【インタビュー】鬼頭明里、「ようやく自分のやりたいこと、表現したいものが見えてきた」

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鬼頭明里が4月6日に、ポニーキャニオンのアニメ通販サイト「きゃにめ」限定でシングル「みちくさ」をリリースする。数々の有名作品に声優として出演するかたわら、アーティストとしても活躍している鬼頭明里。

◆撮り下ろし画像

■共感してくれる人が一人でもいれば嬉しいし
■勇気づけることができたら、それが一番


2019年にデビューシングル「Swinging Heart」をリリースして以後、2020年には2ndシングル「Desire Again」、1stアルバム『STYLE』、3rdシングル「キミのとなりで」と精力的にリリースを続け、2021年12月には、神奈川・パシフィコ横浜にて<2nd LIVE「MIRRORS」>も成功させた。

そして今回ニューシングル「みちくさ」では、自身初の作詞にも挑戦した。そんな本作のリリースにあたり、BARKSでも初のインタビューを敢行。作詞についてのエピソードや、アーティスト・鬼頭明里としての在り方などを語ってもらった。

   ◆   ◆   ◆

──2019年にアーティストデビューして以来、これまでのシングルはロックを中心にアッパーな楽曲ばかりでしたが、今回の「みちくさ」は全く印象が違いますね。

鬼頭明里:こういう感じのゆったりした曲も、実は好きなんです。デビュー当初は「キャラソンでは歌わないような曲をやれたらいいな」ということで、ロックだったりバンドサウンドを主にしてきたんですけど、もっといろんな側面を見せていけたらと思ったんです。やりたいことをどんどんやって、さらに幅を広げていこうと、今回はこのテイストを選んでみました。

──普段、こういった温かみのある優しい楽曲を聴くことは多いんですか?

鬼頭明里:そうですね。昔は「どんな音楽が好きですか?」と聞かれると「ロックや元気な曲が好きです」って答えていたんですけど、大人になってから静かな曲も聴くようになってきました。だからこそ、こういう曲になったんでしょうね。「みちくさ」のトラックも「散歩しながら聴けるような、あったかい軽やかな曲がいいです」とお願いして、集まったデモの中から自分で選ばせていただきました。

──実際、よく散歩します?

鬼頭明里:します。メチャクチャ暑い日と寒い日以外は(笑)。春と秋とかは、よく歩いていますね。散歩しながら音楽を聴いているんです。それこそ「みちくさ」みたいな、ゆったりした曲を聴くことが多いですね。

──なるほど。それで今回は作詞に初挑戦してみようと?

鬼頭明里:というより、自分で作詞もしてみようかという話は以前からあって、偶然このタイミングになったんです。ただ、今まで作詞の勉強とかもしたことがなかったので、最初はどこから手をつけたらいいのか全くわからなかったんです。今回は、作家の方に書いてもらったものに手を加える形にしようとご提案いただきました。そして実際書いていただいたんですけど、私の書いた歌詞も多く採用していただいて。

──イメージ通りの曲を選んだのだから、やはり歌詞もイメージ通りのものにしたいですよね。

鬼頭明里:でも、最初はホントに書けなくて!どうしようかとなったときに、「テーマだけでも」と言われて、そこで“道草”というテーマを決めたら、スンナリ書けるようになったんです。散歩の途中に道草するように、人生いろいろあるけれどノンビリ行きましょう!っていうのと。あとは、道端に生えている草花のように、踏まれても立ち上がれるくらい強くなりたい……っていう想いを、そこに乗せていきたかったんです。


──そういったテーマが出てくるのって、人生の中で少なからず踏まれた経験があり、日々の中で挫折を感じることがあるからじゃありません?

鬼頭明里:そうですね。しんどくなったり、立ち直れないなぁっていう気持ちになることも、やっぱりあるんです。だから、同じような想いを持っている人に、ただ「頑張れ!」って言うだけじゃなく、「自分のペースで大丈夫だよ」ってことを伝えられればいいなと思って書きました。特に目標もなくウロウロしてみたり、とりあえず動きだしてみるのでもいいんじゃないかなって。

──それで“道しるべはいらないよ”とサビで書いているんですね。“動き出した 光る 音もない世界”という歌いだしからセンスを感じますし、とても「最初はどこから手をつけていいのかわからなかった」だなんて信じられません。

鬼頭明里:ありがとうございます。テーマが一度決まったらストンと落ちたんです。お風呂で湯舟にのんびり浸かりながら一回集中して考えて、とりあえず2番のサビ前くらいまで書いたものを共作詞の鶴﨑輝一さんにお送りしたら、ほぼ全部採用していただけたんです!他の方々にも「ホントに初めてですか?」とメチャメチャ褒めてもらえたので、すごく嬉しかったです。作詞って楽しいなって思えましたし、これからもやっていきたいです。

──ええ。言葉のチョイスや言い回しもナチュラルでありつつ絶妙に捻りが利いていて、私も初作詞とは思えなかったです。音のハマりも良いですし、そのへんも意識されたのでは?

鬼頭明里:はい!特にサビの“結んだ くつひも 足跡”のところは、すごくリズムが良かったので、気持ちよくハマる言葉をメチャメチャ探しました。あと“空を舞うよう 風と 忘れて踊って”の箇所は、後ろに笛みたいな音が鳴っていたので、そこから浮かんだ情景を描いたりもしています。だから聴いていて気持ちのいい曲、音のハマりにはしたかったんですけど、あまり意味を持ちすぎないように、ちょっと抽象的に表現するということも意識していたんです。

──意味を持たせすぎないようにしたかったのは、なぜ?

鬼頭明里:歌詞って響く人には響くけれど、響かない人には響かなかったりすると思うんです。後者の人たちにも楽しんでもらいたいので、ストレートな言葉というよりも、純粋に音楽として耳を傾けてもらえる曲にしたかったんです。

──でも、「みちくさ」は響く率が高い気がしますよ。表現は抽象的でもテーマはストレートですし、特に今のご時世、どこに進んでいいのかわからない状態の人ってたくさんいるでしょうから。そこで“焦らなくて大丈夫”と、こんなにも柔らかくて温かい声で歌われたら、きっと気持ちが楽になるはず。

鬼頭明里:ありがとうございます。元気な曲が多かったので割と声を張って歌うのが癖になっていたんですけど、今回は肩の力を抜いて歌うようにしました。やっぱり共感してくれる人が一人でもいれば嬉しいし、ちょっと躓いちゃったなと感じている人に刺さって、勇気づけることができたら、それが一番。ありがたいことに、今までに出させていただいた曲でも「受験頑張れました!」のような声もたくさん頂けたのですが、今度は自分の作詞した曲でそう言ってもらいたいなって。


──ちなみに、この曲聴きながら、もうお散歩できました?

鬼頭明里:できてないです。まだ寒いので(笑)。でも、きっとリリースの頃には暖かくなっているでしょうから、ぜひお散歩しながら聴いてほしいですね。

──対照的なのがカップリングの「晴れ待ちノオト」で、ずいぶんとエモーショナルな上に気持ちの強さを感じました。

鬼頭明里:こちらは全くのお任せで作ってもらった曲なのですが、テーマ自体は表題曲とすごく似ている気がするんです。どちらも「優しく寄り添ってあげたい」という気持ちが根っこにあって、でもテイストは全然違うのが面白いなぁって。「みちくさ」がそっと語りかけていくようなイメージなら、「晴れ待ちノオト」は自分の中の葛藤を歌っているように感じたので、確かに自分の中の感情というか、強い想いは意識して歌いました。

──ある意味“鬼頭明里”というパーソナリティに対する、制作者サイドのイメージがソレなのかもしれませんね。この人は、きっと優しく寄り添ってくれるだろうと。

鬼頭明里:そうなんですかね(笑)? 「みちくさ」の方では「自分のペースで、のんびり進めばいいよ」ということをテーマにしているので、「晴れ待ちノオト」も気持ちは同じなのかもしれません。

──ちなみにサビにも“優しくなりたい”というワードが出てきますが、誰かのために優しくありたい、強くありたいと願うのは、どんなときですか?

鬼頭明里:うーん……それは常に思っているかも。誰かのためになるのが昔から好きというか、よく学校でイラストを描いていたんですけど、それも「喜んでもらえるから描きたい」っていう気持ちが大きかったんです。なので、「××を描いて」ってリクエストされたものを描いたり、描いていた絵を「それちょうだい」って言われたらあげていました。プレゼントとか選ぶのも、メチャクチャ好きですね! 友達の誕生日はスケジュール帳に入れちゃうし。

──究極のところ、それがアーティストとしての目標でもあるのかもしれないですね。聴き手に優しく寄り添って、喜んでもらいたいという。

鬼頭明里:そうですね。「この曲から勇気をもらえました」というようなことを言ってもらえたらすごく嬉しいですし、実際にお手紙とかメールでそういう感想を頂けると、「音楽やっててよかったな」って思うんです。声優としての活動も同じです。例えばアニメにも観る人を勇気づけられる側面はいっぱいあると思うので、作品を通してそのお手伝いができたらなって。


──表現の仕方や媒体は違っていても、鬼頭さんの中では繋がっているんですね。では、アーティスト・鬼頭明里としては、今後どんなスタンスで進んでいきたいと考えてます?

鬼頭明里:デビュー当初は特に自発的に表現したいものというのがあまりなかったんですけどようやく自分のやりたいこと、表現したいものが見えてきたんです。なので、やりたいことは意志を持ってそれを形にしていきたいです。もちろん作詞もその一環だし、今後は出来る限り曲のテーマとかも自分から提案していきたいですね。

──ステージでやってみたいこととかもあったりしますか?

鬼頭明里:生のブラスバンドと一緒にやってみたいです。今までのライヴでも生バンドには入ってもらっていたんですけど、トランペットとか金管楽器も生であったらいいなって。でも、何より自分が初めて作詞した曲を、早く皆の前で歌いたい! それが今は一番です。 

取材・文◎清水素子
撮影◎市村辰文

鬼頭明里 サイン入り色紙 プレゼントキャンペーン概要

【応募資格】
・日本国内にお住まいの方
・Twitterアカウントをお持ちの方
・BARKS編集部 Twitterアカウントから投稿される応募用のツイートをキャンペーン期間内にリツイートした方
※必ずご自身のアカウントを“公開”にした状態でご参加ください。アカウントが非公開の場合は参加とみなされません。
※ダイレクトメッセージを受信拒否設定している場合、参加とみなされません。

【賞品名・当選人数】
鬼頭明里 サイン入り色紙(3枚)
3名様

【応募方法】
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2.BARKS編集部 Twitterアカウントから下記キャンペーン期間中に投稿されるキャンペーン応募用の投稿をリツイートしてください。
3.上記で応募は完了となります。
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【応募期間】
2022年4月6日(木)~2022年5月6日(日)23:59まで
上記期間内にされたリツイートが応募対象です。

【当選発表】
Twitter DMにて当選のご連絡と専用フォームのURLをお送り致します。
専用フォームで必要事項を入力ください。

【賞品発送】
配送は国内のみ、賞品は2022年4月下旬頃までに発送予定です。
※やむを得ない事情により賞品の発送が若干遅れる場合がありますので予めご了承ください。
※ 以下のような場合には、ご当選の権利を無効とさせていただきます。
1.ご住所入力の不備により、賞品がお届けできない場合。
2.ご不在などにより、運送会社での保有期間を超えて賞品をお届けできなかった場合。

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きゃにめ限定シングル「みちくさ」

2022年4月6日 Release

グッズ付き限定盤(CD+GOODS)
SCCG.00098 / ¥2,000(税込)

通常盤
SCCG.00099 / ¥1,000(税込)

■ 収録楽曲
1. みちくさ
作詞:鬼頭 明里・鶴﨑 輝一 作曲・編曲:鶴﨑 輝一
2. 晴れ待ちノオト
作詞:辻純更 作曲・編曲:藤原彩豊
3. みちくさ (Instrumental)
4. 晴れ待ちノオト (Instrumental)
■ 商品仕様

ひがしの描き下ろし「鬼頭明里」イラストジャケット
■ グッズ付き限定盤特典

アクリルスタンド(ひがしの描き下ろし絵柄使用)

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