【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>dustbox、「ステージに立った以上、君たちの心を解放しないといけないんだよ!」

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富士急コニファーフォレストには、いつ泣き出してもおかしくないような雲が覆いつくしている。そんな中、HELL STAGEに登場したのはdustbox。

◆dustbox ライブ写真

JOJI(B,Vo)がまず一発「ヨッシャー!」と挨拶を兼ねた叫び声を上げた。SUGA(Vo,G)も「思いっきりやろうぜ!」と気合いたっぷりだ。そこから始まったのはライブチューン「Riot」。リズムに合わせてオーディエンスから自然に巻き起こるハンドクラップは、エネルギッシュなパーカッションとなって曲を熱く彩っていく。それには本職のドラマー、YU-KI(Dr)も満足そうな笑顔を浮かべた。


さらに曲を次々に叩きつけるdustbox。抜群な疾走感と同時に、強力なメロディや歌心が常にある。それを形成するメンバー3人の演奏力の高さやコンビネーションは、いつ観てもテンションが上がる。興奮という意味だけでなく、dustboxの歌や音や曲は、人を思いっきり笑顔にさせてゆく。


そして今日も、dustboxは人だけじゃないものも笑顔にさせる。先週、<KITAKAZE ROCK FES.2022>でdustboxがライブを始めると、それまで降っていた雨が止み、雲の切れ目から太陽が顔を出すというミラクルを起こした。

「ほら、太陽、もう1回呼んどいたから!」とSUGAの声で上空を見上げてみれば、薄雲の向こうにハッキリと太陽の光が。フェスで二度目となれば、もはや偶然ではない。


「サタニック、帰ってきました。俺らも思い出のあるフェスなんだけど、だからこそ、今はいろいろもどかしいこともあると思う。だけど、だんだん良くなってます。だから希望はあるってことだね。これからも一緒に闘い続けていきましょう。ステージに立った以上、君たちの心を解放しないといけないんだよ! さあ、行くぞ、サタニック」

その言葉からdustboxのライブを表すのにふさわしいタイトルを付けた「Here Comes A Miracle」へ。オーディエンスは大声では歌えないものの、みんな、気持ちの中で歌いまくっているようだ。本当に幸せそうにdustboxの音とメロディを浴び続けている。


しかしライブ後半。SUGAが弾き始めたのはドゥーミーな極悪リフだった。「これやんなきゃ、<SATANIC CARNIVAL>じゃないでしょ」とJOJI。そしてステージに呼び込まれたのは10-FEETのNAOKIだ。サタニック名物というか、dustboxと10-FEETがいると起こるミラクル、いや、約束された化学反応といっていいだろう。10-FEETのNAOKI(B,Vo)をフィーチャーした「Neo Chavez 400」だ。

JOJIはボーカルに専念し、ハードコアに攻めたりNAOKIに抱きついたりと、傍若無人ぶりを発揮。NAOKIも10-FEETのライブさながら回転を決めながら弾きまくった。そんなオーディエンスも熱狂の変化球をライブに盛り込みつつ、dustboxは「Just One Minute」でラストに勢いよく攻め立てた。


取材・文◎長谷川幸信
撮影◎岸田哲平

【dustbox セットリスト】

1.Riot
2.Try My Luck
3.Farley
4.Bitter Sweet
5.Here Comes A Miracle
6.Hurdle Race
7.Jupiter
8.Neo Chavez 400
9.Just One Minute

■<SATANIC CARNIVAL 2022>

6月4日(土) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
6月5日(日) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
・物販 / FOOD AREA:start09:30
・ライブ観覧エリア:open10:30 / start11:30 ※19:25終演予定
▼6月4日(土)出演ラインナップ
BRAHMAN
coldrain
HEY-SMITH
Ken Yokoyama
KUZIRA
マキシマム ザ ホルモン
NOISEMAKER
SHADOWS
SiM
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Suspended 4th
w.o.d.
THE FOREVER YOUNG
[OA] FUNNY THINK
▼6月5日(日)出演ラインナップ
04 Limited Sazabys
10-FEET
Crossfaith
CVLTE
dustbox
ENTH
ハルカミライ
MAN WITH A MISSION
Paledusk
SHANK
SHIMA
WANIMA
山嵐
[OA]SABLE HILLS

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