CMEからUSBドングルタイプのBluetooth MIDIアダプター「WIDI Bud Pro」登場、最大4台までをワイヤレス接続可能

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ワイヤレスMIDIのソリューションに15年以上に渡り取り組んできたCMEから、ワイヤレスMIDIアダプター第4弾となる製品が登場。USBドングルタイプの「WIDI Bud Pro」が6月3日に発売される。

WIDI Bud Proは、USBドングルタイプのBluetooth MIDIインターフェイス。USB端子を搭載したMac、Windowsコンピューターやスマートデバイス、そしてUSBホストに対応するMIDIデバイスにBluetooth MIDI機能を追加し、16チャンネル分のMIDIメッセージを双方向でやりとりすることが可能になる。Mac/iOSに比べBluetooth MIDIへのOSの対応が貧弱なWindowsのユーザーにはうれしいアイテムだ。


▲非常にコンパクトなボディにLEDと小さなボタンを搭載。接続時にはLEDが点滅し、接続状態を確認することができる。パッケージはこれまでのCMEシリーズ同様のブリスタータイプ

MMA(MIDI Manufacturers Association)によって承認されたワイヤレス規格、Bluetooth MIDI(BLE-MIDI)によってコンピューターがなくても、ケーブルがなくても多くの対応デバイスをBluetoothを介して接続することが可能に。しかもWIDIシリーズはCME独自のSCA(Smart Connectivity Algorithms)技術によって、他のBluetooth MIDI技術とは一線を画した使い方が可能。このSCA技術は、使用環境に合わせてWIDIのパフォーマンスを最適化する極めて有効なアルゴリズムを搭載しており、常に最大のパフォーマンスを発揮する。

Bluetooth 5規格の採用で、従来の2倍の速度と4倍の範囲で接続を実現。ライブやステージでも安定した動作を確保する。また、完全双方向での伝送が可能で、“セントラル”あるいは“ペリフェラル”デバイスとして機能し、高度なワイヤレスMIDI接続を実現する。ノートやコントロールチェンジはもちろん、MIDIクロックやSysExを含むあらゆるMIDIメッセージをBluetooth経由で送受信できるのも見逃せない。USBドングルタイプなので、外部電源は不要。デバイスのUSB端子に接続するだけで、バスパワーで動作する。


▲最大4台までのデバイスによるBluetooth MIDIのグループを構築可能。グループのAuto-Lern機能も備える。ホストOSからはドライバー不要で1つのMIDIデバイスとして認識。接続は4つのデバイスのMIDI信号が1つのデバイスにマージされるイメージだ。

WindowsコンピューターのUSBポートに差し込むだけで、標準MIDIデバイスとして動作。各種Bluetooth MIDIデバイスと自動的に接続し、超レイテンシーのBluetooth MIDI環境を実現する。macOS/iOSのペアリング制限から開放されるのもポイント。OS依存のBluetooth接続の制限から解き放たれた、快適な相互接続を体験できる。

ファームウェアのアップデートは、iOS/Androidアプリを使用。ワイヤレスで常に最新のアップデートを提供するのも大きな特徴だ。

さらに注目したいのが、Bluetooth MIDIグループの構築。専用アプリ「WIDI App」によって、セントラルデバイスとして設定した1台のWIDIデバイスと、4台までのペリフェラルデバイスを組み合わせ、最大5台のBluetooth MIDIデバイスからなる高度なWIDIグループを簡単に構築することが可能。最大4台のBluetooh MIDIコントローラーを、WIDI Bud Pro経由で1台のPCで使うといったこともできるのだ。

国内販売元のフックアップでは、使用するMIDIデバイスとの動作検証用としてデモ機を用意。MIDIデバイス側の仕様について不明確な場合は、CME製品の購入前に互換性の有無を確かめることをオススメしている。詳細は製品ページでチェックを。

製品情報

◆WIDI Bud Pro
価格:9,900円(税込)
発売日:2022年6月3日
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