【インタビュー】BiS、「Hey boy hey girl」リリース「今は今しかない」

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この夏は全国ツアーの合間を縫って<MONSTER bash2022>にも出演。突き抜けた存在感と全力のパフォーマンスが高い評価を得ているBiSが、7月6日にニューシングル「Hey boy hey girl」をリリース。パンキッシュでポップなタイトルナンバーはフェスや各地のライブで盛り上がること間違いなし。昨年、中野サンプラザで開催された単独公演で「BiSは絶対、武道館に立ちます!」と宣言した彼女たちだが、その夢は一歩ずつ現実に近づいていっているのではないだろうか。何かと制限があり、衝動や本能を爆発させられない時代の中、今は今しかないと言いきる振り切れたタイトル曲はいかにもBiSらしい。

■気持ちに正直に感情のままに生きるのはめっちゃ難しい
■でも、したいことをしなかった時ってすごく後悔する


──今は全公演がソールドアウトしている全国ツアー<BUiLD our STRENGTH TOUR>の真っ最中ですが、手応えはどうですか?

イトー・ムセンシティ部:今まで行ったことのない土地を廻るのが今回のツアーの大きなテーマなんです。始まる前はホントに研究員(BiSのファンの呼称)いるのかなって思っていて(笑)。完売しても実感がなかったんですけど、実際、ライブで「地元の人!」って言ったら手を挙げてくれる人が何人もいて「ホントに待っていてくれたんだ」って感動しました。BiSを始めて3年たった中、初めての場所にやっと来れたっていう想いが伝わったらいいなと思います。「初めて見た」っていう声は私たちにとってもすごく新鮮で、たとえば今まで当たり前のように手が挙がる曲で挙がらなかったりすると「これがこのツアーの大きな課題だ」と思いました。


▲イトー・ムセンシティ部

──初心を思い出した感覚ですか?

ネオ・トゥリーズ:そうですね。でも、そんな中、お客さんとみんなでライブの空間を楽しめるようにその土地の話をMCでしたりして、メンバーと話し合って工夫しています。

チャントモンキー:まだツアーは始まったばかり(取材時)ですけど、場所もお客さんも違えばMCも違うし、そこだけのライブになるのがツアーの醍醐味ですね。次はどんなことが起こるんだろう? どんな人が来てくれるんだろう? って想像しながら私たちは突き進んでおります(笑)。

──ナノ3さんはどんなことを感じていますか?

ナノ3:私は半年前に加入して、こんなに多くの本数のツアーを廻らせていただくのは初めてなので、みんなは行ったことない場所って言ってましたけど、もちろん私は全部が初めての場所で。

チャントモンキー:そうだよねぇ。

ナノ3:たくさんライブをやらせてもらえるからこそ、一回一回を大切に次はもっと良くなるように頑張ろうと思って廻っています。


▲チャントモンキー

──それとBiSのみなさんは大型のロックフェスにも出演していますよね。今年は<ARABAKI ROCK FEST>に出演、8月には<MONSTER bash2022>にも出演しますが、呼ばれるようになった今、刺激を感じていることはあります?

イトー・ムセンシティ部:刺激だらけですね。

ネオ・トゥリーズ:刺激しかなくて、私たちは世間的にはアイドルの部類に入ると思うんですよ。衣装もこんな感じでキメキメですし(笑)。でも、曲はすごくカッコいいし、アーティストとしてフェスにも出たいという目標があったので<ARABAKI>に出られたのは念願だったから嬉しいし、最初は認めてもらえるか不安だったんですけど。


▲ネオ・トゥリーズ

──リアクションはどうでした? 「BiSってこんなに炸裂したライブをやってるんだ?」とか。

チャントモンキー:フェスではお客さんはみんなマスクしているので直接はわからなかったんですけど、ツイッターを見たら、初めてBiSを見て「曲も良いしCD買いたくなった」って言ってくれる人もいて、少しでも伝わってたらいいなと思いました。

イトー・ムセンシティ部:出演者のほとんどがバンドな中、踊って歌っているのは新鮮な光景だったと思うんですけど、パワフルだって言われるとめっちゃ嬉しいなって。否定的な意見ってあまりなかったですね。

ネオ・トゥリーズ:なかったですね。それが<ARABAKI>に来る人たちの温かさかもしれないけど。

イトー・ムセンシティ部:「コイツら出るのかよ」みたいな空気はあまりなくて、お客さんたちもあたたかく迎えてくれて。

チャントモンキー:“がんばれ~”みたいな空気はちょっとあるよね。どんな印象であれ、覚えてもらえたらいいなって。小さい子供たちに「元気だな」って思ってもらっても嬉しいし。

──BiS拡散中ですね。ニューシングル「Hey boy hey girl」ははじけているパンキッシュで開放的なナンバーで、夏ソングというわけではないけれど、体感温度は30℃超えみたいな。

イトー・ムセンシティ部:おおーっ。嬉しいです!


▲4thシングル「Hey boy hey girl」
ジャケットデザインはサーモクロミック染料が塗装されており、温度を高めることによってアートワークが見えてくる仕組み。※隠されたアートワークは、全5パターン

──どんな想いを込めて歌っていますか? 共鳴した歌詞はありました?

イトー・ムセンシティ部:私が好きなフレーズは“自分だけが大事なのさ 正直に生きちゃえ”です。自分の気持ちに正直に感情のままに生きるのはめっちゃ難しいことだと思うんですけど、したいことをしなかった時ってすごく後悔するんですよね。常日頃、自分の人生は自分で作るしかないと思っているので、BiSもやりたいからやっている。お客さんもライブに行きたいと思って来てくれたなら、その瞬間を楽しんでほしいんですよね。

──今が大事って歌っている曲ですからね。

イトー・ムセンシティ部:ツアーで歌っていても、その感情がいちばん強いですね。時間を気にせずに楽しむのも難しいことだけれど、さっき開放感があるって言ってくださったように何もかも忘れて裸になる時間があってもいいんじゃないかなって。っていうか、「そういう時間がないとしんどくない?」って。

ネオ・トゥリーズ:私は“どうでもいい明日よりも今が大事 先は見えてないでしょ”っていう歌詞にハッとさせられました。個人的に先のことを考えて不安になっている時期に出会った曲で、この曲を歌う時は心配事はいったん忘れて、今しかないライブの空間をみんなと一緒に楽しもうって。お客さんの心もちょっとスッキリさせてあげられたらいいなと思いましたね。



──まだライブを見るのにも制限がある時代だからこそ?

ネオ・トゥリーズ:そうですね。声が出せる世界になって最初から最後まで一緒に歌ったら超楽しいだろうなって。

チャントモンキー:楽しそうだね。

ネオ・トゥリーズ:みんなで“今は今しかないんです”って歌いたいなって思った曲ですね。

チャントモンキー:BiSの曲ってバンドサウンドでガンガンいく全開の曲が多かったんですけど、「Hey boy hey girl」は小さいコでも聴けるかわいさとポップさ、爽やかさがあって、初めて聴く人も入りやすい曲だなって。歌詞に関しては「この曲、めっちゃ“今”って言うじゃん」って。数えてみたら28個も出てくるんですよ。


▲ナノ3

──(笑)数えたんですか?

チャントモンキー:はい。3回数えてたのでたぶん合っていると思うんですけど(笑)。私は振り付けを担当しているんですが、曲中に林先生の“今でしょ”ポーズをふんだんに取り入れていて(笑)。

イトー・ムセンシティ部:ちょっとふざけた感じでね。

チャントモンキー:気づいたお客さんはライブで一緒にやってくれていて、今後もライブでどんどん育っていきたい曲ですね。

ナノ3:私も同じように“今”が何回出てくるんだって思いました(笑)。“明日あるなんて考えたら輝けないじゃん”っていう歌詞があるんですけど、自分自身、先のことを考えちゃいますが、目の前のことを必死で頑張っていれば未来に繋がるのかなって。今を大事にしたいと思わせてくれた曲です。

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