【インタビュー後編】Psycho le Cému、新コンセプトを発表「メンバー全てが能力者なんです」

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■5月3日はレジスタンスの証として
■赤いバンダナを付けて来てもらいたい

──新コンセプトをファンの方に初披露する時って、やはり緊張感はあるんですか?

AYA:それがいいんですよ、Psycho le Cémuは。

DAISHI:楽しみ半分、緊張半分やな。

──お客さんの反応は気になりますか?

DAISHI:事前に衣装を一回も出さずに、いきなりステージへバーン!と出ていくと、やっぱりいつもの登場の時とは違う声が出ますよね。まぁでも、今はコロナ禍ですからね、昔だと客席から声を出せたけど、今はそういう環境ではないし。

AYA:今は「キャーッ!」て言えないもんね(笑)。

──それが求められないのは本当に残念ですよね。DAISHIさんはヴォーカリストとしてはどんな気持ちで挑みますか?

DAISHI:節目節目では最近特にいい歌が歌えてるとは思ってるんですけど、よりエモい歌を歌いたいですね。

一同:おぉ~。

YURAサマ:「エモい歌、歌います」って、自分で言うこと?

AYA:初めて聞いた。どちらかというと、エモいのとか嫌がるタイプだよね?

DAISHI:なんか、自分がゾーンに入った時は……。

一同:ゾーン!

DAISHI:ははは! 最近は結構ゾーンを気にしながらライヴをしてる。


Lida:ゾーンってそこにあるんや? 自分から入って行くもんなん?

DAISHI:いや、入ろうとは意識しつつも、自然と入っていくものかな。

AYA:入り込むことをゾーンっていうの?

DAISHI:バシッ!てくる時があるのよ。

seek:能力者みたいな話になってますけど(笑)。

DAISHI:技術的なものは、調子がいい時も悪い時ももちろんあるんやけどね。でも、後で映像を観返して自分が“ゾーンに入ってるな。いい歌を歌えてるな”という時のほうが、お客さんも集中してもらえてるというか、入ってる感じがあるんだよね。だから練習とかリハーサルの時もそれを意識して、より抑揚を付けたりしながらやってます。

YURAサマ:文字で伝わるかな~。「エモく歌いたい。ゾーンに入ります!」って。

AYA:まぁ、入り込みたいってことやんな?

DAISHI:曲にね。

──自分であって自分でないような感覚、とでも表現したらいいでしょうか?

DAISHI:自分が曲そのものになる、みたいな感じの時があるんですよ。上手くゾーンに入れたら。

Lida:それはたぶん過去にもあったはずなんだけど、それを改めて強く感じるようになったっていうことが……それこそが、音楽ですよ(一同笑)!

DAISHI:気持ち悪いこと言ってるように聞こえるかもしれないですけど(笑)、自分で歌っていて自分の歌に鳥肌が立つ時があるんですよ。それはいいことだなって思う。

Lida:それってなかなか体験できへんからね。

seek:また6年周期の話に戻りますけど、Psycho le Cémuが再始動してから、正直、バンドのこれからの在り方について明言してこなかったと思うんですよ。俺ら自身も“この先どうすんの? やんの? やらへんの?”って会話なんて一回もしたことないし。“続ける”という言葉は、今まであえて僕らの口から言っては来てなかった。今、20周年という一つの節目を経て、新しいPsycho le Cémuへの覚悟というか決意というか。それがこのコンセプトに、新たな部分として出てくるんだろうなと思っています。5月3日はみなさんにその決意を観ていただくべく、頑張りたいと思っています。

DAISHI:公開された新ムービーでは僕ら、赤いバンダナを付けているんです。5月3日は、レジスタンスの証として、ぜひみんなにもそれを付けて会場に来てもらいたいですね。

取材・文◎大前多恵

■<23rd.ANNIVERSARY Psycho le Cému New Concept Live RESISTANCE〜覚醒の狼煙〜>

2022年5月3日(火・祝) LINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂)
open17:15 / start18:00
▼チケット一般発売
販売開始:4月10日(日) 10:00〜
ローソンチケット https://l-tike.com/plc/
※web受付のみ
(問)DISK GARAGE 050-5533-0888


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