【インタビュー】a flood of circle、初のホールワンマン直前に語る「使命みたいなものがどんどん見えてきた」

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■挑戦に対してチケットを買ってくれた
■その気持ちには絶対に応える

──そして、ツアーファイナルに向けて7月2日から9日まで、渋谷モディ1Fでポップアップショップ『FIREWORK RECORDS』も展開中です。そこで「花火を見に行こう」のCD/カセットテープや、グッズも販売されるとのことで。

佐々木:とにかく7月8日のLINE CUBE SHIBUYAを盛り上げたいし、ツアーファイナルまでライブが1ヵ月ぐらい空くので、そういうお楽しみがあってもいいんじゃないかと。『伝説の夜を君と』のリリースも去年だし、ポップストアをやると決めたときに“じゃあ、そこで新曲をリリースしよう”と思って。

──ポップアップストアでは他にも、RUDE GALLERYとのコラボTシャツや、ブルースくんクッション、「花火を見に行こう」のジャケットステッカー付きキャンディボックス、メンバーのサイン入りカード4枚付きコーヒーラスクなども販売と。

佐々木:ヤバいですよね(笑)。モディ側からも提案してくれて、普段なら作ってないかもと思うグッズができたし、俺たちは文化祭気分で準備したので、そのノリで見に来てほしいんですよ。まさに花火のようにその時期にしかやらないから。

──佐々木くんオススメの商品は?

佐々木:クッションはかわいかったし、ポップアップストア=レコード屋さんの体裁なのでロゴも作ったりして。そのTシャツもいいと思う。いっぱいあるけど、一番はやっぱりジャケットも自分で描いたCDとカセットテープかな(笑)。自分で曲を作るときもそうなんですけど、ヘタでも何でもいびつなほうがむしろモノに自分が出ると思うんですよ。世界堂(文具・画材・額縁の専門店)をウロウロして、油彩の絵の具をいろいろ試して描いたんで。

──自分たちのお店に来てもらうのは、ライブとはまた違う喜びがありますね。

佐々木:だから、本当に全国どこからでも遊びに来てほしいんですよね。どうせ渋谷まで来るなら、他にも楽しいことがあるよって。ライブの前に遊びに行ってもいいし、一泊できるなら翌日に寄ってくれてもいい。そんな感じで自由に楽しんでもらえたらと思いますね。


──初のホールワンマンとなる会場のLINE CUBE SHIBUYAに、何か思い出はある?

佐々木:LINE CUBE SHIBUYAで覚えてるのはThe Mirrazかな。当時、身近なバンドがホールでワンマンをやったのを初めて見て、すごいジェラシーを感じたのを思い出しますね(笑)。俺らはその頃、SHIBUYA-AXとかでスタンディングのライブしかやったことがなかったから。彼らもホールでやるタイプのバンドじゃなかったけど、そのミスマッチ具合もカッコいいなぁって。

──あれから約10年経って、やっとフラッドもここまで来た。『伝説の夜を君と』を作ったとき、「天井が高い会場が似合うアルバムだし、「北極星のメロディー」とか上を見がちな曲も多いので、見上げた状態で演奏できる感じもいいなと」と言ってましたね。

佐々木:それこそ、俺たちが花火を見る感覚で、みんなのことを見上げた状態でライブができるのはいいですよね。

──ただ、ホールワンマン=キャパ的にも挑戦で。続けることがバンドの目的なら、わざわざ試練を生むチャレンジへのモチベーションは何なんだろうと。

佐々木:続けていく中で俺個人の曲を作り続けたい、バンドを続けたい思いをメンバーやスタッフとシェアしてる部分があるんですけど、やっぱりみんなの気分のアップダウンも当然あるんですよね。そういうとき、これはチームリーダー論みたいになると恥ずかしいんですけど、あまり長期的過ぎず、かつ人生哲学的過ぎない、みんなが日々生きて生活していく中で共有したい目標ってすごい大事だなと思っていて。

──それはもう素晴らしいチームリーダー論です(笑)。

佐々木:だからこそ、たまに目標を設けると燃えると思うんですよ(笑)。前作よりCDを売りたいとか、昨日よりデカい会場でやりたいとか、続けていくことと昨日よりちょっと欲張って背伸びしてみることは、かなり近いことだと思う。それをやらなかったら、“まぁこんなもんか”の連続になっていっちゃう気がするので。それでもし儲かったらみんなで山分け、みたいな(笑)。そんな感じで去年、バンドの機材車も買えたんで。今後の野望としては、シンセとかピアノをバーンと鳴らせるような大きめのガレージでもいいんですけど、スタジオみたいな作業部屋を作りたいなと。

──目の前の小さな目標を見失わない人が=続けられる人。

佐々木:余談ですけどツアーで札幌に行ったとき、KLUB COUNTER ACTIONのバーカウンターで、普通に酒を出してるSLANGのKO(Vo)さんを見てカッコいいなと思ったし、ハードコアの人たちが何で自分の店や会社をやるのか。それは誰かに雇われる立場でいないという強い意思表示=ハードコアな生き方なんじゃないかと改めて思って。世の中の組織とかシステムをうまく利用するとかじゃなくて、自分は自分のシステムを作って生きていく。ビジネス書とかは読みたくないし、俺は俺の哲学で、自分のやり方で、生きていくのは大事だなと思ってますね。その中からメッセージが生まれてくるはずだから。

──いよいよファイナルが近づいてきましたけど、率直に今の心境はどう?

佐々木:その日は今までにやったことがないことをやろうとしていて、その準備を毎日してるんですけど、初日みたいな緊張感があります(笑)。もちろんこのツアーの集大成でもあるので、セットリスト的にはアルバムの曲を一番に、「花火を見に行こう」も絶対にやります。逆に言うと、この4ヵ月間でライブを見てくれた人もいると思うんですけど、そういうスペシャルなことも考えてるから、一回観ていいなと思ったら、マジでもう一回観に来てほしい、とは言っておきたいかな。

──当日は、そこにいるみんなで最高の景色が見られたら。

佐々木:コロナという状況でもツアーをやり続けてきたフラッドとして誇らしいのは、やるのはこっちの勝手なわけで、来てくれたことにすごい感謝してるんですよ。その“ありがとう”のためにライブをしてるわけでもないけど、結成15年を超えたバンドがLINE CUBE SHIBUYAでやるという挑戦に対して、チケットを買ってくれた気持ちには絶対に応える、すごいライブをしようと思ってるんで。とは言え、別にストイックなだけじゃなくて、ポップアップストアみたいなお楽しみも含めてパーティー気分なんで(笑)。まだ迷ってる人、このインタビューで興味を持ってくれた人も気軽に来てもらえば、バンドの、ロックミュージックの面白さを届けられると思うから。

取材・文◎奥“ボウイ”昌史

■ポップアップショップ『FIREWORK RECORDS』

開催期間:2022年7月2日(土)〜7月9日(土)
※時間は渋谷モディ営業時間(11:00〜20:00に準ずる。但し7/8,9は18時30分閉店)
会場:渋谷モディ1階
▼内容
・新曲「花火を見に行こう」を収録した数量限定CD&カセットテープ販売
・RUDE GALLERY x a flood of circle コラボTEE他グッズ多数販売予定
公式ツイッター @FIREWORK‗RECORDS

■CD/カセットテープ「花火を見に行こう」

発売期間:2022年7月2日(土)〜7月9日(土)
※ポップアップショップ『FIREWORK RECORDS』店内数量限定発売
【CD】TEI-255 ¥1,100(税込)
【カセットテープ】AO-004 ¥1,400(税込)
▼収録曲
01. 花火を見に行こう
02. 花火を見に行こう -Acoustic ver-

■ツアーファイナル<a flood of circle「Tour 伝説の夜を君と」>

2022年7月8日(金) 東京 LINE CUBE SHIBUYA
open18:00 / start19:00
▼チケット
前売り:¥5,000 ※全席指定
(問)VINTAGE ROCK 03-3770-6900

■ライブ/イベント情報

<佐々木亮介 夏の自由研究大発表会>
2022年8月10日(水) 新代田FEVER
open18:30 / start19:00
出演:佐々木亮介(ワンマン)
▼チケット
前売り:¥4,400 (+D代) ※全自由
(問)VINTAGE ROCK 03-3770-6900

<a flood of circle presents “下北沢大炎上”>
2022年8月17日(水) 下北沢SHELTER
open18:30 / start19:00
出演:a flood of circle and guest band
▼チケット
前売り:¥4,400 (+D代) ※全自由
(問)VINTAGE ROCK 03-3770-6900

<a flood of circle presents “KINZOKU Bat NIGHT at なんばHatch”>
2022年8月24日(水) 大阪・なんばHatch
open17:45 / start18:30
出演:a flood of circle, 金属バット and 1 band
▼チケット
前売り:¥4,400 (+D代) ※全席指定
(問)清水音泉 06-6357-3666


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