【ライブレポート】NOISEMAKER、UVERworldを迎えた<AXIS TOUR>東京公演で「いつか対バンしたいと思っていた」

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NOISEMAKERが2月23日より、地元である北海道・札幌PENNY LANE24公演を皮切りに10ヵ所におよぶ全国ツアー<NOISEMAKER presents AXIS TOUR>を開催した。同ツアーから3月13日(日)の東京・Zepp Haneda公演のレポートをお届けしたい。

◆NOISEMAKER 画像

各地で対バンを招いた今ツアー6ヵ所目の相手はUVERworldである。何でも<イナズマロック フェス 2015>でNOISEMAKERのAG(Vo)がUVERworldのライブを観て心を打たれ、現場で連絡先を交換。それから約7年の時を経て、今日のツアーに誘うべく、TAKUYA∞(Vo/Prog)に電話を入れたそうだ。AG曰く「UVERworldの音楽はもちろん、人との向き合い方や男気をリスペクトしている」と自身のライブ中に語っていた。


その気持ちに応えるように、UVERworldは「NEVER ENDING WORLD」から前のめりの演奏で飛ばす。1990年代から活躍するBACK DROP BOMBの薫陶を受けてサックス奏者を導入したというバンドスタイルにより、華美で重厚なロックを叩きつけていく。また、曲によってはスクリーンに歌詞を映し、楽曲に込めたメッセージを視覚面からもアピール。その言葉に魂を込めるのがTAKUYA∞の歌声だ。観客の心根を揺さぶる言霊ヴォーカルの説得力は半端じゃなく、ラスト「7日目の決意」まで、まさしく“全身全霊”と形容したくなるパフォーマンスで駆け抜けた。50分という限られた時間で自分たちの生きざまを開陳し、観る者の背中を押すライヴを魅せつけてくれた。

転換タイムに入ると、NOISEMAKERのHIDE(G)、YU-KI(B)、UTA(Dr)の楽器陣がステージ上に現れ、NIRVANAの「Smells Like Teen Spirit」をサウンドチェックで演奏して、場内を沸かせる場面も。



そして遂に主役の登場だ。「GO! GO!」とAGが煽ると、NOISEMAKERは最新EP『AXIS』の冒頭を飾る「Hunter or Prey」で火蓋を切った。スクリーンに幾何学模様のサイケな映像が流れ、ド頭から熱い盛り上がりを記録。ラウドな爆音と共に「Change My Life」に入ると、R&B調の軽快な歌い回しとキャッチーなサビが溶け合い、フロアはさらに活気付いていった。

「Zepp Haneda、ひっくり返しに来たぜ!」──AG (Vo)

と叫んでいたが、その言葉に偽りナシの怒涛の攻めっぷりだ。「SADVENTURES」をプレイした後、「思い切って電話したから、今日がある。いつか対バンしたいと思っていた」とAGは語り、UVERworldとの対バンがようやく実現したことに興奮気味の様子であった。





昨年、NOISEMAKERは初のホールツアーを実施し、ゴスペルやマーチングドラム隊、さらにダンサーを招き、コロナ禍を逆手に取ったエンターテイメント性に長けたライヴを完遂。これが2021年のベストライヴと断言したくなる素晴らしさだった(※最新作『AXIS』付属DVDに『NOISEMANIA PREMIUM HALL TOUR Live at 東京国際フォーラム ホールC』収録)。パフォーマンス力を高めた彼らが、今年はバンドの勢いを加速させたいと心から望んでいるはずだ。その意味でも外部から刺激は不可欠であり、UVERworldとの対バンも必然の流れではないだろうか。

「CROWN」を経て、「THIS IS ME」ではスクリーンに世界各国の人々の顔が流れ、自分らしさを貫く歌詞とリンクした演出も秀逸であった。次の「APEX」は強靭なグルーヴの上に美しいメロディが舞い、ライヴでもひときわ輝きを放つキラーチューンだった。クールな雰囲気で迫る「FREEZE」を終えるとAGが感慨深げに振り返った。



「Zepp HanedaにNOISEMAKERは立ってます、光栄です。『AXIS』聴いた? ヤバイでしょ! 2年間いろいろあったけど、こうして対バンもできるようになった」──AG (Vo)

そして、躍動感漲る「SPEAK UP」を筆頭に再び戦闘モードに突入する。「UVERworldが言ってた高いハードル、次のたった1曲で超えてやります」と不敵に宣言した後、ここで「Something New」を投下。オリエンタルなイントロをフックに、グランジ経由のヘヴィネスとキャッチーなメロディが交錯するミクスチャー具合は何度聴いても鮮烈な衝撃を覚えてしまう。それから「Better Days」が披露されると、自然とクラップが沸き起こり、会場はポジティヴなヴァイブに支配されていた。





「こんなにあっという間の一日は初めて。初の対バンは最初で最後……またいつか対バンできるように胸を張って突っ走る」──AG (Vo)

こう誓うと、「To Live Is」に繋いだ。同曲はリリース以降、彼らにとって大事な局面でプレイされることが多いアンセムソング。カラフルな照明がサウンドの高揚感を盛り上げ、気づけば会場全体を祝祭空間へと塗り替えていった。ラストスパートは「NAME」「Nothing to Lose」。観客は今日イチのジャンプで応え、1時間強におよぶNOISEMAKERのステージは盛大に幕を閉じたのであった。


NOISEMAKERは5月28日および29日の2日間、北海道・札幌芸術の森 野外ステージにて自身主催の野外イベント<KITAKAZE ROCK FES. 2022>を開催する。2020年、2021年とコロナ禍で中止を余儀なくされたものの、彼らが地元・北海道の大地にフェス主催者として立つことが決定している。

取材・文◎荒金良介

■<NOISEMAKER AXIS TOUR>3月13日@Zepp Haneda セットリスト

w/ UVERworld
【NOISEMAKER】
01. Hunter or Prey
02. Change My Life
03. SADVENTURES
04. CROWN
05. THIS IS ME
06. APEX
07. FREEZE
08. SPEAK UP
09. Something New
10. To Live Is
11. Better Days
12. NAME
13. Nothing to Lose

■<KITAKAZE ROCK FES. 2022>

5月28日(土) 北海道 札幌の森 野外ステージ
5月29日(日) 北海道 札幌の森 野外ステージ
open11:30 / start13:00
【28日出演者】
NOISEMAKER / coldrain / dustbox / FOMARE / KOTORI / SiM / HIKAGE
【29日出演者】
NOISEMAKER / KNOCK OUT MONKEY / ROTTENGRAFFTY / The BONEZ / TOTALFAT / SHADOWS / CVLTE
▼チケット
入場券:通し入場券 ¥12,000(税込) / 28日入場券 ¥6,500(税込) / 29日入場券 ¥6,500(税込)
駐車券:通し駐車券 ¥1,000(税込) / 28日駐車券 ¥500(税込) / 29日駐車券 ¥500(税込)
※駐車券はオフィシャル先行1次にて入場券を購入された方を限定に抽選販売いたします。


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