【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.115「Queen + Adam Lambertの「ザ・ラプソディ・ツアー」ヨーロッパ最終公演に行ってきた」

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新型コロナで2度延期になっていたQueen + Adam Lambertの「ザ・ラプソディ・ツアー」ヨーロッパ公演がついに今年実現!最初の予定には入ってなかったフィンランド公演が去年ツアーの最後に追加になり、おぉやったー!と思ったもののチケットは発売とほぼ同時に即完売!激戦は予想できたけどとれなくてがっかりしていたところ追加公演が発表になりスタンディングチケットをゲット!このフィンランド公演もともとはヘルシンキのアリーナで予定されていたものの、オーナーの一人にロシアのウクライナ侵攻によって制裁リストに名前が入ったロシア人がいたため現在使用されていなくて、会場が昨年オープンしたタンペレにあるノキア・アリーナに変更になりました。開催の2週間ほど前にほんの少しリセールチケットが売りに出されていたのに気が付き、3階でステージから遠かったけど観に行けるならと手に入ってなかった初日公演のチケットを購入!ほんとは2019年に購入していたロンドン4公演のチケットがあったものの、諸事情でロンドン行きを泣く泣くあきらめたので今回のヨーロッパツアー最後のフィンランド2公演が見れることになって気持ちはもうわくわく!


そして待ちに待ったタンペレ公演の日がやってきました!初日は席が3階だったのでステージ全体を上から眺め、レザー光線や照明などスタンディングから見るのとはちょっと違ったライブを楽しみました。タンペレ公演2日目はスタンディングのチケットだったので、午前10時ごろから並んだかいあってキャットウォークステージ横の最前確保!ファンゾーンとかゴールデンゾーン、またはたまにVIPチケットなどにステージ前のエリアが含まれてない限り、通常チケットで早くから並べば最前が可能なこのシステムは前でみたい私みたいな人にはうれしいです。

開演予定時間あたりから「Innuendo」のオーケストラヴァージョンが流れ始めいよいよ始まると気持ちが高まります。ライトが色をかえながら光を放ちステージ前に設置されたクィーンのロゴ入り王冠がゆっくり上にあがりシアター風のステージが登場!聞こえてきたのは「Now I'm Here」だ!ステージ中央の赤いカーテンが開きブライアン・メイのシルエットが映し出される。アダム・ランバートのシルエットが両サイドのスクリーンに順番に映し出されたかと思うとブライアンが映し出されていた中央スクリーンの場所にトップハットをかぶったアダムが現れ、ブライアンはステージセットの前方からせりあがって登場!始まった!会場に大きな歓声が!と同時に両側を熱狂的な背の高い女性に挟まれ、後ろからではなく両側からおされ最前列から後ろに押し出されそうになるのを前のフェンスを握って頑固に踏ん張る私。曲は「Hammer to Fall」に!



これまでに9回QAL公演見ていますが、今回のヨーロッパツアーに新しく加わった曲は特になかったと思うんですが、同じ曲でも新しい演出がされていた曲も多くとっても楽しめました。「Killer Queen」ではこれまでアダムはソファに横たわってたり、Queenのアルバム『世界に捧ぐ (News of the World)』のジャケットに登場したフランクの頭に乗ってたこともありましたが、今回はキーボードのスパイク・エドニーの横で、大きな赤い扇子をバタバタさせながらチャーミングに歌って聞かせてくれ、途中でそばにやってきておなじみのメロディを奏でるブライアン・メイのギターも最高で息もぴったり!「I'm in Love With My Car」はパワフルにドラムをプレイしながら歌うロジャーのハスキーヴォイスに魅了されました。


前回のツアーではピンクの衣装で花を積んだ自転車をチャリンチャリンと鳴らしていた「Bicycle Race」はキラキラ輝くシルバーのモーターサイクルにかわり、それに乗るアダムの衣装もキラキラ輝いてひゃぁー最高にかっこいい!


「Love of My Life」はこれまでと同じくキャットウォークステージの先端に置かれた椅子にブライアンが座りアコースティックギターを奏でながら歌います。だんだんと観客がスマホにライトをともし、ゆらゆら揺れるライトに囲まれながら歌うこの曲は何度見てもじわーーーんと感動がこみ上げてきますね。



曲の最後の方でフレディがスクリーンに登場すると観客から歓声が!スクリーンに映し出された2人の映像はまるで一緒にステージに立っているかのようにも見えました。その後に続いた「39」、以前はアダム以外のメンバーがキャットウォークステージの先端に集まりロジャーはタンバリンをたたいて皆で楽しくプレイしてましたが、今回はブライアン一人でのアコースティックになってました。

このヨーロッパツアー中ブライアン・メイは75歳の誕生日を迎え、誕生日当日に公演はなかったので前日のデンマークのコペンハーゲン公演で「39」が始まる前に観客がハッピー・バースディを歌ってお祝い。「明日25歳になるんだ。」とジョークを飛ばしながらも感動していたブライアンですが、最終日のタンペレ公演の翌日はロジャー・ティラーの73歳の誕生日!ということで、キャットウォーク先端にドラムがせりあがって登場し、ブライアンがロジャーを紹介するとブライアンに渡すギターを持ってロジャーが歩いて前にでてきた時に観客が一足早いハッピー・バースディを歌ってお祝い。「サンキュー。明日だよ。」といってちょっと照れるロジャー。そのあとの「These Are the Days of Our Lives」はロジャーが立って歌いましたが手に持っていたドラムスティックで途中何度かドラムのシンバルをチン!と叩く姿に何だか愛嬌を感じました。


そのあとはアダムが登場してロカビリーに踊りながら「Crazy Little Thing Called Love」、続けて「Under Pressure」をキャットウォークステージで披露!



以前のツアーではロジャーが歌っていた「A Kind Of Magic」は今回アダムが歌い、後ろのスクリーンに映しだされる映像がキラキラしていてまるでマジックが起こりそう!曲の後半でキャットウォーク先端にでてきたブライアンのギターネックの先から花火が撃ちあがると「わぁー」と観客の歓声が!曲の最後にはアダムが手に持った筒からも花火がシュパ、シュパ、シュパ、シュパと打ちあがり再び歓声が!



「I Want to Break Free」ではギターソロが始まるとブライアンは上空のディスコボールから放たれる光にとり囲まれ、ギターソロのあとアダムが光線の中に加わり2人でその場をぐるっと回ったりとっても楽しそう。そのあとはステージが暗くなりレザー光線が放たれ「You Take My Breath Away」の一小節が流れた後アダムが感動的に歌い上げる「Who Wants to Live Forever」に酔いしれました。


ブライアン・メイのギターソロは天体物理学博士でもあるブライアンにぴったりの宇宙空間が広がり、小惑星の上に立ったブライアンの泣きのギターが会場中に響き渡りました。そのあと宇宙空間から地上に降り立ちレザー光線がふりそそぐ中キャットウォークステージに走り出てくるブライアンはとっても嬉しそう。



最後の方のセットリストはかわってないので毎回「Radio Ga Ga」のイントロが聞こえてくると、あぁ、もうすぐ終わっちゃうという寂しい思いがしながらも皆一斉に”Radio Gaga” で上にあげた両手をパンパン。



そして聞こえてきたのは ”Is this the real life? Is this just fantasy?” あぁ、ほんとにもうすぐ終わっちゃう。青い一筋のライトにアダムが照らし出され始まったのは「Bohemian Rhapsody」!ギターソロが始まるとサイボーグ姿のブライアン・メイがせりあがって登場!ソロの後はこの曲のMVでもおなじみのフレディ、ジョン、ブライアン、ロジャーの姿がスクリーンに映し出され、レザー光線とライトが美しく、ちょっと感傷的な思いも加わりじわじわ感動がこみあがってきました!

”Nothing really matters, Anyone can see,
Nothing really matters,
Nothing really matters to me
Any way the wind”
のあと最後に観客が ”blows” を歌い「サンキュー!グッドナイト!」とアダムが挨拶したらライトが消え大歓声が沸き上がりました。



アンコールを求める声がだんだん大きくなり、しばらくすると白の上下に黄色のジャケットを着たフレディがステージ前に降りていたスクリーンに現れ、観客にAy-Oh(エーオ)と呼びかけ観客が答える。フレディとのコール&レスポンスが終わると聞こえてきたのはズンズンチャ!ズンズンチャ!「We Will Rock You」のイントロだ!ステージ前のスクリーンの枠が上昇し正面のスクリーンにはフランクが映し出され、ステージには待機していたブライアン、ロジャー、パーカッションのタイラー・ウォーレン、ベースのニール・フェアクロー、キーボードのスパイク・エドニー が現れ、最後に横から王冠をかぶったアダムが登場!そしてラストソングは「We Are the Champions」だ!ブライアンとアダムはキャットウォークステージに歩いて出てきて最前目の前かぶりつきでこの曲の生ライブが見れるとはもう最高に幸せ!曲のエンディングで白の紙吹雪が舞い上がり、それを浴びながら演奏を終えたときの2人のやり遂げたぞ!って感じの満足そうな笑顔がとっても印象に残りました。
ライブが終わった後は「God Save the Queen」が流れる中メインステージ前にツアーメンバー皆が集まり皆そろってお辞儀、そのあとは順番にタイラー、ニール、スパイクの3人、続いてアダム、最後にロジャーとブライアンが前に出てお辞儀。


大歓声の中皆に手を振ってステージを去っていくと、ステージ中央のスクリーンにフランクが登場し皆に手を振ってバイバイ!あぁついに終わっちゃった。約2時間半弱始まったらもうあっという間でした。タンペレ両公演ともセットリストは同じでしたが、今回ツアーの多くの公演であった「The Show Must Go On」がなかったのはちょっと残念でした。でもきっとShow must go on!でふたたび生のライブをみる機会がやってきますように!
ところでスマホでの撮影は可能だったので、ラスト目の前の映像を撮っていたつもりで、はぁ、、、終わっちゃったぁぁぁぁ!と録画停止のボタンをタッチしたつもりが、あれ?あれ?録画がスタートしたではありませんか、、、と思ったら撮れてませんでした(泣)というオチつきでしたが、最後のブライアンとアダムの満足そうな笑顔は脳裏に永遠に残るでしょう!今回コロナで果たして最後までキャンセルなしにツアーができるかどうか心配だったけど、全36公演無事終えることができてほんとによかった!そしてなんといっても感動をありがとう!フレディがなくなった時には正直Queenはこれで終わりかな、、、と思ったこともありましたが、終わりではなかった!

アダムはいつもフレディを讃えることを忘れていません。そのうえでQueenの素晴らしい楽曲を皆でお祝いしよう!と毎回言ってますが、まさにその通り!Queenが生み出した数々の名曲を生のライブで会場が一体となってみんなでお祝いし楽しい時間を一緒に過ごす!ほんとに楽しくってあっという間でした!ブライアンとロジャーは高齢になってはきましたが、近い将来またお目にかかれる日がやってきますように!どうか元気でいてくださいね。

<Queen + Adam Lambertタンペレ公演>
(Innuendo)
1. Now I'm Here
2. Hammer to Fall
3. Somebody to Love
4. Killer Queen
5. Don't Stop Me Now
6. In the Lap of the Gods
7. I'm in Love With My Car
8. Bicycle Race
9. Fat Bottomed Girls
10. Another One Bites the Dust
11. I Want It All
12. Love of My Life
13. '39
14. These Are the Days of Our Lives
15. Crazy Little Thing Called Love
16. Under Pressure
17. A Kind of Magic
18. I Want to Break Free
(You Take My Breath Away)
19. Who Wants to Live Forever
20. Guitar Solo
21. Tie Your Mother Down
22. Radio Ga Ga
23. Bohemian Rhapsody
(Ay‐Oh)
24. We Will Rock You
25. We Are the Champions
(God Save the Queen)

文&写真:Hiromi Usenius

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