小坂忠、死去

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小坂忠が4月29日、全身がんによる肝不全のため逝去した。73歳だった。

トラミュージック/ミクタムレコードの小坂(高)叡華代表取締役プロデューサーは29日、公式サイトを通じ「牧師そしてシンガーソングライターの小坂忠は、5年前に発症したS字結腸癌から転移した全身癌による肝不全との闘いを終えて天に凱旋しました。デビューから55年の幸せな音楽人生でした。セキュラーミュージックとクリスチャンミュージックの両方で多くの人々に愛され愛唱された事は身に余る光栄でした。これまでのご厚情を心より感謝いたします」と訃報を伝えた。

1966年にザ・フローラルでデビューした小坂忠は、69年に細野晴臣、松本隆らとエイプリルフールを結成し、71年にはマッシュルームレーベルから初のソロアルバム『ありがとう』をリリース。その後も『ほうろう』や『モーニング』『People』『Connected』、ゴスペルアルバム『き・み・は・す・ば・ら・し・い』など数多くの名作を発表し、世界各地で公演を行った。3月1日には公式サイトの投稿で「自宅療養」と題して、「只今、体力回復のため自宅療養中。大腸癌ステージ4との戦い、頑張ってま~す。そして、ウクライナのため祈ってます」と綴っていた。

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