セーラームーン公認ユニットSG5、米<Anime Expo>でパフォーマンス披露

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ブラッドポップが総合プロデュースを手がけるユニットSG5(読み:エスジーファイブ)が、現地時間7月1日から4日にかけて米ロサンゼルスで開催された<Anime Expo 2022>に出演した。

◆SG5画像

HappinessからKAEDE、SAYAKA、RURI、MIYUU、iScreamからRUIが参加するSG5は、『美少女戦士セーラームーン』にインスパイアされた5人組として同作と公式にコラボレーションする初のガールズプロジェクトユニットだ。以下、イベントのオフィシャルレポートをお届けする。

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毎年、7月4日のアメリカ独立記念日の連休に行われる<Anime Expo(AX)>は、北米最大のアニメコンベンションで、ロサンゼルス近郊だけでなく全米各地から、さらには南米など海外からの参加者も多い。過去2年間はパンデミックのためオンラインで開催されていたが、今年は3年ぶりの会場開催ということで、4日間の通しチケットは早々にソールドアウトし、アニメファンの期待は最高潮に達していた。

4日間の中でも、AXが“シグネチャーイベント”(オフィシャルイベント)として開催している<AX Masquerade>と<WCS(World Cosplay Summit)>は、AX参加者が大注目している目玉イベントだ。AX開催直前に、<AX Masquerade>でのSG5のパフォーマンスがアナウンスされると、アニメファンだけでなく、ポップミュージックファンもこのニュースに目を止めた。



ほどなくして出た『Rolling Stone』の記事では、「今週デビューした日本の新グループは、宇宙最大のガールズグループになることを望んでいる」とSG5を紹介し、メンバーに独占インタビューを行っている。この記事はめざといファンの間に広まり、世界各国の言語に自主翻訳し拡散されているそうだ。

SG5は、世界中で展開されている日本の漫画作品の中でも最大級の人気・知名度を誇る『美少女戦士セーラームーン』からインスパイアされた5人組として公式にコラボレーションする初のガールズプロジェクトユニット。レディー・ガガ、ジャスティン・ビーバー、テイラー・スウィフトらのプロデューサーとしてグラミー賞を受賞しているブラッドポップが手がけ、近未来的なポップサウンドにダンストラックを重ね、おなじみの楽曲にブラッドポップのイメージする美少女戦士セーラームーンの新しい魅力をプラスしている。メンバーには、HappinessからKAEDE、SAYAKA、RURI、MIYUUの4人、そしてiScreamからRUIが参加している。LDH JAPANと、カルヴィン・ハリス、ウィローなどを手掛ける世界的マネージメント会社Three Six Zeroがタッグを組み、SG5は今後アメリカを拠点に世界進出を計画しているという。

SG5は、<Masquerade>での公式お披露目を前に、AXのオープニングセレモニーでもパフォーマンスを行った。「ムーンライト伝説」のイントロが流れると、会場を埋めていたファンは大歓声をあげ、SG5のデビューを祝福した。オリジナル楽曲が持つキャッチーさに、ブラッドポップのアップテンポなダンストラックが交わり、全員が踊れるSG5の魅力を最大限に引き出している。

テキサス、シカゴのアニメイベントを経てロサンゼルス入りしたメンバーは、この日のパフォーマンスに「実感がわかない」と率直な感想を口にしていた。RUIは、「自分たちが思っていた以上に、それぞれの場所でみなさん盛り上がってくださる感じがあって、毎回新しい刺激をもらっています」と語り、RURIはシカゴでのパフォーマンスを経て、「ファンの方々は、声援や拍手で反応してくれて、温かいなあ、優しいなあと思いました」と、勇気づけられていると言う。SAYAKAは「私たちのことを全く知らないお客さんなのに、初めてのパフォーマンスでもウェルカムな感じで迎えてくれて、初めてなのに初めてじゃない感覚があります。日本の文化を愛している方が多いんだということを再確認しました。もっともっと日本の文化を発信していけるSG5になれたらいいなと思います」と語る。KAEDEは、アメリカデビューがまだ信じられないそうだ。「日本で活動していたときには想像すらしていなかった、夢のまた夢のような大きなステージに今こうやって立って、実際にパフォーマンスをしているのが、まだ不思議な感覚です。これって今、現実なのかな?と思えるくらい、アーティスト人生の中で新しい挑戦ができることが嬉しい。アメリカで初心に返っています」と思いの丈を述べる。「みんなに全部言われちゃった(笑)」としながら、MIYUUは「『セーラームーン』の楽曲がかかると、どこの会場でも“うわー!知ってるー!”となるくらいみんな知っていて、日本にいるよりも偉大さを実感しています。『美少女戦士セーラームーン』を通じて私たちのことも知っていただけるなんて、いい機会をいただいていると思います」とまとめた。

AX3日目の夜に行われたメインイベント、<Masquerade>では4曲が披露された。「ムーンライト伝説」が流れると、満席の会場は大歓声で迎え入れる。AXに集う漫画、アニメファンなら誰もが知っている楽曲で始まったSG5のパフォーマンスに続き、猛特訓したという英語のMCとメンバー紹介に続いていく。KAEDEが「I usually play video games. I like Apex Legends!」と言うと、会場から大きな歓声が。また、SAYAKAが「Please call me Sacchan!」と言うと、会場からも「さーちゃん!」の声が聞こえ、RUIの「I love noodles!」というMCには拍手が起き、親和性を高めていった。RURIは最近ゴルフを始めたと明かし、MIYUUは「モチ肌がチャームポイントです。Do you know Mochi?」と聞くと、観客は「Yes!!!」と答える。そしてAXらしく、メンバーたちが好きなアニメの話や、『東京リベンジャーズ』のなかで好きなキャラのトークなどで、共感ポイントを集める。その後、「LETTUCE」「FIRE TRUCK」「TOO MUCH」と続けて楽曲を披露し、観客を完全に自分たちのペースに巻き込むことに成功した。





テキサス、シカゴ、そしてロサンゼルスといくつかのアニメイベントに参加してみて、ファンのクリエイティビティに驚かされたとKAEDEは言う。「みなさんのコスプレのクオリティが高くて。オリジナルのものをそのままというより、自分たちが思うキャラを自分流に表現していますよね。メンバー間で話題になったのが、スタジオジブリの『崖の上のポニョ』のコスプレで、傘をさして水滴を演出し、コップの中にポニョを入れて歩いている女性がいたんです。自分は誰でもないんだけど、ポニョを連れてジブリの世界観の中にいるという演出をしている方を見かけたときに、“すごいオリジナリティだ”と感動しました。発想がすごいです」。これは、SG5が『美少女戦士セーラームーン』とコラボレーションし、ブラッドポップのダンストラックをのせることで自分たちの世界観を表現していることにもつながる。『美少女戦士セーラームーン』やSG5を媒介に、ファンの一人ひとりがそれぞれの“日本”を楽しみ、好きになってくれることを願っているという。毎年10万人以上のアニメファンが集う北米最大のアニメイベント、今年は過去最大4日間で40万人が来場した<Anime Expo>で世界デビューの第一歩を刻んだSG5が、今後どのように自分たちのオリジナリティを表現していくのかが楽しみだ。

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