全米アルバム・チャート、タイラー・ザ・クリエイターの『CALL ME IF YOU GET LOST』が再度1位

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Photo by Luis ‘Panch’ Perez

今週の全米アルバム・チャート(Billboard 200)は、タイラー・ザ・クリエイターが2021年6月に発表した6枚目のスタジオ・アルバム『CALL ME IF YOU GET LOST』が、ヴィニール盤がリリースされたことで先週の120位から大きく再浮上し、2週目となる1位に輝いた。『CALL ME IF YOU GET LOST』は7月初めに初登場で1位を獲得していた。

◆タイラー・ザ・クリエイター画像

1991年にヴィニール盤のセールスが調査されるようになって以降、ヒップホップ・アルバムおよび男性ソロ・アーティストのアルバムとしては最大の週間セールスを記録したという。彼のウェブストア限定で4万9,500枚が売れたそうだ。

2位は、モーガン・ウォレンの『Dangerous: The Double Album』がキープ。先週、非連続2週目の1位を獲得したリル・ダークの『7220』は3位に後退した。

今週、新たにトップ10入りした新作はなかったが、Ye(カニエ・ウェスト)に代わり、スウェディッシュ・ハウス・マフィアと共に<コーチェラ>フェスティバルでヘッドライン・パフォーマンスしたザ・ウィークエンドのコンピレーション・アルバム『The Highlights』が先週の60位から8位に大きく再浮上している。

スタジオ・アルバムとコンピレーション・アルバム(ベスト盤)のどちらにも収録されている曲のストリーミングとトラックごとの売上によるユニットは、その週、セールスが多いほうのアルバムに加算されるそうだ。先週は『After Hours』のほうが『The Highlights』よりセールスが良かったため、「Blinding Lights」「Save Your Tears」などの楽曲は『After Hours』に加算されたが、今週は『The Highlights』のほうが売れていたため、人気曲の動向がこちらに割り当てられ、急上昇したという。



Ako Suzuki
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