『ブルーノート・リイマジンド II』からの先行SG第4弾、ドナルド・バード「ホエア・アー・ウィー・ゴーイング」をカヴァーしたヴェンナ&マルコ・バーナーディス

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ジョルジャ・スミスやシャバカ・ハッチングス、アルファ・ミスト、ジョーダン・ラカイなどUKジャズ界最高峰のミュージシャンが参加し、ブルーノートの名曲を再解釈し反響を呼んだ『ブルーノート・リイマジンド』(2020)。

◆『ブルーノート・リイマジンド II』 関連音源&画像


2022年9月30日(金)に待望の第2弾『ブルーノート・リイマジンド II』がリリースされることが既に発表されているが、先行シングル第4弾として、ヴェンナ&マルコ・バーナーディスによる「ホエア・アー・ウィー・ゴーイング」の配信がスタートしている。

ロンドンを拠点に活動し、アフロビート、ジャズ、ヒップホップなどを取り込んだサウンド・メイキングが特徴のサックス奏者/プロデューサーのヴェンナ。ナックスの最新アルバム『アルファ・スペース』に参加し全英3位を記録したことも記憶に新しい彼だが、今回マルコ・バーナーディスとの共作で取り組んだのは、ドナルド・バードが1973年にリリースした名盤『ブラック・バード』収録の「ホエア・アー・ウィー・ゴーイング」。原曲のメロウなサウンドを活かした注目の仕上がりとなっている。

今回もUKジャズ界の将来を担う最注目株が多数集結した『ブルーノート・リイマジンドII』。ロンドンのネオ・ソウル・シーンを代表するシンガーのイゴ・エラ・メイ、WONKとのコラボでも話題を呼んだオスカー・ジェローム、サム・ヘンショーとの共演曲がヒット中のマヤ・デリラ、神童と称されグラミー・ウィナーでもあるルーベン・ジェイムス、リーズのカレッジ・オブ・ミュージックで結成された9人編成のジャズ・コレクティヴであるヌビヤン・ツイストなどが参加し、ブルーノートに残された名曲の数々を独自の解釈で新たにレコーディング。セロニアス・モンクの「エピストロフィー」やマリーナ・ショウの「フィール・ライク・メイキング・ラヴ」といった大スタンダードとも言える楽曲から、ノラ・ジョーンズの「ドント・ノー・ホワイ」や「サンライズ」、カサンドラ・ウィルソンがカヴァーし大ヒットしたニール・ヤングの「ハーヴェスト・ムーン」など、1990年代以降の楽曲からのチョイスも多く見られるという点も注目だ。

本作について、ブルーノートの社長であるドン・ウォズは「ブルーノートは、80年以上にわたって現代音楽の可能性を押し広げてきました。『ブルーノート・リイマジンド II』は、イギリスで最もクリエイティヴで若いアーティストが再び集結し、彼ら自身のレンズで過去のカタログを見つめ、再発見することでブルーノートの遺産に光をあてる試みなのです」とコメントしている。


『ブルーノート・リイマジンド II』

2022年9月30日
UCCM-1269 SHM-CD ¥2,860(tax in)
https://lnk.to/BNR_IIPR

■収録曲目:
1.ヤズ・アハメド / イット (チック・コリア)
2.コナー・アルバート / ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・グッド (ボビー・ハンフリー)
3.パルテノペ / ドント・ノー・ホワイ (ノラ・ジョーンズ)
4.スウィンドル / ミス・ケーン (ドナルド・バード)
5.ヌビヤン・ツイスト / スルー・ザ・ノイズ (チャント No. 2) (ドナルド・バード)
6.イゴ・エラ・メイ / モーニング・サイド・オブ・ラヴ (チコ・ハミルトン)
7.オスカー・ジェローム / グリーン・ウィズ・エンヴィ (グラント・グリーン)
8.ダニエル・カシミール feat. リア・モラン / ロスト (ウェイン・ショーター)
9.テオン・クロス / エピストロフィー (セロニアス・モンク)
10.マヤ・デリラ / ハーヴェスト・ムーン (ニール・ヤング / カサンドラ・ウィルソン)
11.ケイ・ヤング / フィール・ライク・メイキング・ラヴ (マリーナ・ショウ)
12.ヴェンナ&マルコ・バーナーディス / ホエア・アー・ウィー・ゴーイング (ドナルド・バード)
13.ルーベン・ジェイムス / インファント・アイズ (ウェイン・ショーター)
14.ビンカー・ゴールディング / フォート・ワース (ジョー・ロヴァーノ)
15.チェリーゼ / サンライズ (ノラ・ジョーンズ)
16.フランク・ムーディ / クリスト・リデンター (ドナルド・バード)
+日本盤限定ボーナス・トラック収録予定

◆ブルーノート・リイマジンド オフィシャルサイト
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