【インタビュー】MADKID、2ndアルバム『BOUNDARY』は「“境界線”を越えて挑戦する僕らが表現されている」

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MADKIDが2ndアルバム『BOUNDARY』を8月24日に発表した。本作は約3年半ぶりのフルアルバム。TVアニメ「盾の勇者の成り上がり Season 2」のオープニングテーマ曲「Bring Back」をはじめ、リード曲「Fight It Out」を含む全12曲が収められている。2020年には所属事務所を独立した彼らが久しぶりのアルバムにどんな思いを込めたのか。制作秘話に加え、グループとしてのこれまでとこれからを聞いた。

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■コロナ禍に個人事務所を設立

── MADKIDは2020年に所属事務所を独立したそうですね。

YOU-TA:実は以前からMADKIDとして次のステップに行くためにはどうしたらいいかなと考えていて。僕らは自分たちでクリエイトしていけるグループだし、これからも長く続けていきたい。でもその頃、僕らを取り巻く状況はあまり良くなくて。「だったらいっそのこと自分たちで責任を負うスタイルで活動してみては?」と思いついて。そこからみんなに相談した感じですね。

── 2020年といえば、コロナ禍の真っ只中ですよね。メンバーのみなさんはどんな反応でしたか?

YOU-TA:「独立するぞ!」というよりは「こういう選択肢もあるよね」みたいなノリで話しました。みんなも当時の状況にはそれぞれ思うところがあったようで、「やろう!」ということになったんですよ。そしたら今度はお金のトラブルがあって……。結果的に僕らがそれぞれ10万円ずつ出し合って、資本金50万円で自分たちの事務所を立ち上げました。最初の半年くらいは全員無給。あの時はかなり大変でした。

── それはすごい経験をされましたね。

LIN:実際なかなかのどん底体験でしたよ(笑)。

── そんな激動の数年を経て完成したフルアルバムのタイトル『BOUNDARY』にはどんな思いが込められているんですか?


KAƵUKI:『BOUNDARY』は境界線という意味があるんですね。僕らは音楽面でも活動面でもいろんな“境界線”を越えて新しいことに挑戦してきました。今回のアルバムはそんな僕らの活動が表現されたアルバムだと思うんです。アニメ『盾の勇者の成り上がり Season 2』のオープニングテーマ曲や、Q-MHzさんに作曲していただいた「No border」、さらにCD収録曲としては初めてカバー曲(FLOW「Sign」)に挑戦したり。同時にLINが作るエッジーなサウンドもある。これからもさまざまな表情を持ったグループとして、どんどん進化していきたいという思いを込めてこのタイトルにしました。

── FLOWのカバーは驚きました。「Sign」は『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のOP曲だったんですね。

YOU-TA:僕らはFLOWさんをアニソンシーンの大先輩だと勝手に尊敬していて。FLOWさんは海外でもものすごく人気があるんです。ワールドツアーをしたりとか。それってまさにMADKIDがこれから歩んでいきたい道で。僕らの今年の目標は「アニメのシーンで成り上がる」ことでした。そんな希望を持ちながら活動していく中で、奇跡的にFLOWさんも出演する「Animelo Summer Live 2022 -Sparkle-」(以下、「アニサマ」)への出演が決まったんです。実はYouTubeで「GO!!!」もカバーさせていただいてて、今回はアルバムのトーンを考えて「Sign」をカバーしました。

──『盾 Season 2』のOP曲「Bring Back」について教えてください。

LIN:僕らの代表曲は「RISE」(『盾 Season 1』のOP曲)です。でも自分的にはあれを超える曲が欲しくて。とにかくパワーのあるやつ。そしたら『盾 Season 2』のお話をいただいて、コンペで集まった中にオタユキさんが作った「Bring Back」のトラックがあって。ものすごい力強さを感じたので迷わず選びました。オタユキさんとは初めてご一緒しました。自分たち的にも新しい風を吹かせたかったので、その意味でもこのトラックは完璧でしたね。

KAƵUKI:確かにパワーのあるトラックですよね。僕も初めて聴いた時は「なんだこれ?」って思いました。展開もすごいし。だからトラックに負けないように歌うことはかなり意識しました。あとこの曲はかなりキーが高くて。歌えるか心配だったので、半音下げる選択肢もあったんですが、それだと「RISE」を超えることはできないと思って。

YUKI:そうだね。「Bring Back」はあのキーでなければ出せない圧があったと思うな。無理して聞こえが悪くなっちゃったら意味ないけどKAƵUKIは歌いきったね。

KAƵUKI:2回歌い直したけどがんばった(笑)。特に2番のBメロのサビ前が特に大変だったけど、あのパートを歌いきれたことでかなり自信がついたな。

LIN:あそこは俺もすごい気に入ってる。

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