【ライブレポート】MARiA(GARNiDELiA)、「私の歌い続ける理由になってくれて本当にありがとう」

ツイート

GARNiDELiAのボーカリスト・MARiAによるソロワンマンライブ<MARiA MUSIC LAND 2022 -Moments->が、東京・EX THEATER ROPPONGIで7月3日に開催された。2ndアルバム『Moments』を引っさげての一夜限りのライブ。その模様をレポートする。

◆ライブ写真

体を突き抜けるビートが会場中に響き渡り、ステージ中央に登場したMARiA。バックバンドと6人のバックダンサーと共に「Star Rock」を披露すると、会場は一気にダンスフロアと化す。1曲目から伸びやかな歌声と軽やかで美しいファルセットが心地良い。「今日は楽しんでいこうね!」と声をかけてからのキュートなラブソング「君といたい」では、キラキラしたサウンドに乗せて、心躍る気持ちを伝えていく。こちらはダンサー2人と共に、サビでは右手を上下したり、ワイパーをしたりしながら観客と一緒に楽しんでいた。

そんなウキウキした楽曲から「Heartbreaker」で空気を一変。間奏やサビではバックダンサーと共にダンスをしながらのパフォーマンス。クールでかっこいい世界観にグッと引き込まれてしまった。まだまだノンストップで駆け抜けていくMARiA。「Galactic Wind」は、タオルを振り回して盛り上がる楽曲。サビで一体感を生み出しながら、力強い歌声で“必ず光はあるから”と、メッセージを伝えていった。


「1年ぶり2度目のワンマンライブです! 今回のライブから“MUSIC LAND”とタイトルを付けましたけど、音の遊園地みたいな、みんなにとってキラキラしてワクワクして、普段のしんどいことをすっかり忘れて、くたくたになって遊べる場所になったらいいなと思いました」とライブタイトルに込めた思いを語ると、「10年くらい前の、20歳になりたてくらいに書いた曲で、このライブを見越したかのような曲があったので歌わせてもらいたいと思います」と言って、「aMazing MusiQue PaRK」を届けていく。カラフルな演出と、どんどんテンションが上がっていく感じや緩急の激しさがジェットコースターのようで、まさに音の遊園地だった。

そして、ミラーボールとピンクのライティング。80'sのディスコサウンド「Girls」は、バックダンサー2人と踊りながら歌っていく。この曲はEasy Popとのコラボ曲で、「aMazing MusiQue PaRK」と同じアルバムに収録されている懐かしの楽曲。長く彼女を応援しているファンにも嬉しい2曲となった。この楽曲の最高にポップなリフをモチーフにしながら、MARiAがいなくなったステージを、バンドがインストゥルメンタルで温めていく。ノリノリのギターソロとドラムソロの応酬はとてもクールだった。

衣装チェンジし、黒い衣装に身を包んだMARiAが登場すると、「ガラスの鐘」で雰囲気のある大人な世界を見せつける。ステージにセットされたカフェテーブル。その椅子に腰掛け、しきりに「おいしい飲み物、飲みたいですよね?」と匂わせ、「カフェラテのうた」へとつなげていく。彼女と親交のあるluzとの色気も感じるデュエット曲だが、彼の歌声に合わせて、MARiA自身はライブモード全開で表情豊かな歌声を響かせる。続いて「Asterisk」を魂込めて歌うと、再びステージから捌け、今度はダンサーのパフォーマンスで会場を盛り上げていく。


ライブの後半戦は、真っ赤なドレスを纏ったMARiAが、アルバムのリード曲「Think Over」を歌ってスタート。この曲は、evening cinema・原田夏樹の提供曲なのだが、先程のダンスパフォーマンス中に、バンドメンバーがevening cinemaにチェンジしていたのは驚きだった。レトロなシンセリフのセンスが抜群で、踊れるシティポップに、観客も体で音楽を楽しんでいた。MCで原田を紹介すると、レコーディングでコーラスもお願いしたのと同じノリで、「せっかくだからライブにも出てよ」と、ちゃっかりお願いしていたそうである。そして、MARiAがevening cinemaを知る切っ掛けとなった曲をみんなにも聴いてもらいたいと、「Good Luck」「summertime」の2曲を、evening cinemaとカバーしていく。原田とフェイクをし合ったり、レコーディングの楽しげな雰囲気すら感じ取れるようなステージだった。

いろいろな出会いをして新しい刺激をもらえてきたというソロでの制作期間。その中でも素敵な出会いの1曲だと紹介し、「夜咄ディセイブ」(じん)をカバー。このぶち上がりソングに、MARiAもお立ち台に片足を乗せながら熱唱。観客も赤いペンライトを激しく振って応えていた。


そこからのライブ終盤、激しく「おろかものがたり」を歌い、続く「Pray」では、一気にファンタジーな世界観で異国感を漂わせる。「やっぱり私はみんなと作るこの場所が大好き!」と伝えて、お祭り感のある和ポップ「ハルガレ」を、観客のクラップと共に歌っていく。「目と目合わせて同じ“瞬間”を共有できる今が、とっても幸せだと思っています」と伝え、本編ラストは笑顔になって帰ってほしいと、振りのレクチャーをして「Long Distance」をみんなで楽しむ。この曲を作った原田、そして2コーラス目からはダンサーの6人が集結し、とてもハッピーな気持ちでライブを締めくくった。

アンコールでは、ピアノとアコースティックギターの温かい音が心に癒やしをくれる「コンコース」からスタート。この曲の後半は歌詞の情景が目に浮かぶようだった。

「1年前の『うたものがたり』のステージで、苦しいことも悲しいことにも必ず終わりがくると話したんです。そのあとGARNiDELiAのツアーがあって、会いたかったみんなに会いに行くことができて、ツアーも完走できて、自分たちが選んだ道、やってきた音楽は間違えなんかじゃなかったと思いました。でも、悔しい状況はまだまだ続いていて。私が歌を歌っているのは届けたい“君”がいるからなんだけど、そんな“君”の姿も見えなくなってしまうことがあって、いなくなった“君”もいて、サヨナラもたくさんあったから、私の歌はもう求められていないのではないかとか、この私が本気で弱気になっちゃうこともあった期間だったんです」

「でもこうして、今日このステージから見えるみんなの顔を見て、やっぱり私は歌うことが大好きで、みんなと作るこの時間がすごく好きで、まだまだ“君”に届けたい歌がたくさんあると思いました。ずっとそばにいてくれてありがとう。“君”がいてくれるから私は今日もこうして歌っています。私の歌い続ける理由になってくれて本当にありがとう」


涙を浮かべながら伝え、「私が今一番伝えたい思いが詰まったこの曲を歌います」と言い、「Labyrinth」を心を込めて歌う。彼女が語ったこの言葉が、そのまま歌詞に込められたような曲で、あらためて彼女の想いを歌で受け取った気がした。

様々な楽曲、途中でゲストバンドまで登場し、いろいろな見せ方で楽しませてくれた、まさしく“MUSIC LAND”。これからもこんな風に音楽を楽しみながら、彼女のソロワークは続いていくのだろう。その先にどんな景色があるのかを一緒に見てみたくなる、そんな未来も感じるワンマンライブだった。

取材・文◎塚越淳一
写真◎福岡諒祠

■セットリストプレイリスト
https://lnk.to/MARiAMUSICLAND2022_Moments

セットリスト

M1. Star Rock
M2. 君といたい
M3. Heartbreaker
M4. Galactic Wind
M5. aMazing MusiQue PaRK M6. Girls
M7. ガラスの鐘
M8. カフェラテのうた
M9. Asterisk
M10. Think Over
M11. Good Luck / evening cinema
M12. summertime / evening cinema
M13. 夜咄ディセイブ
M14. おろかものがたり
M15. Pray
M16. ハルガレ
M17. Long Distance
EN1. コンコース
EN2. Labyrinth

MARiA 2nd Album『Moments』

発売日:2022年6月22日(水)
配信:https://lnk.to/MARiA_Moments

【初回限定盤】CD+Blu-ray
PCCA-06134/¥4,950(TAX IN)
[Blu-ray]Music Videoほか収録予定

【通常盤】CD Only
PCCA-06135/¥3,300(TAX IN)

【CD収録内容】
初回限定盤・通常盤共通
01. Think Over
作詞・作曲・編曲 : 原田夏樹
02. Star Rock 
作詞:鈴木エレカ 作曲:Carlos K., nana hatori 編曲:Carlos K.
03. Long Distance
作詞・作曲・編曲 : 原田夏樹
04. カフェラテのうた feat. luz 
作詞:堀江晶太、luz 作曲・編曲:堀江晶太
05. 君といたい 
作詞:nine, Carlos K. 作曲・編曲:Carlos K., ygarshy
06. Heartbreaker
作詞 : 早川博隆 作曲 : 早川博隆、古峰拓真 編曲 : 古峰拓真
07. Galactic Wind
作詞:メイリア 作曲・編曲:toku
08. Asterisk
作詞 : 中原徹也 作曲・編曲 : 早川博隆
09. Pray 
作詞・作曲・編曲 : BOI
10. Labyrinth
作詞:金子麻友美 作曲:久下真音、金子麻友美 編曲:久下真音

【初回限定盤Blu-ray収録内容】
Think Over -Music Video-
カフェラテのうた feat. luz -Music Video-
Behind The Scenes of “Think Over”
Behind The Scenes of “カフェラテのうた feat. luz”

店舗別オリジナル特典
・Amazon.co.jp
メガジャケ(形態別絵柄)
・きゃにめ、PCSHOP、魔法都市
オリジナル・ブロマイド(Type-A)
・楽天ブックス
オリジナル・ブロマイド(Type-B)
・タワーレコードおよびTOWER mini全店、タワーレコード オンライン
オリジナル・ブロマイド(Type-C)
・全国アニメイト(通販含む)
オリジナル・ブロマイド(Type-D)
・Neowing / CDJapan
オリジナル・ブロマイド(Type-E)
・その他法人
オリジナル・ブロマイド(Type-F)

※特典は先着の付与となりますので、なくなり次第終了となります。 予めご了承ください。
※一部店舗に取扱いのない店舗がございますので、ご予約・ご購入時にご確認ください。
※ECサイトでご予約の場合、特典付き商品をご希望の場合は必ず特典付きカートからご注文下さい。
(一部ECサイトでは予約済み商品がキャンセル不可の場合がございますのでご注意ください)

日本国内予約・購入:https://lnk.to/MARiA_Moments_CD
海外法人予約・購入:https://lnk.to/MARiA_Moments_CD2

◆MARiA オフィシャルTwitter
この記事をツイート

この記事の関連情報