カール・パーマー、エイジアの武道館公演「恐ろしかった」

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カール・パーマーが、エイジアが1983年12月に日本武道館で開催し、アメリカのMTVで衛星生中継された公演<Asia in Asia>について振り返った。生中継という初の試みに、メンバーたちは不安だらけだったという。

◆エイジア画像

パーマーは英国の新聞『Daily Star』にこう語った。「いま、思い返すのはいいよ。でも当時はとても恐ろしかった。何かが失敗する可能性はあった。衛星信号が正しく送受信できなくなるかもしれない、嫌な意見が寄せられるかもしれないってね」「当時は楽しめなかった。何が起きるだろうって不安だらけだったからね。神経がすり減った」

しかし、それは取り越し苦労にすぎず、実際には「何かがおかしくなる可能性はあったが、全てが完璧に上手くいった」という。「武道館でプレイし、アメリカに生中継したのは本当にセンセーショナルだった。全てが予定していた時間通りに進み、クオリティは最高だった。バンドは素晴らしい状態で、僕らは最高の時間を過ごした」

エイジアは最近、この公演を収めた『Asia in Asia: Live at the Budokan, Tokyo, 1983』をリリースした。

パーマーはこの夏、ジェフ・ダウンズ(Key)、ビリー・シャーウッド(B)、Marc Bonilla(G,Vo)と、エイジアのデビュー40周年を記念したツアーを北米で開催する。

彼はまた、年内、カール・パーマーズ・ELPレガシーの公演も予定しており、そこで、亡くなった2人のバンド・メイト、キース・エマーソンとグレッグ・レイクの過去のパフォーマンス映像をスクリーンに映し出し、“共演”する計画を立てているという。





Ako Suzuki
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