【インタビュー】カップルインフルエンサー・ゆたせなcp、こだわり抜いたデビューシングル完成

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■自分たちならもっとみんなを楽しませられるっていう自信もある
──ファンの方は、2曲とも要チェックですね。そして、お二人は音楽以外でも幅広く活躍されていらっしゃいます。先日もプロデュースブランド「KISAMARA」のポップアップショップを開催されました。

Seina:そうなんです。初めてファンの方々に直接お会いしたんですが、みんなめっちゃ感動してくれて。泣いてくれた子もいました。その景色を見てすごく嬉しかったんですが、「ファンの子って本当に実在したんだ!」と不思議な気持ちにもなって(笑)。InstagramやYouTubeのコメントでやり取りをしたことはあったんですが、ゆたせなcpを好きでいてくれる子たちがこんなにいるんだって改めて実感。みんなをもっと笑顔にしたいと感じました。

Yuta:僕も同じです。本当に好きじゃないと、会いに来るってなかなかできないじゃないですか。なので、開催するまで果たしてファンの子が自分たちに会いに来てくれるのかなって少し不安だったんです。でも、蓋を開けたら多くの子が来てくれていて。しかも泣いたり、すごく喜んだりしてくれている。それを見て、こういう活動をしていた本当に良かった思いました。ここまで応援してくれたみんなには感謝しかありません。自分たちならもっとみんなを楽しませられるっていう自信もあるので、ずっとゆたせなcpに付いてきてほしいです!

Seina:福岡とか青森から来てくれた子や、小学生くらいの子もいたりしてね。そこまでして来てくれたんだって私たちも泣きそうになったくらい。

──直接お話をしたからこそ印象に残っている、ファンの方の言葉もありそうです。

Yuta:僕が印象に残っているのは、コロナで学校やお仕事がなくなっちゃったという子。そういう子たちがゆたせなcpを見つけてくれて、「気持ちが明るく前向きになって外に出ることができました」、「学校に行くことができました」と教えてくれたんです。僕らがきっかけになって、何かに挑戦したという声は嬉しかったですね。

Seina:ファッション面の意見も嬉しかった。暗い色の服しか興味がなかったけど、私たちのファッションを見て明るい服を着るようになったら気持ちも明るくなった、とか。ちゃんと良い影響を与えられているんだなって思えました。

Yuta:ただ「好き」じゃなくて、人の人生のきっかけになれたのが本当に嬉しかったです。


──すごくいいエピソードですね。インフルエンサーとしての活動、アーティストデビュー、「KISAMARA」のポップアップショップと、やりたいことを次々と切り拓いて影響力を発揮していますが、その原動力が気になります。

Yuta:コロナ禍に入って、SNS活動を始めようと言ったのは僕の方なんです。それまで2人ともフリーターだったので毎日バイト三昧でした。それにちょうど周りが大学を卒業する年齢で、就職が決まり始めた頃だったんです。

Seina:21〜22歳くらいね。

Yuta:Seinaはアパレルで働いていたので、そこに就職したほうがこの先の人生が少し楽になるんじゃないかって僕に話していて。でも僕の中に、2人なら絶対有名になれる、人を幸せにする仕事ができるっていう確信があったんですよね。それで25歳まで一緒に頑張ってほしいってお願いをして。その頃ちょうどコロナ禍になって仕事が休みになったので、スイッチを切り替えて頑張っていたら人生が変わっていきました。なので、最初の原動力で言えば、自分の中にあった確信かもしれません。

Seina:その後は「ファン」っていう存在ができたことが原動力かも。本当に好きでいてくれる子がいるんだってわかってから、「みんなのために」とか「みんなに幸せになってほしい」という気持ちが湧いてきました。その気持ちでドンドン頑張れている気がします。

Yuta:原動力とは少し違うかもしれないですが、僕はSeinaの感性にもすごく影響を受けています。例えば、ファッションで言えば僕はずっとLDHの方々みたいな服装をしていたんです。それがSeinaと出会ってからポップでカラフルな服になって。それがゆたせなcpの世界観に繋がっているのかもしれません。

Seina:たしかに、出会った当時はひと目で「三代目さんが好きなんだろうな」ってわかる格好をしてたよね(笑)。

Yuta:動画のSeinaっておバカキャラなんですが、その反面天才気質があると思っていて。そこからいい刺激をもらっています。


──様々な原動力をバネに、夢を叶えられているのですね。自分たちを客観的に見た時に、どうして夢を叶えられていると分析されますか?

Seina:新しいことに挑戦したのが良かったのかなと思います。私たち、活動をYouTubeから始めたんですが、全然見られていなくてTikTokをやってみようかという話になったんです。でも、最初はすごく抵抗がありました。TikTokは自分たちよりも若い子たちしか使っていない印象があって、私はやらないほうがいいんじゃないかって。でも、いざやってみると色んな方がやっているってわかったんです。あの時TikTokを始めていなかったら今のようになれていないと思います。それと、他の人の真似をするのではなくて自分たちらしい発信をしたのも良かったのかな。

Yuta:そうだね。個性はとても大切にしていました。

Seina:日本で海外っぽいカップルってあまりいなかったので、そういう感じが新しいのかもしれません。

Yuta:それに自分たちで言うのもなんですけど、多才な方だとは思います(笑)。ゆたせなcpをプレゼンしてくださいって言われたら、服、歌、ダンスって結構いろいろ言えるなって。

Seina:こだわりが強いだけかもよ(笑)。

Yuta:それも音楽活動っていう新しいチャレンジをしたから気付けたことだよね。あ、僕らここまでやるんだって。

──多才だからこそ、この先やってみたいこともたくさんあるのでは?

Yuta:アーティスト活動で言えば、全国ツアーがやりたいです。

Seina:私はファッションが好きだから、2人の衣装も自分たちで作りたい!


──ライブの構成から衣装から、全部お二人でできそうですよね(笑)。

Yuta:ステージにもめっちゃこだわるかもしれないです。トロッコは走れませんって言われても、「いや、走らせたいです」とか(笑)。

Seina:夢が広がるね(笑)。あと、リアルカップルのアーティストさんもあまりいないから、それを強みにして何かできそう。

Yuta:そうそう。海外だとカップルの男女で歌う曲があるけど、日本だとそこまで拡大していないよね。僕らが切り拓いていったら面白いかも。

Seina:ジャスティン・ビーバーがヘイリーに向けて歌う曲ってあるけど、日本だとほぼないもんね。リアルカップルだからそういうのもできるかも。お互いの気持ちを曲で伝え合ったりするのもいいなって思います。

Yuta:アーティスト活動以外だと、「KISAMARA」の店舗を持ってみたい。ファンの子がいつでもゆたせなcpの世界観を感じられたら嬉しいですよね。店内もこだわってインスタ映えできるような作りにしたいです。

Seina:「KISAMARA」はゆたせなcpのグッズブランド的な位置づけなので、完全にアパレルを扱う自分のブランドも持ってみたい。日本ではあまり売っていない服や、海外風の服が好きだけど変えないから困っているって子に来てもらえるようなブランドを確立したいですね。

──では最後に、夢を追いかけている人、将来に悩んでいる人へメッセージをお願いします。

Yuta:少しでも挑戦したいと思ったら、絶対チャレンジしたほうが良いと思います。納得いくまで挑戦して、失敗してほしい。誰になんと言われようと夢を追いかける気持ちが無くならないのであれば一生懸命突き進んでいくのが夢を叶える秘訣なので、諦めないでほしいです。

Seina:日本の文化的に、人と違うことをあまりやらないですよね。ファッションにしても他のことにしても、他人に合わせてしまいますし。でも、やりたいと思ったことは行動を起こして自分から近づこうとすることが大切だなと思います。

Yuta:人間って楽な道を選びがちですけど、きつい道を選んだとしてもその過程は必ず自分の財産になります。もし最終的に別の道を選んだとしても、活かせますし。難しいことですが、恐れずに挑戦していきましょう!

取材・文◎高橋梓
撮影◎いわなびとん

「New World」

作詞:Yuta Seina HIROMI 
作曲: ReiRay

2022年6月11日(土)配信
楽曲URL: https://lin.ee/4BDUHEw/sbhq

(6月18日より各音楽ストアにて配信)


◆ゆたせなcp Yuta & Seina YouTubeチャンネル
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