STEREO DIVE FOUNDATION、2ndアルバム発売記念オンラインミニライブ開催

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STEREO DIVE FOUNDATIONが、アルバム『STEREO DIVE 02』発売記念オンラインミニライブを開催した。

このライブは、4月に発表した2ndアルバム『STEREO DIVE 02』の購入者限定で配信されたもの。また、7月13日から配信される「TRISTAR(Japanese ver. -Muv-Luv mix-)」のフルサイズ版も、このライヴで初解禁。STEREO DIVE FOUNDATIONらしい、スタイリッシュかつ濃密な映像体験を視聴者に届けた。

◆ライブ写真

カタパルトを思わせるカメラレールが映し出される中、インストナンバー「#02」がけたたましく鳴り響く。ステージ前に設置された透過型のLEDビジョンには、ノイズや炎が次々に映し出され、曲が終わると、ビジョンの奥にR・O・Nの姿が一瞬だけ垣間見えた。そんな高揚を煽るオープニングから、「ALPHA」がスタート。様々な幾何学模様が映し出されていくLEDビジョンの後ろで、マイクを掲げてジャンプし、歌うR・O・N。


この日はバンドメンバーを入れることなく、舞台にはR・O・Nひとり。シンセサイザー2台とラップトップPCと周辺機材という比較的シンプルな造りだったが、そのステージを彩る演出群がとにかく大迫力だ。大量のレーザー光線。細かいリズムやフレーズと完全に同期したライティング。正面、斜め、真横、俯瞰、足元、さらには格子状になっているステージの床下など、様々な位置からR・O・Nを切り取るカメラアングル。さらには360度カメラを含めたスピーディーなカメラワークが完璧に融合し、一見しただけでは何が起こっているのか把握しきれないほど圧巻の映像になっていた。

それゆえに、何度も見返したくなる作品的な側面が非常に強かったのだが、そんな凄まじい情報量が、ハードでアップテンポなエレクトロサウンドに乗せられてモニターから送られてくるのだから、興奮しないのが無理な話だ。


高まっている興奮をさらに引き上げるべく、曲間ゼロで届けられたのは「TRISTAR(Japanese ver. -Muv-Luv mix-)」。この曲は、7月より再放送がスタートするテレビアニメ『マブラヴ オルタネイティヴ』のオープニング主題歌として、本放送でエンディングテーマとして使用されていた「TRISTAR」をリアレンジしたもの。清涼感が心地よい原曲から、メロディはそのままに、BPMをあげつつ、ヘヴィでアップリフティングな形に変貌を遂げていることに驚かされるなか、R・O・Nは2人のダンサーと共にパフォーマンスし、アウトロではサンプラーを叩いて、楽曲の高揚感をより高めていた。

そこからも途切れることなくハイライトが続く。「STORYSEEKER」の爽やかで軽快なダンスポップサウンドが、大迫力のライティングでまた別の表情を見せると、続く「Neon Soda」では、ステージ背面のLEDビジョンに映された水泡と、舞台下に仕込まれていたミラーボール達の乱反射した光の粒が、快楽的なダンスミュージックを煌びやかに彩る。


ひたすら興奮を煽り続ける構成になっていたが、その熱狂を鎮めるように、静かな雨音と共に聴こえてきたのは、スロウナンバーの「Daisy」。透過型のLEDビジョンが再び登場し、まるでR・O・Nが降りしきる雨の中で歌っているように見える幻想的な演出や、照明の光芒や残像も計算された映像の美しさに、思わず息を飲んだ。そして、この日最後の曲である「Pianissimo」へ。R・O・Nは、曲の冒頭で「次回は、ライヴ会場でお会いしましょう」と一言。情感豊かなミディアムナンバーを、鍵盤を奏でながら、まっすぐに届けると、モノクロだった映像が色を帯び、鮮やかな虹色の光に包まれていくドラマティックなエンディングとなった。


なお、この日披露された「TRISTAR(Japanese ver. -Muv-Luv mix-)」は、7月13日にデジタルリリースされるEP「TRISTAR (Complete Collection)」に収録される。

文◎山口哲生

セットリスト

01. #02
02. ALPHA
03. TRISTAR(Japanese ver. -Muv-Luv mix-) 
04. STORYSEEKER
05. Neon Soda
06. Daisy
07. Pianissimo

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