バズ・ラーマン監督、エルヴィス・プレスリーの映画は「スーパーヒーロー映画のよう」

ツイート
(C)ElvisPresleyEnterprises

エルヴィス・プレスリーのバイオグラフィ映画『ELVIS』(邦題:『エルヴィス』)を監督したバズ・ラーマンは、同作品を「スーパーヒーロー映画のよう」と表している。

2月にプレミアされた予告編第1弾には、「あの瞬間、私は痩せっぽちの少年がスーパーヒーローに変身するのを目撃した」とのトム・ハンクス演じるパーカー大佐の台詞が挿入されていたが、ラーマン監督自身、エルヴィスをスーパーヒーローと見なしているそうだ。

監督は、ラスベガスで開催された<CinemaCon 2022>でこう話したという。「リールを観ていて、ちょっとスーパーヒーロー映画のようだと考えてた。実際、僕はエルヴィスのことをオリジナルのスーパーヒーローみたいに思っているからね。彼は埃まみれのところから出てきて、パッと光り、高く舞い上がった。自身にとってのクリプトナイト、それに愛を見出し、堕落し、美しくパワフルで悲劇的な結果をまねいた」

そして、『ELVIS』は単なるバイオグラフィ映画ではないと話した。「僕はバイオグラフィ映画が大好きだ。でも、これは典型的なバイオグラフィ映画ではない。僕にしたら、50年代、60年代、70年代のアメリカの話だ。あの時代のアメリカについて語りたいとしたら、カルチャーの中心にいたのは、良くも悪くも醜悪であろうとも、エルヴィス・プレスリーのような人物だ」

『ELVIS』ではオースティン・バトラーがエルヴィスを、トム・ハンクスがトム・パーカー大佐を演じており、アメリカやヨーロッパで6月に、日本で7月1日に劇場公開される予定。


Ako Suzuki
この記事をツイート

この記事の関連情報