【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「カスタネット」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの知ってるわい!的なものから、古楽器のレアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第56回のお題は「カスタネット」です。

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木製の打楽器。2枚の木片を打ち合わせることで音を鳴らす。スペインで発展した楽器で、スペインの民族音楽で多く使われている。材には黒檀やローズウッドが用いられることが多いが、プラスティック製や金属製のカスタネットも存在する。

貝型の木片2枚を紐で結び、蝶番部分から伸びる紐を親指に通す形で持ち、指を使って演奏する。スペインでは、音程の異なるカスタネット2組を使って演奏するのが一般的。俗に音程の高い方を“雌”、低い方を“雄”と呼ぶ。基本的に雌を左手、雄を右手に持って演奏する。

青と赤の木片を重ねたカスタネットは“教育用カスタネット”と呼ばれ、日本発祥の楽器。舞踏家の千葉みはるが昭和初期に考案した“ミハルス”が“原型”とされる。ミハルスは、スペインのカスタネットを簡略化したもので、それをさらに参考して子どもでも簡単に演奏できるようにしたものが、教育型カスタネットとされる。



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