中島政雄、1979年のデビューAL『Kemo-Sabe』をBBEよりリリース

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BBE Musicは、高く評価されている日本人のジャズ・アーティストの名作を再発する“J Jazz Masterclass Series”の最新作として、ピアニスト、中島政雄のデビュー・アルバム『Kemo-Sabe』をリリースする。

◆中島政雄 関連画像


1979年に、今やなきユピテル・レコードからリリースされた本作は、繊細で洗練された演奏とパワーに満ちた、勢いのある演奏のバランスが絶妙にとれた、和ジャズの分野では括りきれない名盤と言える。中島政雄は16歳に音楽評論家イソノ・テルヲにピアニストとして認められ、ジャズ世界入りし、松本英彦、ジョージ・川口ビック・フォーなどの名ジャズ・バンドに参加。1970年、20歳でフルート奏者・志村康夫とフライング・ドクター・メリー・フロイド名義で『フライング・ドクター』(日本コロンビア)というジャズ・ロック作を手がけ、後にスタジオ・ミュージシャン、西城秀樹のバンド・マスター、作曲家、編曲者など多様な活動を行い、20代後半にNYに長期滞在を経て、帰国後に初のリーダー作として手がけたのが『Kemo-Sabe』である。その後はジャズ界からクラシック音楽界に移り、今国内外のオーケストラの指揮者として活躍し、大変興味深い音楽キャリアの持ち主でもある。

本作には渡辺貞夫、鈴木勲、菅野邦彦らの日本のジャズ界の重鎮との共演や録音で知られるベーシスト河上修や人気フュージョン・グループ、バーニング・ウェーブスのリーダー/サックス奏者の本多俊之などが参加。ドラムにはジミー・スミスのブルーノート・セッションで知られるアメリカの名ドラマーであるドナルド・ベイリーの名前も。彼は70年代後半から日本に長期滞在し、根本敬子、鈴木勲、ジョージ川口などのアーティストと録音を行った事で知られている。

エレクトリック・フュージョン全盛の時代に発表された本作は、アコースティック色に満ちており、当時としては珍しいアルバムと評価されていたが、ハービー・ハンコック作でクィンシー・ジョーンズや笠井喜美子などがカヴァーした「Tell Me A Bedtime Story」や、ニュージーランドの名ジャズマン、マイク・ノック作の同名曲Kemo-Sabe」が収録。「Kemo-Sabe」はマイク・ノック本人が中島政雄と会ったときに贈られた曲であり、最近『J Jazz Deep Modern Jazz From Japan Vol.3』に収録されたばかりの作品。またリイシュー盤の解説には、中島政雄本人の最新独占インタビューが掲載され、彼のキャリアや本作の制作の背景について語られている。


『Kemo-Sabe』

2022年8月5日(金)
BBE Music BBE663ACD

■Tracklist
1. Kemo-Sabe
2. Beloved Diane
3. Tell Me A Bedtime Story
4. Third Plane
5. Moments Notice
6. My Love

◆BBE Music オフィシャルサイト
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