【俺の楽器・私の愛機】947「六弦患者のもっきんにゃーど」

【ヤマハとフェルナンデスのMGでできたネコ】（岐阜　普段は白ワイシャツの土建屋経理　アラフィフだと今気付き…）


BARKS楽器人編集部の皆様、全国の皆様こんにちはあるいはこんばんは。

私も患っております、ええ。それも変異種的な、削りたい・塗りたい・組みたい症候群。こちらでは、わたくしと同様の方々をお見かけすることができますので、大変に安堵しております。変人も集まればそれがマジョリティー。数年に一度発作的に発症するこの持病。今回産み落とされたのがこちらのMockingnirdでございます。

ふとネットを眺めていた折に重なってしまったモッキンとネコのシルエット。その時から出来上がった先日まで、全く気が付いていなかったのですが、こちら山本恭司氏モデルが太ったら、ですね…閃きだと思っていたのに、実は若かりし頃に焼き付いた記憶や経験が、思考の深層から染み出てきていた。なんていう、バックボーンに焼き付いたフレーズ、音使いに通じるなぁ、なんて改めて感じたりもしております。

出来上がったこちらは、前回発症時に24フレット以降だけ必要で切り落とされた、あまりの部分のヤマハのMGネック、オークションにてフェルナンデスの～と謳われていたが、多分TARGETのモッキンバードボディ。ジャンクに新たな命を、でございます。

壁掛け時にネックでの吊り下げが不安定ですので、ヘッドにウォルナットで引っかかりを作った部分がお気に入りです。ボディは毛並みっぽい仕上がりを求め、塗装はパール系メタリックの白を粉っぽく吹いております。「輝くマット塗装」という謎単語が生まれました。こちらも大変満足のいく仕上がりで変な脳汁が…これが欠乏すると、また発症してしまうのでしょう。もう組み続けるしかない人生でございます。

ネックとボディでスケールごと違うのに、ですとかアレコレとイジリ倒した泥沼話もございますが、一言ストレートに「ネコ（笑）」という印象が与えられれば幸いでございます。

こちらは、猫を飼いたいと盛んに言い続ける娘へのプレゼントとしましたが、コレジャナイというお約束の結果と相成りました。人生良かったり悪かったり。それではまた。皆様よい音楽ライフを～




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モッキンニャード…これまたド変態現る。しかも無駄にスキルフル。昔からネット上で崇め奉られてきた才能の無駄使い香具師ってお人や。前足を見るとジャンプしているときのような、おしりを見るとフガーと威嚇しているときのような、でもお顔は穏やかな猫様。こんな最高なギターある？エスカッションやPUカバーも真っ白というのがいいですね。ヘッドの引っ掛かり部分もウォルナットとか無駄なセレクトもナイス。TOPだけナチュラルなのも、どこか猫な感じがします（どいうこと？）。この完成度をみると、一方で切り落とされたMGの残りがどうなったのか、気になって夜しか眠れません。追記：「変人も集まればそれがマジョリティー」は間違いです。ただのマイノリティの大集合です。（JMN統括編集長 烏丸）



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