【インタビュー】DEEP SQUAD、ドキドキ感やワクワク感など二人のピュアな気持ちを描いた7thシングル『Gimme Gimme』

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LDH発のコーラスグループ・DEEP SQUADが7thシングル『Gimme Gimme』をリリースする。表題曲は映画『チェリまほTHE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』の挿入歌で、ドラマ版のエンディングテーマ「Good Love Your Love」に続き『チェリまほ』とは二度目のタッグ。ピュアな恋愛観を描いた、爽やかなポップソングが完成した。2019年7月にメンバー3人が加入してDEEPからDEEP SQUADになり、2020年からは音源をデジタルリリースし、2021年には1stフルアルバム『D'PARTURE』を発表。2022年3月にはDEEP SQUADで初のツアーを開催した。アーティストとしてやるべき初体験をクリアした絶好のタイミングでリリースされる今作で、彼らはどんな面を見せようと思ったのだろうか。メンバーのDEEP YUICHIROと杉山亮司に話を聞いた。

■いつも以上にコーラスのボリュームを上げているんです
■この楽曲を通して“DEEP SQUADのコーラス”をより濃く届けたかった


――DEEP SQUADは2022年3月に待望の初ツアーを開催し、そちらで初のダンスパフォーマンスをなさったそうですね。

DEEP YUICHIRO(以下、YUICHIRO):そうなんです。ライヴのセットリストや演出を考えていると、“この曲はダンスをつけたいよね”という話にもなっていくんですよね。音楽を聴くと勝手に身体が動くように、歌とダンスはセットなところもあると思うんです。普段からダンスレッスンはしていたので、リハから勝手に身体が動いちゃいましたね。

杉山亮司(以下、杉山):……勝手に身体が動いたわりには、YUICHIROさんめっちゃ練習してたけどなあ(笑)。

YUICHIRO:あははは! 初挑戦の多いツアーでしたね。ファンの方があたたかく迎えてくれてうれしかったです。

杉山:例えば、ブルーノ・マーズもバンドメンバーと一緒に踊りながら歌っているんですよ。そういうのを見ていると、やっぱりいずれはDEEP SQUADもそういうグループになってもいいんじゃないかなって。それは全員の共通認識ではあるんです。ダンス以外にも新しいことばかりで、たくさん学びがありました。

YUICHIRO:DEEPの3人で歌ったり、DEEP SQUADから加入した3人で歌ったりもして。“変幻自在のヴォーカリストグループ”と名乗っているので、そういうものが見せられるステージにしたりね。

杉山:6人いるからこそ、色々な見せ方ができるグループだと思いましたね。フラッシュアイデアですけど、それぞれソロで1分半くらいの持ち場を作って、個性を引き立たせるセットリストを組んでも面白そうですし――こんなふうに、ツアーを終えていろんな想像が膨らんだんです。今回のツアーで夢を叶えるための様々な手段を知れたし、そのためにはもっと自分たちのスキルを磨かなくてはいけないなと気合いが入りましたね。未来を見据えられた、いいライヴになったと思います。

YUICHIRO:DEEP SQUADにはめちゃくちゃアガれるアッパーソングが少なかったのも、ツアーでの発見でしたね。それも今後に生かしていきたいですね。

――今回のシングルも、DEEP SQUADにまた新しい色を差し込んでくれる曲になったのではないでしょうか。表題曲「Gimme Gimme」は爽快なポップナンバー。こちらは『チェリまほ THE MOVIE』の挿入歌ということで、同作のドラマ版でエンディングテーマを担当なさって二度目のタッグです。

YUICHIRO:また『チェリまほ』と関わることができて、めちゃくちゃうれしいですね。映画化される話はちょろっと聞いていたので、僕たちに話が来てくれたらなあ……と思っていたら今回挿入歌のお話をいただいて。ものすごくありがたいです。ドラマ版のエンディングテーマを担当させていただいたことをきっかけに、海外の方々に知ってもらえたんですよね。今回でさらに知っていただけたらいいなあと思っています。


▲『GimmeGimme』初回生産限定盤


▲『GimmeGimme』通常盤

――ドラマ版のエンディングテーマ曲である「Good Love Your Love」以降、リリースするシングルが海外でチャートインなさっているんですよね。おふたりは海外のリスナーさんからどんなところが受け入れられていると思いますか?

杉山:海外の方からのコメントによく書いてあるのは、YUICHIROさんの声についてですね。“So beautiful voice!”とか、“この声は誰?”に対して“He is YUICHIRO!”と返信がついていたり。

YUICHIRO:あと英語のコメントで多いのは“顔と声が合わない”だね(笑)。“顔はいかついけどクリスタルボイス”って書いてある(笑)。

杉山:(笑)。海外の方々の好みにYUICHIROさんの声質がはまってるんじゃないかなと思います。同じキーを歌うにしても、ヴォーカリストによってハイ成分が多かったり少なかったりするんです。YUICHIROさんはハイの成分が多いから、それも大きいかも。

YUICHIRO:海外でヒットを飛ばす人も声が高い人が多いですものね。ハイトーンで、あとパワフルっていうところが受け入れられているのかな。


▲DEEP YUICHIRO

――歌声に魅せられる人が多いのは、どの国でも同じなのかもしれませんね。「Gimme Gimme」もシティポップ風の洗練されたトラックのポップソングで、「Good Love Your Love」と兄弟のような関係性の曲だと感じました。

YUICHIRO:“兄弟”って言い方、いいですね。どちらの曲も恋愛中のドキドキ感、ワクワク感、二人のピュアな気持ちを描いているという共通点があるので。

杉山:DEEP SQUADのキラキラポップの代表作が、この2曲かなと思っています。「Good Love Your Love」も「Gimme Gimme」も作品に起用していただいているのもあって、聴いた瞬間に『チェリまほ』の映像が思い浮かぶと思うんです。でもドラマ版から劇場版でストーリーも進んでいて、「Gimme Gimme」もその新しいストーリーに寄り添った新曲なので、「Gimme Gimme」は“「Good Love Your Love」第2弾”って感じがしてますね。でもまさに兄弟だと思います。

YUICHIRO:「Gimme Gimme」も劇中のめっちゃくちゃ良いところで流していただけて。

杉山:ほんと、ナイスタイミングすぎましたね。ぜひ劇場でご覧いただきたいなと思います。

――「Gimme Gimme」はいつも以上にコーラスワークが緻密だと感じました。以前“歌割りを決めるのがいちばん難しい”とおっしゃっているのを拝見したのですが、「Gimme Gimme」はいかがでしたか?

杉山:今回は僕が歌割りを決めていて。みんなに提案したら“良い感じじゃん!”と言ってもらえましたし、自分でもよい歌割りになったと思っています。それぞれの声質やキャラクターに合わせて、合いそうな歌詞やキーを探っていくんですけど、メンバーだからこそわかる声質やキャラがあるんです。6人の良いとこ取りをしてパズルを組み立てていくような感覚でした。

――具体例を挙げていただけますか?

杉山:たとえばYUICHIROさんなら、ハイトーンが出せるだけでなく、ハイトーンの鳴りがすごくいい声質なんですよね。最後のサビにいちばん高いキーがあるんですけど、YUICHIROさんならファルセットでなくてもこのキーを出せるからYUICHIROさんに歌ってもらいました。

YUICHIRO:あとは“キス好き”だね(笑)。

杉山:あははは、そうっすね(笑)。YUICHIROさんは“キス”を歌いたがるんです(笑)。

YUICHIRO:MVでもキスシーンを待っているんですけどねえ……(笑)。

杉山:ヴォーカリストから申告するパターンって、あんまり聞かないですよ(笑)。落ちサビでYUICHIROさんと雄飛(宇原雄飛)が交互に歌うんですけど、二人の声質が全然違うので、交互に歌うことで展開が作れて面白いかなって。


▲杉山亮司

――杉山さんは分析がお得意なのかもしれませんね。お話を聞いていると、観察眼が鋭くてひとつの物事から新しいヒントを得る人という印象を受けました。

杉山:つねにアンテナを張るのがクセになっているというか……。音楽をクリエイトしていくセンスは自分なりにはあると思っているので、それを一度チームに提案するようにしているんです。自分の考えをチームのなかで消化していくと、DEEP SQUADとしてのまとまりが出るなという感覚があるんです。でもそれができるのも、相談できる相手がいるからですね。迷ったらいつもメンバーに相談しているし、メンバーも思ったことを言ってくれるし。お互いの得意なところでお互いを補い合っていけたらなと思いますね。

YUICHIRO:今回「Gimme Gimme」で亮司が決めてくれた歌割りも適材適所だと思いますね。1番を新メンバー3人がメインで歌ってDEEP3人がコーラスをして、2番はその逆。すごく良い割り振りだと思います。

――そうですね。2チームに分かれているのもあって、『チェリまほ』の主人公の二人が浮かび上がってくるような感覚もありますし、随所にギミックも効いていて、いつも以上に華やかなコーラスワークだと思います。

杉山:「Gimme Gimme」はいつも以上にコーラスのボリュームを上げているんです。この楽曲を通して、“DEEP SQUADのコーラス”をより濃く届けたかったんです。華やかと感じてもらえたのは、それも大きいと思いますね。

――1曲のなかでこれだけ6人全員がメインヴォーカルモードとコーラスモードをスイッチするのは、かなり難易度が高いと思うのですが。

YUICHIRO:もうこれは慣れです(笑)。コーラスとメインヴォーカルは、歌という共通点以外すべてが全然違うんですよ。コーラスだと発声のボリュームも下げるし、メインを立たせることに集中して。

杉山:歌い方も全然変わりますよね。語尾でマイクを離すタイミングも全然違うし。後から加入した僕ら3人も、やっとメインヴォーカルとコーラスのスイッチングに慣れてきたんです。

YUICHIRO:DEEP SQUADになって2年半経って、お互いのクセもわかったのも大きいよね。あと、メインヴォーカルもコーラスもリズムが大事です。

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