【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ファズ」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの知ってるわい!的なものから、古楽器のレアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第55回のお題は「ファズ」です。

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Photo by Kelly Sikkema on Unsplash

エレクトリックギターで使用するエフェクターの一種。Fuzz=毛羽立ったという意味を持つように、倍音成分が多く含まれた雑音のような歪んだ音が出せるのが大きな特徴とされる。

1962年にマエストロから出たファズトーンが、世界初のファズエフェクターと言われており、1966年にアービターからファズフェイスが登場。これをジミ・ヘンドリックスが愛用したことで、爆発的な人気を博した。その後、一時はその人気に陰りが見えたものの、1990年代に入ると、カート・コバーンやジョン・フルシアンテらが愛用。再び、注目を集めるようになった。

ファズはゲルマニウム・トランジスタを使い音声信号を増幅するが、温度によって音が変化するという特徴を持つ。これを解消するために、シリコン・トランジスタを用いたファズも定番となっている。



◆【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】まとめページ
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