ロブ・ハルフォード、ブラック・サバス公演でドッキリを仕掛けられ冒頭からまごつく

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Photo by Sam Erickson

ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード(Vo)は1992年、友人であるトニー・アイオミから頼まれ、ロニー・ジェイムス・ディオの代わりにブラック・サバスの公演に出演したが、アイオミからドッキリを仕掛けられ、冒頭でまごついてしまったそうだ。

ハルフォードは、困っているとき助け合うのが友達だが、「友達がやり合うものは他にもある」と、その逸話を『Metal Hammer』のインタビューで明かした。「トニーとギーザーは悪名高いいたずら好きなんだ。(ステージに)上がる準備をしていると、ふたりから“緊張してるか、ロブ?”って言われた。そうに決まってるだろ。で、俺は準備万端、『ヘル・レイザー』のピンヘッドみたいな姿でトニーと一緒に(ステージへ)向かった。(ステージ横の)カーテンに到達したときだ。彼がいないことに気づいた。俺は、“トニー? トニー?”って彼の名を呼んだが、彼は忽然と姿を消していた」

「だから俺は、彼はもうステージに出たんだって思ったんだ。俺も出た方がいいって。俺はゆっくり登場し、オーディエンスがうなり声を立て始めた。それで周りを見たら、ステージには誰もいないんだよ。俺は、“姿を見せてしまった、戻るわけにはいかないだろ”ってジレンマを抱えた。そしたら、少ししてトニーとギーザーが登場した。笑いながら、自分の立ち位置についてたよ。あいつらはいつも策を練ってる。気をつけた方がいい。あとで、“わざとか?”って訊いたら、ギーザーは“さあね”って言ってたよ」

ハルフォードは1992年11月14、15日、米カリフォルニアでブラック・サバスと計2回パフォーマンスした。ハルフォードいわく、ここではオジー・オズボーンとの共演の話が持ち掛けられており、ディオがやりたがらなかったため、アイオミから「助けてくれないか?」と頼まれたのだという。

Ako Suzuki
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