電子音楽の巨匠、クラウス・シュルツェが死去

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エレクトロニック・ミュージックのパイオニア、クラウス・シュルツェが、4月26日、76歳で永眠した。病名は明かされていないが、長い間闘病していたという。

◆クラウス・シュルツェ画像

息子のマキシミリアンさんは翌日、Facebookを通じ訃報を伝えた。長期に及ぶ病だったとはいえ、突然のことだったと綴っている。「彼に代わり、彼の家族を代表し、長年にわたる皆さんの忠誠心、支援に感謝します──彼にはとても意味のあるものでした! 彼の音楽は生き続けます、私たちの思い出も……。1人の人間、そしてアーティストとしての彼について語ることはもっとたくさんありますが、彼は多分、もういいよと言うでしょう!」

葬儀は本人の遺志により、近親者のみで執り行われるという。

ドイツ・ベルリンで誕生したシュルツェは、60年代終わりから70年代初めに短期間、タンジェリン・ドリーム、アシュ・ラ・テンペルなどに在籍後、1972年にソロ・デビュー・アルバム『Irrlicht』を発表。実験的かつ革新的なサウンドを構築し、シンセサイザーやエレクトロニック音楽のパイオニアの1人と敬われてきた。創造力に満ちた作曲家であり、Richard Wahnfried名義を含め、50年間にわたり、50枚以上のアルバムを発表してきた。

今年も6月に新スタジオ・アルバム『Deus Arrakis』を発表予定で、今月初め、オープニング・トラックの「Osiris - Pt#1」がリリースされたばかりだった。




Ako Suzuki
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