【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「音板」
“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第47回のお題は「音板」です。
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シロフォン、マリンバなどの木琴、グロッケンシュピール、ヴィブラフォンなどの鉄琴で用いられる小片。これをマレットなどで叩くことで音を鳴らす。音板は、それぞれに調律されており、これが長く、幅も広くなるに従って低い音を出す。また、音盤の裏側を削り、くぼみを作ることでも音程や倍音を調整している。
当然ながら木琴には木材が、鉄琴には金属が音板に用いられる。しかしそれぞれにバリエーションは豊富で、シロフォンにはローズウッド、紫檀、カリンなどに加えて繊維強化プラシチック(FRP)など、マリンバにはローズウッドやパドック、グロッケンシュピール、マリンバなどの鉄琴系の音板には、アルミ合金や炭素鋼など硬質な金属素材が用いられる場合が多い。
文:竹内伸一
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