【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>w.o.d.、硬派で豪快なロックのエネルギー

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クールな佇まいから放たれる熱量過多のロックサウンドにブッ飛ばされた。<SATANIC CARNIVAL 2019>以来、2度目の出場となった兵庫発のw.o.d.が「EVIL STAGE」に降臨。

◆w.o.d. ライブ写真

サイトウタクヤ(Vo,G)のフィードバックギターが曇天に響き渡り、Ken Mackay(B)の主張激しいベース、中島元良(Dr)のタイトなビートが重なり、「イカロス」から3ピース然としたソリッドな演奏を炸裂。「Fullface」に入ると、サイトウは荒ぶる感情を乗せるように、シャウト気味に歌い上げていく。


「<SATANIC CARNIVAL>よろしくお願いします、w.o.d.です」と、サイトウは最小限のMCでご挨拶。その後も必要に多くは語られない。MCする暇があるなら、演奏で、楽曲で、すべてを語り尽くしてやる!と言わんばかりのストイックなステージングであった。


「Mayday」「1994」と進むにつれ、アクセルを踏むような3ピースのグルーヴは加速度を上げていく。繊細にして肉厚、ミニマムにしてマキシマムの効果を発揮する音のインパクトは尋常ではなかった。特に体に電流が駆け巡るような骨太ベースは、バンドの大きな推進力となっているようだった。


シンプルなロックのかっこ良さを体現した「Kill your idols,Kiss me baby」を経て、「踊る阿呆に見る阿呆」では曲名同様に観客もノリノリで踊り出し、「EVIL STAGE」をw.o.d.色に染め上げていった。

「ラスト1曲、w.o.d.でした、バイバイ!」と告げると、「バニラ・スカイ」を披露。情景が脳裏に浮かんでくるメロウな歌声の魅力を存分に発揮し、大勢の人を楽曲の世界観に没入させていた。歌を追いかけても、演奏を追いかけても隙はない。その上で、血が滾るようなロックのエネルギーを豪快に叩きつける。その硬派な姿勢にただただシビれるのみだった。そう感じたのは僕だけではないはずだ。


取材・文◎荒金良介
撮影◎中河原理英

【w.o.d. セットリスト】

1.イカロス
2.Fullface
3.Mayday
4.1994
5.Kill your idols, Kiss me baby
6.踊る阿呆に見る阿呆
7.バニラ・スカイ

■<SATANIC CARNIVAL 2022>

6月4日(土) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
6月5日(日) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
・物販 / FOOD AREA:start09:30
・ライブ観覧エリア:open10:30 / start11:30 ※19:25終演予定
▼6月4日(土)出演ラインナップ
BRAHMAN
coldrain
HEY-SMITH
Ken Yokoyama
KUZIRA
マキシマム ザ ホルモン
NOISEMAKER
SHADOWS
SiM
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Suspended 4th
w.o.d.
THE FOREVER YOUNG
[OA] FUNNY THINK
▼6月5日(日)出演ラインナップ
04 Limited Sazabys
10-FEET
Crossfaith
CVLTE
dustbox
ENTH
ハルカミライ
MAN WITH A MISSION
Paledusk
SHANK
SHIMA
WANIMA
山嵐
[OA]SABLE HILLS

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