ザ・ウォンテッドのトム・パーカー、脳腫瘍により33歳で死去

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英国のボーイズ・グループ、ザ・ウォンテッドのトム・パーカーが、3月30日、脳腫瘍のため亡くなった。まだ33歳だった。

◆ザ・ウォンテッド画像

パーカーは2020年秋に、手術が不可能なグレード4の膠芽腫だと診断されたと公表し、治療を続けていた。2021年初めには、腫瘍が著しく小さくなっているとの朗報がもたらされたが、残念なことに体調が急に悪化したと言われる。

パーカーの妻Kelseyさんは、この日、彼が「家族に囲まれる中、安らかに息を引き取りました」とインスタグラムで訃報を伝えた。「私たちの心は引き裂かれています。トムは私たちの世界の中心で、彼の周りもつられるような笑い、エネルギッシュな存在感なしの人生なんて想像できません」「支援し続けてくれた皆さまに感謝します。彼は最後の最後まで闘いました」

パーカーはKelseyさんと2018年に結婚し、2019年に長女、2020年に長男が誕生したばかりだった。

ザ・ウォンテッドは、2009年にオーディションを通じ結成され、2014年に活動を休止するまでに3枚のスタジオ・アルバムを発表。「All Time Low」(2010年)、「Glad You Came」(2011年)の2曲が全英1位に輝いた。昨年、リユニオンし、9月にパーカー主催のチャリティ公演でパフォーマンスした。今月初めにはUKアリーナ・ツアーをスタートし、一部公演で短時間ではあったがパーカーも参加していた。

グループのインスタグラムには、「全てのザ・ウォンテッド・ファミリーが打ちのめされている。トム・パーカーは今日昼、家族とバンド・メイトに囲まれる中安らかに息を引き取った。彼はKelseyにとって素晴らしい夫で、AureliaとBodhiにとって素晴らしい父親だった。彼は僕らのブラザーだった。この喪失と悲しみは言葉では表せない。常に、永遠に僕らの心の中に」との声明が投稿された。





Ako Suzuki
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