包まれていた。



4月から3ヶ月連続で行われるコンセプトワンマン、8月10日に恵比寿LIQUIDROOMで行われる禊バースデーワンマンと、今後の予定も続々と決まっている。活動休止ライブで告げられた「俺たち、変わります」という言葉通り、これからも双極スペクトラムにしかできない斬新なアイデアと挑戦し続ける姿勢で私たちを楽しませてくれるはずだ。

写真◎上野宏幸
文◎藤代冬馬

セットリスト

01. オオカミ男と月兎
02. 救済バタフライ
03. ラブホテルを抜け出して
04. モトムポエム、エゴイズム
05. 盲目信教BANBAN罪
06. Plastic heroine
07. Chu-in trip realize
08. 愛情欲求シンドローム

ライブ情報

<コンセプト単独公演>
5月22日、6月26日
新宿WALLY

<禊 Birthday ONEMAN>
8月10日
恵比寿LIQUID ROOM

◆双極スペクトラム オフィシャルサイト
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