<ユーロビジョン>ウクライナ代表のKalush Orchestra「戦争映画のように見ている人は多いだろう」

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欧州各国のアーティストたちが競う<ユーロビジョン・ソング・コンテスト>にウクライナ代表として出場するKalush Orchestraは、特別に国を離れることを許され、テルアビブとアムステルダムでパフォーマンスし、国の代弁者としての役目を担っている。

◆Kalush Orchestra動画、画像

ロシア軍による侵攻を受け、ウクライナでは現在、徴兵を念頭に18~60歳の男性の出国が禁じられている。

短期間ではあるが、海外への渡航を許可されたKalush Orchestraは、4月7日に<イスラエル・コーリング>、9日にユーロビジョン・ソング・コンテスト・ファン向けに開かれた公演でエントリー曲である「Stefania」をパフォーマンスし、今週、ウクライナに帰国するという。

フロントマンのOleh Psiukは、英国BBCラジオ1のインタビューで「戦争というこの困難な時期、ウクライナの代弁者となるよう最善を尽くしたい」と話している。

しかし、ウクライナを離れ、違和感を覚えているのも確かだという。「ここにいる人々に何も不安はない。(ウクライナで)起きていることを戦争映画のように見ている人たちが多いのかもしれない。でも、それが自分自身や家族の身に起きているとき、本当に辛いんだ。朝目覚め、家族や友人たちがまだ生きているのかわからない」

「みんなが協力し、自分達のできることをしたならば、この戦争はすぐに終わり、この先どの国でも起きないと、僕は思っている」

Kalush Orchestraは、ヨーロッパ滞在中、ウクライナから避難した人たちを訪ね、励ますことも使命としているという。

<ユーロビジョン・ソング・コンテスト>の主催者は、今年、ロシアからの出場を禁じた。コンテストは5月10~14日にイタリア、トリノで開催される。ラップ、フォーク、ウクライナの伝統音楽を融合させたKalush Orchestraは優勝候補と目されている。








Ako Suzuki

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