カミラ・カベロ、CL決勝でパフォーマンス「夢がかなった」

カミラ・カベロが現地時間5月28日、フランス・パリで開催されたUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦のオープニング・セレモニーに出演した。以下、そのオフィシャル・レポートをお届けする。

◆カミラ・カベロ動画、画像

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3度のグラミー賞ノミネート、1,000万枚のトータル・セールスを誇り、ソロ・デビュー作が全米1位獲得、キューバ出身のシンガー・ソングライター／女優／アクティビストとして活躍する“情熱の歌姫”カミラ・カベロが、パリのスタッド・ド・フランスで開催された欧州サッカー連盟（UEFA）チャンピオンズ・リーグ決勝戦（リバプール対レアル・マドリード）の開会式で初パフォーマンスした。世界200以上の国と地域で放送され、試合開始の10分前にグランドで、新曲や代表曲など計4曲の豪華メドレー披露し会場を沸かせた。

自身2度目の全米1位を獲得、グラミー賞ノミネートを果たしたショーン・メンデスとのコラボレーション曲「セニョリータ」（2019年）の歌唱からスタートしたカミラは、楽屋裏からカラフルな衣装をまとったダンサーたちに担がれ会場に入り、同時に“HOLA”（スペイン語で“こんにちは”）という巨大人文字がグランドに現れた。続いて、全米1位を獲得した彼女の代表作「ハバナ feat.　ヤング・サグ」（2017年）を歌唱、その後行った衣装チェンジで露出度の高い夏らしい衣装に早変わり、扇子を扇ぎながら、最新アルバム『ファミリア』からの最新曲で大ヒット中の「バン・バン feat.エド・シーラン」を披露。フィナーレは、世界3.6億回再生を突破している同アルバムからの「ドント・ゴー・イェット」で、会場外にも花火が打ち上げられ、最大の盛り上がりを見せた。

彼女のラテン・ルーツにインスパイアされた、活気にあふれたリミックスバージョンで披露されたこれらのパフォーマンスは、メキシコのオアハカ・カーニバルをイメージし、最後は彼女のルーツや家族とのつながりをテーマにした最新アルバムのタイトル“FAMILIA”という人文字がグランドに登場し、大勢のダンサー、バック・ミュージシャンたちと共に会場を盛り上げた。




メキシコ人の父を持ち常にサッカーが身近な存在であったというカミラは、このパフォーマンス直後に「一生忘れられない経験となったわ!!!　私たちにとって本当に夢がかなった瞬間でした。UEFA、ペプシの皆さんありがとう。このような大きなショーに出演できて、本当に光栄でした。小さい頃から、家族でよくサッカーの試合をテレビで観て育ってきて、そこにあるエナジーはとても刺激的で、いつも試合を観ることが本当に楽しかったわ。そして、この日のために尽力してきてくれた、私のチーム、ダンサー、ミュージシャン、クリエイティブのみんな、本当にありがとう！」と本人Instagramで興奮のメッセージを発信している。

そんな彼女は、国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）によって世界中の避難民のために資金を調達することを目的に開始した「#Football4Refugees」をサポートするミュージシャンの一人だ。CL決勝の前にアーティストによるパフォーマンスが行われるのは、今年で6回目。2016年のアリシア・キーズ、2017年のブラック・アイド・ピーズ、2018年のデュア・リパ、2019年のイマジン・ドラゴンズが試合を盛り上げた。2020年は新型コロナウイルスの影響でセレモニーが行われず、2021年はマシュメロがゲストのセレーナ・ゴメス、カリードとともにバーチャルショーを行った。今年のカミラは、久しぶりのリアル・ショーとなった。

“私の心の全て”と語る、2年半ぶり3枚目となる最新アルバム『ファミリア』は「ラテンのリズム、スペイン語での歌唱など、今回の音楽は、私のファミリー・ルーツを探求するという大きな意味合いを持つものになったわ」と、彼女にとっても思い入れのある作品となり、今回のUEFAでのパフォーマンスでさらにその結びつきを深く表現した形となった。日々、精力的な活動を続けるカミラからますます目が離せない。

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