トニー・マーティン、ブラック・サバス再発盤にエディ・ヴァン・ヘイレンとのセッション収録を提案
トニー・アイオミは以前、トニー・マーティン時代のブラック・サバスのアルバムのリイッシュー盤を計画していると話していたが、マーティンはそれに向け、『Cross Purposes』(1994年)制作時にエディ・ヴァン・ヘイレンと行ったライティング・セッションを録音したテープをアイオミに託したそうだ。マーティンは、それがリイッシュー盤に収録されることを願っているという。
◆関連画像
マーティンは『The Rock and Metal Profs: The History and Philosophy of Rock and Metal』ポッドキャストのインタビューで、こう明かした。「俺は、エディ・ヴァン・ヘイレンが来て、1曲作るのを手伝ってくれたときのライティング・セッションを録音していたんだ。80年代、俺は8トラックのレコーダーを所有していて、どこにでも持ち歩いていた。ライティング・セッションやリハーサルなんか全てを録音してたんだ。だから、それを(アイオミへ)送った。彼は、“ワオ! こいつは素晴らしい”って言ってたよ。俺は、“使ってもらうのは歓迎だ。もし(リイッシュー盤に)収録したいのであれば”って言ってある」
ただ、マーティンはリイッシュー盤プロジェクトには関わっておらず、いつ、どんな形でリリースされるのか等、聞いていないという。「ブラック・サバスに関してはいつも、多くの情報は得られない。彼らは手の内を見せないから」
「ずい分前、追加で曲を収録できないかって提案があったんだ。俺はそれを勧めたよ。トニー・アイオミに会いに行き、いくつか提案したんだ。でも彼は、ブラック・サバス名義では新しいものはなにもリリースできないって言ってた。オリジナルの4人が関与したものじゃなきゃならないんだって」
アイオミは昨年、『Loudwire』のインタビューで、「しばらく前に『Forbidden』のリミックスが行われていると聞いたが、間もなくリリース予定なのか?」と問われると、「トニー・マーティン時代までたどり着いたら、そうする。いまはディオ(時代)に取り掛かっているからね。トニー・マーティンが長年、オジーとディオの中に埋もれてしまっているのは残念だ。素晴らしいアウトテイクと共にトニー・マーティン時代のアルバムをリリースできるときが来る。すでに家でミックスしているんだ。準備はできている。でも、相応しい時期が来るまで待たないと。全て一緒にはリリースできないよ。混乱を招くからね」と答え、把握していない未発表曲が山のようにあり、サプライズが出てくる可能性があると話していた。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
EVH、ストライプパターン・ギザギザのエッジを残したデザインの『Striped Series Shark』新製品を発売
【俺の楽器・私の愛機】1602「夏休みの工作」
マイケル・アンソニー、グリーン・デイのメンバーとヴァン・ヘイレン、キッスの曲をプレイ
ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン、父エドワードのギターの正式名を明確にする
ブラック・サバスの「Paranoid」、Spotifyでの再生回数が10億回を突破
アレックス・ヴァン・ヘイレンの新著『BROTHERS』、初見が明らかに
アレックス・ヴァン・ヘイレン、2024年秋に『Brothers』と名づけた本を出版
EVH、アイコニックなストライプとミステリーサークル・デザインの新製品を発売
EVH、ウルフギャング・ヴァン・ヘイレンのシグネイチャーギターが登場